前回の続きです。

 

 

先週金曜日、急用ができて、旦那に車を出せるか確認したところ、

しばらくして戻ってきて

もう、あの車が走ることはない

とキッパリ言い放ったのです。

 

え?あれだけ修復措置してきて、ここに来て急に?

なんでも「セルモーター」なる部品がダメになったそうです。

エンジンがかかりにくくなって、セルモーターに負担がかかり故障した。

この二次災害によってセルモーターを修理しなければ車は走らない、、、

さすがの旦那ももうこれ以上の延命措置は諦める気になったようです。

 

 

今は もーぅ 動かない その くーるーまー

 

 

こんなとき、つくづく心に沁みる名曲です。

(今更になって思い出したけど、この曲、「大きな古時計」ってタイトルだったんですね。

「おじいさんの古時計」って間違えて覚えていました。)

 

 

 

仕方ないから用事は自転車で済ませて、金曜日の晩は、ビール飲みながら車の話です。

 

「いやいや、もうちょっとイケると思ってんけどなぁ」

「どうする?お正月は(義実家に)車で行かな無理やで」

「新車はまぁ、正月には間に合わんな、とりあえず、中古車屋行ってみるか」

「みんなで力を合わせて直せばいいんじゃない?」

長女(4)も大人の話に割り込んできます。前向きな意見でよいと思います。

 

中古車屋はなんとか自転車で行ける範囲にあるようです。

私は今まで通り「7-8人乗り」、旦那はミニバンの5人乗り、ディーゼル車が希望です。

壊れた車は地球に優しくないディーゼル車でした。

今は地球に優しいディーゼル車が出ているようですね。

 

さて、翌日、旦那は電動アシスト自転車の前後に子供たちを乗せ、私はママチャリで

中古車屋「BM」へ行ってみました。

今の中古車屋ってとってもきれいで、昔の雨ざらしの車陳列の横にちょっと小屋みたいなのがついているイメージとは大きくはずれていました。

自転車で来る人はあまりいないようです。

「車持ってない家族なんだな」とみせといてフタを開けたら「車が壊れた家族」。

小さい子供を自転車に前後に乗せて、車購入を焦っている様子。

父親はみすぼらしい恰好をしている。

 

以上の事象より、「車が壊れて、慌てて安い車買いに来たんだな」って店員さんに絶対見透かされていたと思います。

旦那が車の希望車種(トヨタのH、三菱のD)を伝えると

「どれも今、人気がある車です。だいたいこんなところでしょうかね。」

と何種類か見せてくれました。今は現物の車を見るのではなくて、壁のパネルで見るんですね。これなら家でネットみてるよりは少し大きく映っているだけで、それ以外は大差なし、です。

そして、しばらくしてから、オークション中の車もプリントアウトして「ご興味があればがんばりますよ」と出してくれました。

旦那の第一希望の車種Hは本当に人気があるようです。中古車としても新車よりちょっと安い程度、「こんな中途半端なら新車がいい」、と旦那は言います。

「新車で買うと、半年、一年待ちですよ」

・・・ほんまに?中古車屋の店員さんだから話半分に聞いても納車に何か月もかかるようです。

 

中古車屋さんではポップコーンももらえるし、飲み物の自動販売機も無料でボタン押せる、、、子供たちも大喜びです。でもそれも長くは続きません。

子供たちがポップコーンも食べ終わって、キャッキャと場内をウロウロしだしてからは

放っておくわけにもいかず、私自身は車選びは諦めて、「決定は任せるわ、同じ型式で色選べるなら白、黒以外」と子供たちの世話を始めました。白、黒の車が嫌いなわけでもなんでもないのですが、広い駐車場で同じような車がたくさんあると自分ちの車と識別しやすい色が便利なのです。もう、こだわりなんて何にもなくてただただ便利なほうへ流れる年代なのです。

 

助かったことに、ちゃんとキッズコーナーもあってそこではちびっ子が好きそうなアニメが流れていて、塗り絵ができる机と、ロディがありました。

 

 

 

そのアニメにも、塗り絵にもロディにも飽きて、子供たちがまたキッズコーナー場外へ出るようになり、私も「もう勘弁してー」とヘトヘトになったころ旦那も「終わった」とこちらに来ました。

 

 

結局何の車になったかというと、我が家の車の新型(といっても10年前の)にしたとのこと。この車、昔はまぁまぁ人気があったのに今はあんまり、、、という車です。(日産のE、、、もうお察しでしょうか)急遽の購入なのでディーゼル車希望は諦めた、長く乗る気はない、とのこと。

値段は私が中古車としてこれくらい、、、と想定していたよりかなりお安い100万円台です。そりゃ古いから当然ですね、走行距離もそこそこいってますし。

それにしても100万円台の車って中古車でも相当安い部類ですが、普通に考えたら、100万円って高い買い物ですよね。現に長女(4)のお習い事で検討中のピアノだって、長く続けるかどうか分からないのとマンション暮らしですので、一番安い電子ピアノから始めようとしてます。電子ピアノなら100万でかなりいいものが買えます。なのに車となると、「なんだ100万か」となるわけなので、車ってつくづくお高いですね。

 

 

月曜日はマンションお隣の育児休暇中のママ友さんと近所のカフェでランチでした。

早速車が壊れて慌てて買った話をすると、ママ友さんの弟さんの新車は、ディーラーから40万ディスカウントの提示があったが夫婦二人でさらに10万ずつまける交渉をして、60万の値引きに成功したんだそうです。

「新車なら値引きはお願いしただろうけど、中古車は無理だろうと思ってたわ」

「いや私なら、「今日はこれで、他も見てから決めます」って言いますね、そこで相手がどう出てくるか、です。」

 

そうかー。中古車の値引きは「アウト of 眼中」でした。

5万~10万くらいいけたのかもしれませんね。

うちの旦那、風貌が「反社」なのに値引き交渉が大の苦手です。

家電売り場でも「こんだけ買うからちょっとまけて」が言えず、そのまま買ってしまいます。

そういう私も苦手。苦手夫婦なので、新車でもおめおめと定価で買ってしまう恐れありです。

 

 

さて、今度の車について旦那は「5年乗って、次は計画的に新車」と言ってますが実際はどうなることやら、、、です。

今までとんでもなく古い車に乗っていたので、10年前の車でも

「おおー!両方のサイドドアが開く~」

「自動で開く~」

など

なんでもないようなことが幸せに思うのでしょうね。

 

 

 

それとは別に、最近のトヨタのAや、Vって、、、顔が怖すぎませんか?

キャンプ仲間の友人がVの新車に乗っていますが、

「なんか知らんけどみんなよけてくれる」

と言ってます。

「顔が怖いからや~」

私がフジモンみたくツッコミます。

あれが最近の車の流行顔なようですが、個人的には昔のまるっとしたほうが好みです。そういう意味では今回の車がちょうどいいのかな。

 

 

ちなみに今度の車、東村山から運ばれてくるみたいです。

東村山といえば、大好きな志村けんさんの生誕の地ですから、ちょっと嬉しいです。

 

 

今度の車が自宅にやってくるのは2週間後です。

それまでに旦那には夜逃げ仕様の今の車を整理してもらわなくては。