九州産行者にんにく栽培 久しぶりの更新です。昨年3月地元テレビ局より、東北や北海道の山菜を湯布院塚原で栽培していると報道されました。まだまだ不十分ですが、少しずつ行者にんにく(アイヌねぎ)の名前が知られるようになりました。 昨年春から、「湯布院道の駅」に行者にんにくを出荷販売していますが、今秋から秋植えの株も、どこよりも安く販売しようと計画しています。上の写真は昨年新しく開墾した畑ですが。春先に撮影した、昨年種から蒔いた行者にんにくの幼芽です。寒さが厳しかったせいかたくさん発芽しました。新しい畑です。撮影日は違いますが、最初の畑のようす。近くの侵入防止用ネットに角が絡まりもがき苦しんでいた若い牡鹿、行者にんにくは食べないのですが、畑に遊びに入って来ます。もう入って来るなよとネットを外して逃がしました。
九州産行者にんにく栽培 春のような気温と雨により畑の塚原の行者にんにくも地中から頭を出し始めました。 もうすぐ春です。山野で最初に芽吹くのは行者にんにくです。 南側の日当たりの良い所から芽が出ています。 日当たりのよい南側から発芽しています。 これは播種してから今年で6年目です。3年目くらいで移植すればもっと大きく育っているでしょう。太い毛根はまるで朝鮮にんじんのようです。 また、脇芽から行者にんにくが生まれているのが良く分かります。
九州産行者にんにく栽培 今夏は雨が少なくしかも高音が続いています。この様な時だからこそ、高音と乾燥から行者にんにくを守るために行者にんにく圃場は写真のような状態で管理すべきです。 ユリ科ネギ属の行者にんにくは夏の間は地表部は枯れて地下茎で生きています。下の写真は元気な地下茎の一部分が地表にのぞいているのが見えるので、枯れ死していると思う人達はいないでしょうが、地表部の枯れ死にしているのを見て、枯れてしまったと思う人がたくさんおり、栽培を諦める人がおおいようですよ。暑さにも、乾燥にも思いの外強く育て易い山菜と言えます。生育の遅いのはどうしようもないですが・・・・・(笑) 下の写真は、2枚目の写真よりもう少し早い時期のものです。山菜を山から畑に移して人工的に手間をかけて、大事に大事に育てると野生の香ばしさが失われてしまうようにある。行者にんにくもあまりにも人工的な手間をかけないほうがいいのではないかと思っています。