今日は4日目、朝8時、湖水地方からリバプールへ、バスで約
150km、イギリス西側を南下します。
こちらの景色もスコットランド同様、牧草地と羊さんでした。
写真は、アルバートドックといわれているようで、1846年に建設された世界初の耐火性倉庫だそうです。2004年に「海商事都市リバプール」として世界遺産に登録されたそうですが、再開発により現代建築と混在するようになり、2021年には登録を抹消されたそうです。なお、世界遺産を抹消されてしまった地点がここの他にあと2地点あるそうです、オマーンとドイツとのことですので、興味があったら調べてみてください。
この、アルバートドックには、ビートルズの博物館である、「ザ・ビートルズ・ストーリー」がありましたが、私はそこには入らずに、その隣のビートルズ専門のお土産屋さんに入りました。そのお店が、下の写真です。
この後は、ビートルズ発祥の地マッシュストリートとキャバンクブです。
キャバンクラブは、ビートルズデビュー当時にライブを行っていた場所とのことでした。
私の隣にいるのはジョンレノンでしょうか?
等身大とのことですので、あまり身長は高くなかったようです。
そして、午後はチェスターです。実は私、直前まで、チェスターでなく、マンチェスターへ行くのだと思い込んでいたのです。
マンチェスターと言えば、高校の地理で学んだ、綿工業で栄えた産業革命の地ですね。でも、今回行くのは違います。チェスターです。ガイドさんによるとチェスターは、イングランドの西の端に位置して、隣のウエールズからの攻撃を守るところに位置していた。そのために、街の周りを塀で囲んだ城郭都市となった、とのことでした。城郭は今でもちゃんと街を囲んでおり、1周およそ3.2kmを歩いて回ることが出来るとのことです。
城郭の東側にはヴィクトリア女王の即位60年を記念して設置した、イーストゲートクロックがあります。
上の写真がそれです。
ヴィクトリア女王はご存じですか?高校の世界史で学習しましたね。(理系の私は世界史を選択し失敗しました。)19世紀、イギリスが世界の1/4を支配した大英帝国時代の女王様で、18歳で即位し、81歳まで生きたそうです。その女王の即位60年を記念して設置したそうです。女王が78歳の時で、亡くなる3年前ですね。
塀の外は、まるで別世界ですね。
上の写真がチェスターの街の代表的な建物になります。白い壁と黒い木組みに象徴され、隣の家と2階部分でも繋がっており、まるで商店街を通るように、2階部分が歩いて通過できます。「ザ・ロウズ」と言うそうです。
そして、最後は、チェスター大聖堂です。ベネディクト会の修道院だったチェスター大聖堂は、ノルマン様式からゴシック様式まで、さまざまな建築様式が融合しているそうです。私たちが訪問した時は、ちょうどミサが始まる時で、続々と人が集まってきました。
ステンドグラスも素晴らしかったです。
実は、我が家はステンドグラス好きで、自宅の玄関部分にステンドグラスを使っています。
チェスター大聖堂と比べると、寂しいですね。
以上でチェスターを離れ、東へすすみ、ロンドンの西、コッツウォルズへ向かいます。