1月19日
おかげさまで枇杷島同朋の会の法話会第100回を迎えることができました。
今回の講師は同朋の会立ち上げ当初からお世話になり、
一番たくさんおいでいただいている今泉温資先生です。
講題は「仏恩と師恩のみのべたもう」でした。


枇杷島同朋の会代表の深田典子さんがご挨拶されました。


今泉先生はお話の前に会の歴史を振り返って下さいました。
「初めてこの法話会に来たのは40代の後半でした…」


今泉先生が駐在教導時代、住職が同朋会運動をどのように進めていったらよいかと熱く相談してきたそうです。
地域に、門徒に呼びかけて応えた「呼応」によって枇杷島同朋の会は生まれたそうです。

「本物は続く。続けば本物になる…」

今泉先生はこの法話会をそのように表現されました。

同朋の会世話人にとっても大変励みになるお言葉でした。悲し…

たくさんの方がおいでになりましたキラキラお願いキラキラ



「いっぺえ聞きなせえ。そのうちきっと聞こえてくる」…記憶の中に生き続ける先生のお母様のお言葉…

聞いたこと石の如く憶えている

言ったこと水の如く忘れる

「聞」ききひらく…これこそ真宗のいのちである。
如来の願いをとことん聞いてきたところに真宗門徒の歴史はある。



寺の門を出た途端忘れてしまうことも多いでしょう。その都度聞いていきましょう。

真宗門徒には卒業も定年もない。毎日が入学式。ぴかぴかの一年生。

宗正元先生・和田稠(しげし)先生のお言葉もわかりやすくお話し下さいました。

「経教鏡の如し」(善導大師)
仏法を鏡として本当の自分をあきらかにしたいと思う…これが求道心。道を歩ませてくれるのです。聞法の功徳そのもの!

仏恩…如来大悲の恩徳
師恩…師主知識の恩徳


誰かだけの力で迎えられた100回ではない。
たくさんの仏道を歩む人たちのおかげです。


このあと・・・
祝賀会開催

祝賀会では高橋正治さんが挨拶をされました。


高橋さんは枇杷島同朋の会の世話人で、会の立ち上げはもちろん、その前に二十数回続いた法話会・正信偈の輪読会から住職と共に学び、歩み続けておられる方です。

この法話会で多くをいただいた、この会を本当に大事にしてくださっている海津正樹さんが乾杯の音頭取りをして下さいました。



地域の方々、遠くからおいでの方…この法話会にご縁のある方が集まってお祝いをしました。



ここで初めて出あった方々



地域の方、長岡の方…



世話人の女性軍で~す



こちらはいつもおいでになる男性群
住職も一緒に飲みたかっただろうなあ…


先生方ともお話しできる機会が嬉しかったですねおかあさん。キラキラ


おいでになられたみなさんに、
ささやかですがお祝いのおまんじゅうですLOVE


会が終わった後…
家族みんなで病室で待っている住職に報告に行きました。

100回目の法話会のことはとても楽しみにしていて、きっとわかっているのでしょう。
昨夜から興奮状態なのか血圧が高かったのですが、報告を終えると様子が落ち着き、血圧も正常値に戻りました。
病室で気がもめたかもしれないね。
お寺には来られなかったけど、一緒に100回を迎えることができて本当に良かったです。
これからもみんなで続けていきます。おかあさん。


後日、地元の新聞に掲載されました。



有意義な「出発」に  枇杷島同朋の会が100回迎える

 枇杷島同朋の会の第100回法話会「仏恩と師恩のみのべたもう」が1月19日行通寺門徒会館で開催された。
 「一人でも多くの人に真宗の宗祖親鸞聖人の教えを伝えたい」(佐々木亜人住職)として法話会が始まったのが平成8年7月のこと。宗旨を問わず地域の人たちに参加を呼びかけながら隔月開催し、代々の世話人が運営に携わりながら100回の節目を迎えたものだ。
 第100回には約80人が参加。勤行に続いて、同朋の会の深田典子代表は「この16年間熱心に足を運んでいただいたみなさんのおかげで100回を迎えた。有意義な出発にしたいと言っていた佐々木住職が入院中なのは残念」とあいさつ。
 講師の新潟市・往生人舎の今泉温資さんは「100回の道のりは仏道を歩もうとした多くの諸先輩のお蔭。本物は続くということであり、また、続けば本物になるということだろう。同朋会には定年も卒業もない。聞いたことを忘れるかもしれないが、また聞けばいい。そういう点では毎回が入学式。何度も聞いているうちに石に刻むが如く覚え、知識とすることができる」と述べた。