フィアット ドブロ First Impression | ギョォォォオサワのミッドナイトガレージ-コラム「driver's mind」

フィアット ドブロ First Impression

フィアットのMPV(ミニバンといってもいいのかな)に試乗してきました。

 

ステランティスグループの3兄弟が揃いましたね。

 

実は5月のFIAT CAFFE特別試乗会でも試乗していたのですが、

いつもの試乗コースで乗ってみて改めてインプレッションをと

考えていました。

 

 

 

さて、フィアットドブロは3兄弟の中でも

1番シンプルな外装、内装が特徴だと思います。

 

無塗装のバンパーなど最近のクルマにはあまりないので、

逆に新鮮かも。

 

私は似合っていると思います。

 

パワーユニットは

1,498cc直列4気筒ターボチャージャー付きディーゼルエンジン

出力は130ps/300N.m 8速自動変速機を返して前輪を駆動させます。

 

パワーユニットは元々プジョー、シトロエンで使っていたもの

と同じものです。

走ってみると意外と低いギヤで引っ張る傾向がありますね。

 

ディーゼルエンジン特有の音はするものの、

最近のクルマは静かなものが多いですが、

私は許容範囲でした。

 

エンジンを高回転まで回すと、大きくエンジン音が

入ってきますが、フロアやステアリングシャフトに振動を

伝えてこないので走っていて気持ちがよかったです。

 

乗り味はしっとり系、タイヤの扁平率が60扁平でタイヤの縦バネでも

吸収してくれることも乗り味の良さにもつながっていると思います。

 

コーナリング時のロール量も大きくなく、

ロールのスピードもステアリングを切り込むスピードに

合わせてロールしてくれるので、大きな車体ではありますが、

ドライバーは安心して操作することができます。

 

そして、意外とワインディングも活発に走らせることもできます。

 

ロードノイズは入ってくるものの、思っていたより大きく感じませんでした。

静粛性はこのサイズと装備のクルマとしては高いと感じました。

 

外装、内装、走り、共にベーシックなところを狙って

仕様が決められているようで、フィアットというブランドには

ピッタリなクルマかと思いました。

 

気になるところとしては、2列目以降のアシストグリップがないところ、

アクセルOFFした時にコースティングが働くのか、

速度が落ちないところ。

こういったところがクセでもあり、

アシストグリップなどは改善してほしいところですね。

 

しかし、そんなところも含めて、

後でじわじわと良さが伝わってくるクルマでした。

 

 

こっちのボディー色もいいですね

FIAT CAFFE特別試乗会にて

 

 

 

 

 

「運転じょうずなドライバーになることがモノいえるユーザーの第一歩」

(三本和彦)