本日、表記のコンサートを聴いてまいりました。屋外の広場で30分の公演、コロナの感染リスクはかなり低いと見て伺いました。天気が良くないのでHさんはお誘いしませんでした。
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 音譜~出演~
 堀越 俊成(テノール)
 池内 響(バリトン)
 水野 彰子(ピアノ)
 音譜~プログラム~
1. “グラナダ”ララ(堀越)
2. “シャンパンの歌”モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》第1幕より(ドン・ジョヴァンニ:池内)
3. “20スクイードで”ドニゼッティ《愛の妙薬》第2幕より(ネモリーノ:堀越、ベルコーレ:池内)
4. “荒城の月”瀧 廉太郎(池内)
5. “誰も寝てはならぬ”プッチーニ《トゥーランドット》第3幕より(カラフ:堀越)
6. “友情の二重唱”ヴェルディ《ドン・カルロ》第2幕より(ドン・カルロ:堀越、ロドリーゴ:池内)
アンコール曲. “オー・ソレ・ミオ”ディ・カプア(堀越、池内)

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堀越さんは本年5月、大和田さくらホールの藤原歌劇団・日本オペラ協会 オペラ・コンチェルタンテ《ラ・トラヴィアータ》アルフレード役<指揮:仲田淳也さん、舞台表現アドヴァイザー:岩田達宗さん、ピアノ:松本康子さん、ヴァイオリン:工藤ゆかりさん、キャスト:佐田山 千恵さん、堀越俊成さん、高橋宏典さん、舛田慶子さん、濱田 翔さん、別府真也さん、飯塚 学さん、大澤恒夫さん、中原沙織さん、合唱:新井玲子さん、飯塚菜穂さん、江田 真姫子さん、高橋 亜矢子さん、長澤 みゆきさん、姫本紀子さん、細野 千賀子さん、劉 順香さん、米田七海さん、岡本 麻里菜さん、小原明実さん、勝又康介さん、平尾 啓さん、髙橋 雄一郎さん>に続いてで、今回2度目。

池内さんは本年8月、東京文化会館 大ホールの第20回東京音楽コンクール声楽部門本選<出場者:黒田祐貴さん(Br)、前川健生さん(Ten)、川越未晴さん(Sop)、池内 響さん(Br)、指揮:園田 隆一郎さん、管弦楽:東京フィルハーミニー交響楽団>に続いて。

水野さんは2021年9月、高崎芸術劇場大ホールの「シャローネシンガーズ」デビューコンサート<出演/ソプラノ:小玉友里花さん、佐々木美歌さん、高橋香緒里さん、髙橋美咲さん、髙橋 侑さん、中嶋彩香さん、アルト:上久保沙耶さん、実川裕紀さん、花房英里子さん、吉田安梨沙さん、吉成文乃さん、テノール:大平倍大さん、鈴木秀和さん、西山広大さん、沼田臣矢さん、山中志月さん、バス:市川宥一郎さん、片倉 旭さん、河野陽介さん、澤地 豪さん、松井永太郎さん、ゲスト:今井俊輔さん、指揮:福永一博さん、ピアノ:水野彰子さん>以来です。

池内さん、水野さんの初聴きは2014年4月、アート・カフェ・フレンズの演奏会<出演:塚本 江里子さん(Sop)、平山莉奈さん(Mez)、宮里直樹さん(Ten)、池内 響さん(Br)、水野彰子さん(Pf)>で、池内さんは今回が6度目、水野さんは今回で15度目になります。

ここからが本題です~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

セットリストを見ると、それぞれがレパートリーからお馴染みの曲を選曲し、デュエット曲は二人の力関係で決まったという印象です。歌いたい歌をうたう、聴いて欲しい歌をうたう、コンクールの時のように戦略を考える必要もないし。

今回メモを取ってません(今後もできる限りそうしたい)、メモが無粋なのは前々からわかっていました。演奏者も、メモ帳に目を落とすより歌ってる姿を観て欲しいでしょうから。

“グラナダ”(堀越さん)...うっとうしい天気を振り払うように。

“シャンパンの歌”(池内さん)...手練れの演奏。

“20スクードで”(堀越さん、池内さん)...両者の思惑がバラバラな所が面白いです。

“荒城の月”(池内さん)...池内さんは東京音コンを制し更にひと回り大きくなった印象を受けました。

“誰も寝てはならぬ”(堀越さん)...軽視がちな中音域の豊かさが光ります。

“友情の二重唱”(堀越さん、池内さん)...男の熱い友情。

“オー・ソレ・ミオ”(堀越さん、池内さん)...この日は太陽が顔出して欲しいとホント思いました。

水野さん、ピアノの腕も素晴らしいですが、会社を興し子育てもし、EnsembleOASISやシャローネシンガーズを維持運営する行動力には敬服します。

今回は男声歌手二人というオファーだったそうで、直ぐに池内さんと堀越さんに声をお掛けしたそう。



終わりの辺は、全体の感じを写そうと後方に移動しました。パラパラの入りに見えますが、私の後ろの方にも人はいて、雨と寒さのなか結構人は来てらっしゃいました。



アークヒルズ・カラヤン広場は、開閉式の屋根をもつ広々としたお洒落なスペースです。



オークラの方への抜け道になってますけど夜は結構薄暗い。何年か前、向こうから誰か歩いてきて、見たら森元首相でした。スーツ姿でしたが一人で...Hさんと「普通のおじさんだね」

~余談~

この日は開演25分くらい前に会場に到着し、前から2列目の数席はご婦人のお仲間が座っておられて、私はその方たちの前、丸々空いていた最前列(開演時には全部埋まりました)に着席し、例によって「宜しくお願いします」とご挨拶。暫らくしたらご婦人のひとりが「どうぞ」とキャンディーを下さいました。こんな私に声を掛けて下さるなんて...

いただいた「サクマいちごみるく」(ゴミは持ち帰るイデオロギー)“かわいいから あげる!”がいいおいしい



今やどこへ行ってもマスク。神経質な私はマスクにスリットを入れそこから食事と歯磨き、寝るときは小さな穴を開けたマスクをつけ、ストローで呼吸しています。

コロナの騒ぎになる大分前から一部の料理人は、自分のツバが飛ぶのを防ぐためマスクをしてました。テレビ番組でおしゃべりしながら料理を作ってる人たちを余り良く思ってなかったようです。

以前,Hさんが興味深いことを仰ってました「公演が終わって歌手の所に行くと、男性歌手は大抵玉露さんの方ばかり見ているけど、女性歌手は私の方にも顔を向けてくれる人がいて嬉しい」

そう言えば、武蔵野音大室内合唱団の演奏会に私がひとりで伺った際「今日いつも一緒の女性は?」と言って下さった歌手がいました。


次回のブログ更新はメモ来月上旬(ハンガリー国立歌劇場公演《魔笛》<指揮:ヤノーシュ・コヴァーチさん、演出:ミクローシュ・シネタールさん、キャスト:アンドレア・ロストさん、イシュトヴァーン・ホルヴァートさん、エヴァ・ボドロヴァさん、イシュトヴァーン・コヴァーチさん、チャバ・シャーンドルさん、管弦楽:ハンガリー国立歌劇場管弦楽団、合唱団:ハンガリー国立歌劇場合唱団他>@東京文化会館 大ホール 11/6 のレポ)を予定しております。


マタネ