BYD ドルフィン ロングレンジ First Impression
BYDの日本向け第二弾のドルフィンに試乗してきました。
ドルフィンには駆動用バッテリーの容量違いで
2グレードあります。
44.9kWhのものと
今回試乗したロングレンジバージョンがあります。
車体サイズは日本で使いやすいサイズで
全長/全幅/全高/ホイールベースmm
4290/1770/1550/2700
車重:1680kg
パワーユニット:204ps/310N.m
駆動用バッテリー:58.56kWh
ちなみに駆動用バッテリー44.9kWhですと
モーターの出力が95ps/180N.m
になります。
ベースプラットフォームはATTO3と同じものを使用しているそうです。
内装などはかなり凝ったデザインをしています。
内側のドアハンドルはイルカの胸ビレを模したものですし、
波をモチーフにしたデザインもいろいろなところに。
外装は好みの分かれるところですが、
リヤ周りは幾何学模様のテールランプが特徴的です。
独特のシフトボタンでドライブに入れ走らせます。
ドライブモードはECO、ノーマル、スポーツ
回生ブレーキについてはノーマルとハイがありますが、
思っていたよりも回生ブレーキ力は弱いです。
走りは引き締まった感じの印象ですが、
乗り心地もよく、足もしなやかに動いて走りは気持ちがいいです。
路面の荒れたところでは、多少ロードノイスが気になりますが、
静粛性は高く静かでした。
街中ではECOモードでも十分に走ります。
走りはじめはATTO3同様近接音を車内にも聴かせるので煩わしさは
あるものの音色は心地いいものになっているので
この辺は許容できそうです。
全体的にまとまりもよく、乗り心地、走りもいいのですが、
気になる点は、
回生ブレーキ力が弱いところと
ブレーキペダルのストロークが長いところ
無反応区間が長く、それとペダル剛性が低いのか
タッチはシャキッとしていないところが気になりました。
「運転じょうずなドライバーになることがモノいえるユーザーの第一歩」
(三本和彦)