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今朝は,とんでもないニュースから始まりました。

 

 

※リンク:NHKニュース「米トランプ政権 エルサレムをイスラエルの首都と認定へ

 

※日テレNEWS24「トランプ氏“米大使館をエルサレムに”

 

 

各国の大使館は,一般的にその国の首都に設置します。

アメリカならば,ワシントン。

イギリスならば,ロンドン。

中国ならば,北京。

 

※参考:外務省「在外公館リスト 目次

 

 

では,イスラエルはどうかというと……「テルアビブ」という都市です。

 

※参考:外務省「在イスラエル日本国大使館

 

あれ?

地理の授業で学習しましたよね?

イスラエルの首都は「エルサレム」だと。

 

これはどういうことかと言うと,皆さんもご存じのとおり,「エルサレム」という都市は,ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の各宗教にとって“聖地”とされている場所です。

イスラエルは事実上ユダヤ教の国ですから,イスラエル(ユダヤ教)の首都がエルサレムだとすれば,他の宗教からすれば「ちょっと待ちなさい」ってことになる。

宗教上,非常にデリケートな場所なのです。(←すみません,この箇所を削除します。)

 

「エルサレル」という都市を首都と認めるということは,イスラエルが行ってきた占領政策を実質的に認めることになります(←編集し,追加しました)。

 

そのため,他所の国からすれば,大使館をエルサレムに設置する=イスラエルの首都はエルサレムだ!と宣言することになり,デリケートな問題に触れざるをえなくなるため,テルアビブに設置しているわけです。

 

 

以上のことからもわかると思いますが,アメリカ(というか,トランプ)は,非常にデリケートな問題に触れたことになる。

いや,“踏み込んだ”ことになる。

 

イスラエルとイスラム諸国の間の対立を,無意味にあおることになる。

しかも,アメリカの仲介はまずもって不可能なものになると予想されます。

 

 

本当に,これは困った。

公務員試験に出る出ないもそうですが,それ以上に“外交”という面で,非常に困ったことになりました。

 

昔は,私自身こういう“どっちつかず”の状態が好きではなかったのですけど,学ぶことで歴史的な背景や各国の政治的パワーバランスなどを知ると,“どっちつかず”も仕方ないことがわかってきました。

 

 

そういう意味で,トランプくんはもう少し学んだほうがいいのではないかと思ったりもする。

 

ってか,はよクシュナーを外したほうがいい(フリンの件もあるし)。