基本書~はね…色々な『はね』を習得しよう\(^o^) | 心を癒す清美な書芸術の追求・書道家 鈴木曉昇

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    書芸術を通じ、人の心を豊かにする事を目標に研鑽しております

今回の基本書は、『 はね 』を動画とともにみていきます。

『はね』には
様々な種類がございますので、
一つ一つ穂先の通る位置を確認しながら
習得することをお勧めします。


1.基本形

 まずは基本のはね動画を2本みてみましょう。





 次に穂先の通る位置を確認しましょう。

 
$心を癒す清美な書芸術の追求


 ポイントは、
 ①穂先は左を通る。
 ②はねる直前は、下を逆三角形に
 ③毛の弾力を利用し、穂先に毛をまとめながら
   横にはねるイメージ

 です。

 また、句や馬のはねは、
 弧を描くようなイメージで
 はねるといいと思います。


2.基本形2

 『にすい』や『さんずい』のはねになります。
 では動画を見てみましょう。


  
 次に穂先の通る位置を確認しましょう。

 
$心を癒す清美な書芸術の追求


 ポイントは
 ①斜めに突き刺して毛の弾力を利用する
 ②穂先は上を通るイメージ

 です
 

3.応用

 応用では、風構えや、元の最終画に使用されるはねを見てみます。



 次に穂先を通る位置を確認しましょう。

 
$心を癒す清美な書芸術の追求


 ポイントは
 ①最初の穂先は左側を通り、中程で中央に、
   はねる直前には穂先は上になる。
 ②元などのはねは、折り返しのときに穂先が上になる。
 ③はねるときの穂先は左を意識して、
   左にまとめるようにはねる。

 です。


4.基本のはねが入った文字…測

 美しい楷書の三原則も意識しながら見てみましょう。
 


 仕上がりは下記のようになります。

 
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5.応用のはねが入った文字…風
 
 風の文字が綺麗にみえるかどうかは
 風構えが堂々としているかによると思います。



 仕上がりは下記のようになります。

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以上長々とみてきましたが、
綺麗にはねることで、
文字に流れと勢いが出てくると思います。
ご参考にして頂ければ幸いです_(_^_)_