今日は父のご命日。
丸8年…九回忌になりました。

雨風の強い一日…
お骨納めの日も、ひどい天気でお骨が飛ぶほどだったのを思い出します。

本堂の法名殿…
父と母が並んでいます。

ご命日が一日違いの夫婦となりましたね。
日々の生活をおろそかに過ごし、尊い呼びかけに応えられないダメダメの私を夫婦のダブルパンチのご命日で…呼びかけてくれてるんだと思います。
さすがの私も手が合わさります…
なんまんだぶつ
なんまんだぶつ
南无阿彌陀佛…
ご命日から始まる仏事…という言葉があります。
今日は先日お浄土に還られた母の妹…叔母の二七日でもありました。
お参りにうかがうと、叔父さんが阿弥陀さまの前に座り、寂しそうに手を合わせておられました。
今までしまってあった代々伝わる阿弥陀さまのお軸を探しだしてお掛けしたそうです。
尊いお姿だと感じます。毎日そうしておられると…
ずっと葬式を出していなかった家…
仏間が訪れる度に尊い場になっていると感じます。
また、床の間には二河喩(にがひ)…七高僧のおひとりである善導大師の二河白道(にがびゃくどう)と呼ばれる喩え(たとえ)のお話を絵にしたお軸がかけられています。
旅人がひとり、お釈迦様の励ましを受けながら信じて阿弥陀の浄土に向かって歩いて行くところを描いているものです。
このようなお軸が伝わる家もなかなかないことでしょう。
今、共にいただくご縁であると感じます。