IONIQ 5 N Track Day 特別先行試乗会に参加してきました | ギョォォォオサワのミッドナイトガレージ-コラム「driver's mind」

IONIQ 5 N Track Day 特別先行試乗会に参加してきました

日本にやってきました!Nが。



IONIQ 5 Nの特別先行試乗会に行ってきました。


とにかくどんなクルマなのか楽しみにしていましたが、

Trackで貴重な体験をしてきました。


Nはヒョンデの開発“ナムヤン”と“ニュルブルクリンク”の頭文字をとったものだそうです。

メルセデスでいうところのAMGやBMWでいうところの“M”に相当する

ブランドと思っていただければいいかと思います。


まずは、ヒョンデという会社の説明や

“N”というブランドの狙いや方向性などのプレゼンテーションを。



なんとヒョンデは世界販売台数第3位なんですよね。

会社自体も大きなグループ会社なんです。


さて、アイオニック5Nですが、

本物の「ハイパフォーマンスEV」をうたっています。

それだけにボディー補強もしっかりおこなっています。

スポット溶接だけでも42ヶ所したとのこと。



サーキットを走ってわかるのは、サーキット走行での高負荷な状態でも、

ボディーがよれる感じはしませんでした。


ステアリングにいっぱいスイッチが付いていますが、

いろんなカスタマイズメニューが登録できたりするそうです。



今回はサーキット走行とドリフト体験、ローンチコントロール体験と

大体メディア試乗と同じようなメニューです。


N e-Shift

N Active Sound+

N Grin Boost (NGB)

N pedal

N Launch Control

N Drift Optimizer


などなどをわずかな時間で体験していきます。


久しぶりに競技で使用していたヘルメットを持参で体験してきました。

全てプロドライバーが同乗しての体験でしたが、

かなり楽しめました。



先導車付きでしたがかなりペースが速かったです。


ノーマルモードから徐々にいろんなモードを体験させてもらいました。


足回りは日本向けに開発しただけあってしなやかでいいものでした。

ただ、プロドライバーの方の運転の同乗走行も体験しましたが、

サーキット走行ではロールが大きく出るのと

その時に重さを感じてしまうところが気になりましたが、

タイヤがこのアイオニック5N専用チューニングということもあり、

横に流れていくことはありませんでした。


面白かったのはN e-Shiftですね。

モード変更するとなんとタコメーターが表示されます😅

そして通常回生ブレーキの強さを変更するパドルは

マニュアルトランスミッションのパドルへと変わります。

全て擬似的な演出にも関わらず合わせ込みがしっかりされてて、

エンジン車を乗っている感じがします。

シフトショックやシフト変更時のちょっとした挙動の乱れなども

キチっと再現されていて、

音もシフトダウンするとバックファイヤー音がする演出も。

これはエンジン車に乗ってきた人にはたまらない演出ですね。



走っていて危うさがないところがいいですね。


N Grin Boost (NGB)ですが、

10秒間、最高出力を650psにブーストするというモードですが、

ステアリングの赤いボタンを押すとそうなるのですが、

身体が上に持ち上がるような加速をします。

正直この加速はサーキットですがやばいと思いました。

ドラポジの合わせ込みと4点以上のシートベルトを着用していないと

的確にコントロールできないです😅



そして、N Launch ControlもNGB同様の加速です。


どちらもソリッドで暴力的な加速ではなく、

ちょっとタメがあって後半伸びる加速をします。


しばらくモータースポーツ競技から遠ざかっていた

私にはちょっときつかったです😅


N Drift Optimizerは容易にコントロールできるというわけではなく、

ドライバーのコントロール領域をかなり許容するシステムで

反応が速いのでコントロールするのが難しかったですが、

こちらも楽しめました。


BEVも第二世代へと変わってきていますが

それを象徴する1台がこのアイオニック5Nだと思います。


ファーストエディションの予約受付は終わっていますが、

通常のライナップとして販売するとのこと。


“N”モデルの次の展開が気になりますね。


最後にパワーユニットは





センターコンソールはニーパッド付きの専用のものに

通常モデルでは光る部分がスリットになっていてバッテリー冷却対策も


「運転じょうずなドライバーになることがモノいえるユーザーの第一歩」

(三本和彦)