大工さん達が屋根の上で「ナナメの作業」
…木羽(こば)はずしをしています。とても大変な作業です!
屋根を覆っていたブルーシートをはずし、
上に立てていたパイプも置き直してありました。古い建物を大事に思ってくださり…こまめに丁寧な作業をしてくださいます
瓦の下はどこもボロボロ…杉の皮を並べた木羽(こば)の様子雨漏りしてたけど、こりゃ当然だな…
ひたすら…過酷な仕事です。
木羽を袋に詰めながら…足場が悪いので…キツイ仕事です。
木羽がとれると屋根の骨もはずしていきます。
本堂の裏で下から見上げたところ


スカスカになりました。
木の自然の形をそのままに組んである感じです。
床下の木と違って太くて立派でした。
か細いかと思っていただけに感動しました
私にはわからないけど、
いたるところに強度を保つ工夫があるような…
でも…
太い木の上に立ててある細い材木は全体にきびしい感じで本数も少なく、強度は感じられません。
もともとかやぶき屋根の仕様だったので仕方ないのかもしれません
ここに瓦を乗せたのはギリギリだったのでしょう。
傾いたり折れたりしているところもありました。
あちこちボロボロです。ちなみに私、足場からではなく、
このパイプに登りながら写真撮影しているのです。
(上からじゃないと小屋組は撮影できないんですよ~)
大屋根を支えるパイプもうまくずらすことができましたが、
社長さんによるとまた足場屋さんに来てもらって歪みなど立て直しをするそうです。
大量の廃材、トラックに乗せて運ぶ準備…
大工さんの仕事は本当に根気勝負だなあ
この屋根の木羽はがしの作業はかなりの重労働であることが写真を見直し、記録することで改めてわかりました。
お茶の時間、大工さんがみんなハアハアと息を上げて苦しそうでした。
