☆キャッチボールを上達させる難しさ〈SeigyoOfficialBlog〉 | 松林正曉(SEIGYO)オフィシャルブログ

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松林正曉 1963年1月30日生まれ 東京都出身 :プロドラマー/タレント/プロベースボールテクニカルコーディネーターのブログ配信

セイギョウです。夏本番ですね。今が選手の鍛え時。当ブログでも再三キャッチボールの大切さは解説して来ました。

しかし選手を指導していて1番に感じるのはキャッチボールをマスター出来るのには時間がかかると言う事です。

キャッチボールの重要な部分は捕球する動作と同時に投球動作に入る。

捕球時に必ずステップをしてスローイングに繋げて欲しいのです。

そして脚を使う。動作を止めない。

歩数を保ち距離をとる。また縮める。

キャッチングの為に必要なのがキャッチボールです。キャッチングがあってのスローイングです。

何気に肩を温めるだけのキャッチボールは意味を持たずレベルアップは出来ない。

〈ステップ=キャッチ〉
これは常にブログでも言っていますが、捕球するグラブ側の脚、足を必ずステップさせる。つまりキャッチングする時にグラブ側の足を前にステップしながら同時にグラブでボールを捕る。

そして、足、股関節から上体、背中、肩甲骨、肩、肘、手首、指先へと連鎖させていく一連のキャッチング〜スローイングと繋げていく。

これをしっかりとマスターしなければベースボールにならないというのが私の考え方です。

余談になりますが、昨夜の阪神タイガースの鳥谷敬遊撃手の守備(トスミスでの野選)について某野球評論家の方が解説した今朝の記事で「鳥谷はバッティングの不調がそのまま守備に影響している!」との記事。申し訳ありませんが、補足しますとこれは逆です。守備の疎からバッティングのコンディションが崩れている。つまりフィールディングが滅茶滅茶になっているからスイングも安定しない。

現役時代、長嶋茂雄さんは常にバッティングが不調になると守備の練習を徹底したものです。

守備から入る。これがベースボールの基本です。

守備がスランプならバッティングに影響がでる。

練習もいきなりバッティング練習はしない。ランニング、アップ。キャッチボール、フィールディング、バッティング。走塁と繋げていくのが基本。

重要なキャッチボールを疎かにしない事。

ベースボールの基本中の基本です。

(選手諸君の健闘を念じて)

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Seigyo#7