☆質問コーナー〈SeigyoOfficialBlog〉 | 松林正曉(SEIGYO)オフィシャルブログ

松林正曉(SEIGYO)オフィシャルブログ

プロドラマー/タレント/プロベースボールテクニカルコーディネーターとしてマルチに活動するSEIGYO-セイギョウこと松林正曉が音楽・野球・芸能などの分野をテーマにブログ配信していく。

セイギョウです!質問コーナー。よくTwitterで高校球児や大学生の選手からDMが届き、LINEで繋がりアドバイスしているこれも一例ですが内野手の疑問に役立てて頂けましたら幸いです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Q[右足前のゴロ捕球は絶対必要ですか?またゴロの正確な捕球の位置を教えてください]愛知県Y.君

A 質問有り難う。ゴロ捕球はどこで捕ればいいか?答えはどこでも良いんですよ。右足前と指導したり真ん中、若しくは左足前とか指導されますね。

しかし正面のゴロは基本的には左足前ではなく左足内側にグラブを出す。今は真ん中捕球を強調しますけど、ゴロは送球する方向によっては右足前での捕球は体勢を立て直さずスローイングステップがワンステップでスロー出来る。但しこれも打球からどの位置への送球かで決まりますから絶対右足捕球しなければならない訳でないので
色々な捕球位置の中のひとつと考えた方が気が楽です。

☆シャドウプレー・トレーニングは欠かさない!Seigyo

A photo posted by Seigyo Matsubayashi (@seigyo.7) on




<左足前で捕球?>
よく左足前でゴロ捕球しなさいと指導される方もいますが実際捕球時は左足前にグラブを出したら頭が下がります。


<左足内側が解り易いし捕球し易い>

左足内側に左足踵から同時にグラブを出して心臓側で捕れば体重移動の中でトップからコンパクトにスローイングに入れる。


よく真ん中捕球というのは説明上指導されるだけで実際捕球時は右足は下がるでしょう。左脚とグラブは常に一対と思考はします。左脚からステップしながらですから移動しながら捕球するので真ん中捕球は有り得ないんです。真ん中で捕球しようとすればグラブは右手脚側に流れ身体が拓きトップ0ポジションがその分遅れるのです。


真ん中で捕る様にしても、動きの中で捕るので中央にはならないというのがゴロ捕球の基本ですが、打球に対してどの位置が無駄なく素速くスローイング出来るかを思考した方が良い訳ですからどこで捕球しても構いません。ココ!と言う位置はスローイングによって決まるのです。最後に大切なのはどの様に捕球してどの様にスローイングするのかを決めるのではなく、どの打球に対してどの様にスローイングするかによって捕球体勢を決める様にテクニックを身につけて下さい。スローイングの為にキャッチングがある事が基本です。


日本人の野球指導ではこれが逆で間違えていますから注意して下さい。


フットワークする時、踵より前に重心を置く様に意識して動けば、綺麗なフィールディングに繋がるはずです。どこの位置でグラブを出すか、ではなくステップに合わせたグラブ捌きがし易い位置にグラブを移動(ムーヴ)させる方が大切です。だから反復練習や沢山ノックを受けたりして自分のフィールディングを創意工夫して作る。


足を使って何通りもグラブ捌き出来るようステップと合わせてプレー出来るよう楽しんで、フィールディングを身に付けてください。

〈選手諸君の健闘を念じて〉

SEIGYO#00