罪名は聞けなかったが、微罪で罰金刑が相当かと、弁護士は言っていた。
しかし、当の本人は誰かをかばおうとしてか、話が支離滅裂。
一時間説得してやっと素直に罪を認める方向に。
私は本人がかばう誰かよりも、オーバーステイだと言う本人の配偶者が気になって仕方なかった。
と言うのも、本人は投資経営の3年ビザしか持ってないと言うではないか。(どう考えても在特無理やで!)どうか彼ら一家が、無事日本で暮らせますように。と、祈るのみである。
3の続きを書きます。
女性は当時引続きH氏とは連絡を取っていたようで、ことの成り行きをそのまま話したと後日電話をもらいました。
その後、H氏が私に接触をはかってきました。
H氏は70歳のK国人男性で、その国の在日権益団体の幹部をしていると名乗っていました。
私の調べるところによると、それは事実であり、過去にはその団体の代表まで務めていたようです。
最初は電話でのやりとりでしたが、H氏は年配者らしく手紙で連絡をよこすようになりました。
私は逐一女性にことの成り行きを説明していましたが、どんな揉め事でも同じように双方の意見はまったく乖離していました。
私はとりあえずできることから処理していこうと、女性に今銀行にある預金を優先的に確保することを進めました。
そんな話を進めていたあるとき、夕方4時ごろに銀行の担当者から電話をもらいました。
その内容は、信じがたいものだったのです。
銀行担当者いわく、「本日午後3時前にH氏が銀行に訪れ、女性名義の銀行口座から残金全てを引き出すように依頼があった。預金者本人からの出金停止依頼がかかっている旨説明したのだが、H氏は預金通帳と届出印鑑を持参しており、且つ預金口座開設当初に女性名義の本国での公証済みの委任状もいただいていたので引き出し依頼に応じました。尚、H氏からの依頼の直後に先生に電話しましたが電話が繋がらずやむなく取った措置です。」との話。
私は開いた口がふさがらなく、明日、女性とうかがいますので支店長と首を洗って待っておくようにと伝えて電話を切ったのです。
『考えられへん!なんていい加減な!』
かくして私は女性に事実を報告し、女性を伴って後日銀行へ出向いたのです。
続く・・・・・
ちは!
役所というものは、全くもって理解不能なところですね。
同じ法務省の下にあるはずの入国管理局でも、東京と大阪ではあらゆる面で違いすぎる部分がありすぎます。
先ず理不尽なのが、相手が外国人であるからか、申請に対する審査期間がまちまちで、おおよその所要審査期間さえ教えてもらえないことだ。
しかも、実務を知らなさ過ぎるブローカーまがいの行政書士が多いせいか、入国管理局の中では行政書士の身分は最低ランクに位置しているようで、「行政書士ですが」と言って問い合わせると、担当者にもよるがかなりそっけない対応なのです。
迷惑な話である。
さて本題に戻るが、私の経験上、東京入国管理局と大阪入国管理局では、まず、申請に対する審査日数にかなりの開きがあります。
極端な例を言うと、同じような中身の「投資・経営」の在留資格認定証明書交付申請に関して、東京では1ヶ月かからない程度で結果がでています。
それに対して大阪では平均3ヶ月、長いときは5ヶ月というケースも散見されます。
この違いは何なのか?
大阪の入管職員から聞くところによると、繁忙期には土曜、日曜の休日出勤は当たり前で、毎日9時10時まで働いているとのことである。
ということは、大阪入国管理局では慢性的な人員不足で処理が追いついていないということか?
しかし、実際の所、それだけでもないのではないか。
職員一人ひとりの資質や実務に関するレベル、各申請に対する審査方法にかなりの違いが存在しているように感じるのだが・・・
なんにしても、審査所要時間だけでも東京レベルに合わせていただきたいものだ。
「投資・経営」の在留資格などは基本的に審査期間中申請人(=ほとんどが社長)は本国で待機することとなるので従業員のみでの事業運営となってしまうことで、本国で待つ申請人は居ても経っても居られない状態になる。
かといって、短期滞在での入国も自由には認められない。
すると、毎日のように「入管から連絡はありませんか?」との問い合わせが、国際電話を通して来るのである。
あ~、何とかならんもんかな~。
次回へと続く。」。」。」。」
比較的短期間での読破。
この人の本にしては軽い感じだった。
しかし、全体的に内容に物足りなさを感じさせるところもあった。
舞台が新宿歌舞伎町ということもあって、もっとアングラな部分の描写を一方的に期待していたので・・・