昨日少し触れましたが、「平成28年度 行政書士試験」の試験委員名簿が公表されているのを見つけましたので、ご報告させていただきました。

昨日は公表されていることをご報告しただけで終わってしまってましたので、今回は、少し突っ込んでお伝えしたいと思います。

 

なお、先生方の担当科目は、私の個人的な推測ですので、その点はご容赦ください。

 

ほいじゃあ、行きますか。

 

1 憲法

東京大学教授 石川健治

一橋大学教授 只野雅人

※ 退任1名→東京大学教授 林知更

 

「憲法」は、林先生が退任されたこと以外、大きな変更はありません。

任期の長さもあり、そろそろ石川先生は退任されると思っていました。

そのため、先生の留任に個人的には一番驚いています。

 

2 行政法

中央大学教授 牛島仁

早稲田大学教授 岡田正則

立教大学教授 神橋一彦

国際基督教大学准教授 寺田麻佑(新任)

一橋大学中央大学教授 野口貴公美

※2016年10月より「一橋大学教授」に就任されました。

一橋大学教授 山田洋

※ 退任1名→國學院大學教授 高橋信行

 

「行政法」は、高橋先生が退任され、寺田先生が新しく入られました。

寺田先生の「教育実績」の中に興味深いものを見つけました。

行政法の問題全体に関する質の向上に期待したいところです。

 

なお、メンバー全体を見ると、“屋台骨”と思われる方々は替わっていません。

そのため、傾向が変わることは想像しがたいです。

 

3 民法

明治学院大学教授 大木満

早稲田大学教授 鎌野邦樹

立正大学教授 舟橋哲

慶應義塾大学教授 武川幸嗣

※ 退任1名→創価大学教授 花房博文

 

「民法」は、花房先生が退任されました。

昨年度に比べ1名少ない状態です。

「行政法」と同様、“屋台骨”そのものは替わってませんから、傾向が変わることはないでしょう。

 

4 商法

國學院大學教授 中曽根玲子

早稲田大学教授 箱井崇史

一橋大学教授 山部俊文

 

「商法」は、新任も退任もなく、現状維持です。

まぁ気にすることはないかと思います。

 

5 政治・経済・社会

東京大学教授 金井利之

法政大学教授 坂根徹

日本大学教授 沼尾波子

※ 退任1名 大正大学教授 吉田俊弘

 

「政治・経済・社会」は、退任1名です。

傾向や問題数に変更はないでしょう。

ただ仮に昨年度と同様7問作問するとなると、1名あたりの負担が少し大きくなります。

そのため、過去問からの再出題の可能性が少し上がるかなぁ?と個人的には思っています。

 

6 情報通信・個人情報保護

成城大学教授 指宿信

獨協大学教授 多賀谷一照

※ 退任1名 筑波大学准教授 石井夏生利

 

「情報通信・個人情報保護」は、石井先生が退任されました。

もしかして寺田先生は、こちらも兼任かなと思ったりもしています。

情報法制にまつわる法令やIT用語からの出題が相変わらず続くでしょうから、このあたりは準備をきちんとしておきましょう(「少ない人数でも作問できる」という裏事情もあったりする)。

 

7 文章理解

筑波大学教授 石塚修(新任)

※ 退任2名 (元?)埼玉学園大学準教授 須藤敬、田園調布高等学校教頭 鈴木信好

 

一番大きく替わったのは、「文章理解」です。

今まで作問されていた先生方が一斉に退任され、新しい方が入りました。

傾向がガラリと変わる可能性が十分にあります。

石塚先生のプロフィールを拝見させていただきましたが……イヤな予感しかないという。( ̄_ ̄ i)

 

 

以上です。

今年度は、合計21名の試験委員により問題が作成されることとなります。

 

近年の受験生減少の影響によるものか分かりませんが、試験委員の数も減少し、少しコンパクトな体制になったようです。

 

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