行政手続きの99%がオンライン対応可の国エストニアとは | 行政書士開業しました

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これまでは会社員として地域の皆様のために働いてきましたが、これからは行政書士として個人として地域の皆様のお役立ちができればと思っています。

エストニアという国をご存じですか?

ロシアの西、ポーランドの東、バルト海に面し、九州程度の面積に人口130万人が住むエストニア人の国で、1991年にソ連より独立した国です。

この国は、公共サービスの99%がオンラインで24時間年中無休で利用可能、当然行政機関に列は無く、選挙も43%が電子投票、引っ越しの時には、オンラインで住所変更すれば、電気もガスも通信も銀行も、手続き不要で全てが変更、官民一体で電子化を進めている、国だそうです。(ちなみに、オンライン化されていないのは、結婚と離婚とか。)

 

何故こんなにITが発展したかというと、91年の独立時に、特段の産業もなかったこの国が、また再びロシアやドイツに侵略されないように、時の若い大統領がこの国を大きくIT化に舵を切り、広くITの人材を迎え入れ、教育にも大胆にITを取り入れ、見事IT国家になったとのことです。(日本で最も著名なエストニアITの成果といえば、Skypeで、これはこの国のエンジニアが考え出したとのことです。)

そしてさらにこの国では今、仮想住民(電子住民)の制度を採り入れ、実際に住んでいなくても、オンライン上で住民登録ができ、会社の設立や近郊口座の開設なども、実際に住居が無くても、オンライン上で可能ということで、IT系スタートアップ企業の設立時には、迅速な対応が可能とのことです。(日本人も2900人程度がこの電子住民になっているそうです。)

日本は、ITではエストニアに10年程度遅れているということですので、10年後には日本の行政手続きの99%がオンライン化されることが予想されます。今後私は行政書士として何を行っていくのが一番社会の為になるのか、考えなくてはいけないと思っています。