ランドローバー レンジローバースポーツ D300 First Impression

以前から気になっていた新型レンジローバースポーツに試乗してきました。

ボディースタイルはアイアンマンのような😅

横基調のフロントフェイスとリヤスタイル。

レンジローバーとは違って若々しい雰囲気を醸し出しています。

パワートレインは

直列6気筒　2993cc ターボディーゼルエンジンにマイルドハイブリッドを組合せせて

8速オートマチック変速機を搭載し4輪を駆動させます。

パワーユニットはレンジローバーと同一で

この新型からはプラットホームがレンジローバーと共有となっているそうです。

車両についての細かなレクチャーを受けて試乗スタートです。

走り出しはやはりマイルドハイブリッドのおかげもあって滑らかです。

エンジン振動は細かな振動と音を伝えてきます。

この辺がレンジローバーとの差別化がされているように思いました。

乗り心地はエアサスのおかげもあって滑らかでいいものでした。

もう少しコツコツしたところがあるかと思っていましたが、

いい意味で裏切られました。

ある程度エンジン音と振動を伝えてきますが、

ロードノイズはよく抑えられていて試乗中はあまり気になりませんでした。

速度が乗ってくるとステアリングの切り始めに

手応えを(半力を大きくして)与えて切りすぎないような味付けがされています。

ドライビングモードはかなり細かく設定できるのですが、

普段はオートモードで充分に感じました。

ダイナミックモードでも走りましたが、

アクセルペダルの動きに対してエンジンの反応もよく、

スピーカーからV8相当の音が出てきて、

中々の重低音を聴かせてくれますが、

それが煩わしくないようにチューニングされています。

ダイナミックモードでの乗り心地は少し引き締まって

元々ロール量は少ないですが、段差を乗り越えた時の

おさまりもいいですが、それでも乗り心地はいいです。

重量も重く、車体も大きいクルマですが、

それなりにスポーティにも走れて乗り心地もよく

静粛性も高く快適に走ることができるクルマでした。

レンジローバーに乗り味を寄せていると

聞きましたが、レンジローバーとの乗り味の差別化は

きちんとされていて、どちらがいいかはちょっと悩みますね。

それだけ仕上がりがいいクルマでした。

「運転じょうずなドライバーになることがモノいえるユーザーの第一歩」

（三本和彦）