銀花~背景色・墨色によっても作風が変わる\(^o^) | 心を癒す清美な書芸術の追求・書道家 鈴木曉昇

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新しい雅号について、多くのコメントやメッセージ

有難うございます_(_^_)_


その感謝の意味も込めて…

ご依頼があった「花」をUPします☆



以前、「乱れ咲く秋花」というテーマで

ブログをUPしましたが、

その花の形をベースに、

紺紙に銀汁で書きました☆


今回、これをUPした意図として、

デザイン書の場合、

背景色や、墨色によって同じ形の字で

あっても、印象が変わってくることを

お伝えしたいと思ったからです☆


では比べてみましょう(^^)

①今回:紺紙に銀汁で書いた花

$心を癒す清美な書芸術の追求



②前回:背景を薄紫にし、黒墨で書いた花

$心を癒す清美な書芸術の追求



 ①の場合は、より銀汁が目立つように、紙を縦長にし、
 上下の余白を多くとっています。

 このことで、②と比べて、より凜とした感じを出し
 どことなく高貴な感じを醸し出すように心掛けました☆

 一方、②は背景を薄紫にすることで、風に打たれても倒れない
 しなやかさを出そうとしております☆

 私はそのように心掛けましたが、
 おそらく、皆様各々感じ方は異なると思います。
 (そこが芸術のいいところだと感じています♪)

 前回の花の解説では
 「イメージによって作風も変わる」
 とお伝えしましたが、
 「使う材料によって作風も変わる」
 ことも感じて頂けたら幸いです(^^)

 皆様、花の咲く一日をお過ごし下さい_(_^_)_