依頼していた
『暁昇』の『雅号印』
が出来上がってきました^^
作品に試し押ししたくなり、
草稿も兼ねて、条幅(じょうふく)で
漢詩を書きました☆
それはそれとして
今回のテーマですが、タイトルにある通り、
墨継ぎを意識しながら条幅作品を書くと、
『 にじみor墨が濃い部分 』と『 かすれ 』の
対比により、作品が立体的になります。
1.条幅作品
書いた草稿作品は以下になります。
2.墨継ぎの位置
少々写真では分かりにくいかもしれませんが、
墨継ぎの位置は、一文字目を含め、赤マークのついた5箇所になります。
行草作品における墨継ぎの位置で意識することは、
それぞれの墨継ぎを線で結んだ三角形が、
「正三角形にならないこと」
だと思います。
この草稿作品は3行書きなので、
二等辺三角形の墨継ぎ位置もありますが、
2行書きの場合は、
「二等辺三角形にもならずに」
「いびつな三角形の墨継ぎ位置」が好ましいです。
いびつな三角形の墨継ぎにより、
作品に変化を持たせる効果があると思います。
今回は、墨継ぎを意識した作品効果を見てみました。
こらから、条幅も挑戦しようと思っている方、
ご参考にして頂ければ幸いです_(_^_)_
私事なので、おまけですが、
下の写真が出来上がってきた雅号印です☆
入れ物も可愛く気に入りました♪
今回は記念なので発注しましたが、自分でも久々に
石材に彫ってみようと思います(^^ゞ
※宋時代の居簡の秋を歌った詩。
なお、印は2箇所捺してありますが、
2箇所捺す場合は、『上が姓名印、下が雅号印』
の順で捺します。