HELLO NISSAN ブランド体験コースでプロパイロット2.0を体験inセレナ | ギョォォォオサワのミッドナイトガレージ-コラム「driver's mind」

HELLO NISSAN ブランド体験コースでプロパイロット2.0を体験inセレナ

HELLO NISSAN ブランド体験コースでハンズオフドライブ体験コースに行ってきました。

 

 

以前にプロパイロット2.0の体験はしており、

今回は新型セレナでの体験です。

 

まずは、新型セレナの試乗は初なのでちょっとした概略を

 

今回の試乗者はルキシオンというグレードで

このグレードのみがプロパイロット2.0が使用できます。

(ちなみにこの機能を使うにはニッサンコネクトのプロパイロットプランの加入が必要)

 

 

そしてパワーユニットはePowerで新世代のものが搭載されています。

1,433cc 直列3気筒ガソリンエンジン(98ps123N.m)を発電機として使用し

163ps315N.mのモーターで前輪を駆動させます。

 

いろいろ特徴はあるものの私としての注目ポイントは

この新世代のパワーユニットと

クルマ酔いを軽減させるための工夫がされているところ。

臭覚や視覚に対していろいろと研究結果がこのクルマに採用されています。

(詳しいことはぜひHELLO NISSAN ブランド体験コースでブランドクルーの方からお聞きになってください。)

 

そしてこのルキシオングレードの特徴的なところとして、

運転席、助手席、フロントガラスに遮音ガラスが採用されれているところ

外からの音がよく遮音されています。

 

走り出してみるとモーター駆動による滑らかさと力強さがいいですね。

それと、エンジンがかかった時の音はかすかに聞こえる程度。

振動も走っている時にはほとんど感じません。

 

電気自動車に乗り慣れると、ePowerのエンジンの音と振動がねぇー

と感じていたのですが、このパワーユニットであればいいかもと思わせるものがあります。

 

走っていて気になるのはロードノイズですね。

常にザワザワとした感じと路面の滑らかなところでも、

路面の粗いところでもザーッという音が入ってきます。

タイヤが路面を叩いたときの振動がどこからか伝わってきて

車内に響いているような感じがします。

遮音ガラスを使ったことが逆に音を中に閉じ込めて

しまっているのではないかと感じてしまいます。

 

走りに関しては、コツコツとしたところもなく、

特にクセもなく乗りやすいと感じました。

ステアリングのアシストは低速域では重めに感じますが、

速度が上がってくると適度なアシスト量になります。

 

カーブでの横傾きも大きく出ることもなく、

うまくリヤに荷重を乗せながら走るとスポーティーにも

走らせることができるくらい懐が大きいです。

 

高速道路の流入でも力不足を感じることもなく、

車重の重たさを感じることは試乗の間ありませんでした。

 

走行モードはスタンダード、スポーツ、ECO3つあり

今回はほとんどをスタンダードとスポーツで走りました。

フル加速時にはエンジンがフル回転で回るものの

アクセルペダルの踏み込み量に応じてエンジン回転が

変わるので単調なブーンという音を聞かされないのもいいですね。

 

充電制御も巧みなので必要なところ以外はエンジンが回らないので

それもいいなと感じさせられるポイント。

 

 

さて、プロパイロット2.0の体験ですが、

以前に試乗したスカイラインは3眼カメラでしたが、

このセレナは単眼カメラでレーダーなどで機能を補うというもの。

 

正直少々制御が粗いかもと想像していたのですが、

制御がかなり緻密になってると感じました。

 

衝撃だったのは高速道路へ流入し、

プロパイロットをセットした途端にハンズオフモードになったこと。

こんなことは稀でしょうが、帰りもハンズオフモードにすぐになりました。

3D高精度地図データがあるところではかなり便利な機能ですね。

 

 

とはいえ、これでも自動運転レベルはレベル2なので、

ドライバーの監視義務があります。

 

車線のキープ状態もフラフラとすることもなく、

またステアリングのセンサーがタッチセンサーになったことによって

常にステアリングが小刻みに動かされることもなく、

ストレスと感じさせられる項目が少なくなっています。

 

車線変更支援機能も反応がいい方で、ストレスを感じることは

今回の試乗ではほぼありませんでした。

 

ナビを設定しておけば、高速出口の近づくと、

勝手にウインカーが出てそちらに導いてくれます。

話に夢中になって出口を行きすぎたなんてことは少なくなるかもですね。

 

ただ、このような便利な機能も使い方次第。

便利に使いこなせば余計なストレスも軽減されると思います。

 

 

ロードノイズとアレとアレがもう少し良くなるといいと思いますが、

多人数乗車のクルマでハンズフリー機能が使えるのは大きなポイントですね。

 

優秀なカーライフアドバイザーがスッと見積書を出してくれました。

今回の試乗車で550万強の車両になりますが、

このクルマをファミリーカーと捉えるか、

多人数で移動できる高度な運転支援を搭載したクルマと

捉えるかで印象は大きく違ってくるでしょうね。

 

 

 

 

 

「運転じょうずなドライバーになることがモノいえるユーザーの第一歩」

 

(三本和彦)