玉露の日本一地味なブログ
  • 04Sep
    • パーヴォ・ヤルヴィ&N響オペラ《フィデリオ》@Bunkamura オーチャードホール☆彡

      さきおとつい《フィデリオ》を聴いて参りました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ベートーヴェン:《フィデリオ》 演奏会形式指揮:パーヴォ・ヤルヴィ(N響首席指揮者)・ドン・フェルナンド(大臣、フロレスタンの旧友):  大西 宇宙(バリトン)・ドン・ピツァロ(刑務所長):  ヴォルフガング・コッホ(バス・バリトン)・フロレスタン(貴族、ドン・ピツァロの政敵で投獄):  ミヒャエル・シャーデ(テノール)・レオノーレ(男装時はフィデリオ、夫フロレスタンの救出に向かう): アドリアンヌ・ピエチョンカ(ソプラノ)・ロッコ(刑務所看守長):  フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒ(バス)・マルツェリーネ(ロッコの娘、フィデリオに恋心を抱く): モイツァ・エルトマン(ソプラノ)・ジャキーノ(刑務所門番、マルツェリーネに思いを寄せる):  鈴木 准(テノール)・囚人1:  中川 誠宏(テノール)・囚人2:  金子 宏(バス)合唱指揮:冨平 恭平合唱:新国立劇場合唱団管弦楽:NHK交響楽団コンサートマスター:篠崎 史紀会場:Bunkamura オーチャードホール全2幕/イタリア語上演・字幕付/上演時間 :約2時間35分(途中約20分の休憩1回を含む)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~大西さんは本年6月、東京オペラシティ・コンサートホールの山形交響楽団さくらんぼコンサート2019東京公演<管弦楽:山形交響楽団、指揮:阪 哲朗さん、ソプラノ:森 麻季さん、バリトン:大西 宇宙さん>に続いて。鈴木さんは2015年12月、山形テルサのベートーヴェン「第九」演奏会<指揮:飯森範親さん、独唱:竹多倫子さん、在原泉さん、鈴木准さん、大西宇宙さん、管弦楽:山形交響楽団、合唱:山響アマデウスコア>以来。新国立劇場合唱団は昨年9月、新国立劇場オペラパレスの東京二期会オペラ劇場《ジャンニ・スキッキ》<指揮:ベルトラン・ド・ビリーさん、演出:ダミアーノ・ミキエレットさん、キャスト:今井俊輔さん、舟橋千尋さん、与田朝子さん、前川健生さん、新津耕平さん、鈴木麻里子さん、原田 圭さん、北川辰彦さん、小林啓倫さん、小林紗季子さん、後藤春馬さん、岩田健志さん、高田智士さん、岸本 大さん、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱団:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部、他>以来。NHK交響楽団は2015年12月、NHKホールのN響公演《サロメ》(演奏会形式)<指揮:シャルル・デュトワさん、管弦楽:NHK交響楽団、キャスト:キム・ベグリーさん、ジェーン・ヘンシェルさん、グン・ブリット・バークミンさん、エギルス・シリンスさん、望月哲也さん、中島郁子さん、大野光彦さん、村上公太さん、与儀 巧さん、加茂下 稔さん、畠山 茂さん、駒田敏章さん、秋谷直之さん、斉木健詞さん、岡 昭宏さん>以来。Bunkamura オーチャードホールは2017年12月、藤原歌劇団公演《ルチア》<出演:坂口裕子さん、西村悟さん、谷友博さん、東原貞彦さん、曽我雄一さん、二瓶純子さん、青柳明さん、指揮:菊池彦典さん、演出:岩田達宗さん、合唱:藤原歌劇団合唱部、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団>以来。入口でブックレットが配られてました。配役、プロフィール、プログラムノート(曲目解説)、オペラの解説、あらすじといった充実内容の16頁。この日、オーチャードホールは3階席まで満杯でした。ここからが本題です~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ベートーヴェン唯一のオペラ《フィデリオ》は、男装したレオノーレ(「フィデリオ」と名乗る)が、不当に監禁された夫を救い出す冒険譚です。私にとって馴染みの薄いオペラで、もちろん初聴きです。真夏の雨不足←それは「日照りよ」というダジャレは、立場上一応言っておきます。大西さんは、ご承知のように、先のセイジ・オザワ 松本フェスティバルオペラ公演《エフゲニー・オネーギン》で代役で2度登板し、タイトルロールを務め上げ大好評を博しました。93年に同フェスティバルがスタートして以来、オペラ公演において主役を務めた日本人歌手は大西さんが初めてとのことです。松本には残念ながら伺えませんでしたが、SNSに貼られた写真や(本番以外でのショットを含む)、書かれているものを見て、大西さんは一皮剥けたという印象を持ちました。単身アメリカに渡り、以来期待と不安のなかで自分をアピールしようと奮闘されてきた大西さんが、松本を機に、いい感じで肩の力が抜けてきた気がいたします。この度の《フィデリオ》ドン・フェルナンドは、本来バスが演じる役のようですが、ヤルヴィさんが敢えて大西さんに、その役を託したのは、彼の説得力のある歌唱に期待したからだと思います。大西さんは見事、その期待に応えました。世界の主要な歌劇場や音楽祭で活躍されている錚々たる共演陣を、バズーカ砲のような音圧ではなく、神や正義を説いて律し、愛の力や勇気を賛美するパフォーマンスを演じた大西さんを頼もしく思い、また、こうした大きなキャリアを積む場に、観衆としてですが立ち会えたことを誇りに思います。初日終演後にバックヤードで撮られた集合写真が印象的です。よく見ると世界的ディーヴァが大西さんの肩に手を掛けています。「貴方まだまだね、10年早いわよ」というときには、こういう風になりません。コッホさん(ドン・ピツァロ役)は、ベテランらしい存在感が出てましたが、雰囲気的に演奏会形式でなく本チャンのプロダクションで演じて本当の凄さが発揮されるのではないか、と感じました。シャーデさん(フロレスタン役)は、奥行感のあるテノールで、第2幕/第16曲での迫真の歌唱、高らかな響きはさすがだと思いました。ビエチェンカさん(レオノーレ/フィデリオ役)にとって、レオノーレはハマリ役だそうです。ご存じ器楽の曲を声楽が歌うと言われている難曲アリアを次々クリアされ、その堂に入ったパフォーマンスに圧倒されました。歌唱は意外なほど素直でクセがなく、何処かで聴いた声だと思っていたら、髙橋絵理ちゃんの声が似てる感じです。ゼーリッヒさん(ロッコ役)も、とても印象的でした。温かみのある歌唱で、台詞部分は痺れるようなバスヴォイス。あれで、ご本人的にはバスバリだそうですから、それじゃバス歌手の立場がありません。エルトマンさん(マルチェリーネ役)は、今がまさに旬。夢見るマル子ちゃん.。o○といった感じでなく、芯のある歌い振りでした。鈴木さん(ジャキーノ役)は、暗い雰囲気のオペラにあって、お声で明るさを創出されました。新国立合唱団も迫力ありました。第1幕終盤♪一連の囚人の合唱では弱音も効かせて見事でした(団員のなかに前川依子さんを発見)。中川さん(囚人1役)も金子さん(囚人2役)も、声がよく飛んでました。ヤルヴィさん&N響は、躍動感があって素晴らしかったです。主人公の窮地を救う高らかなファンファーレは感動ものです。ヤルヴィさんは、カテコでこの日の一番の大きな拍手に迎えられました。N響は、今回第2幕冒頭に独立した演目扱いで♪「レオノーレ」序曲第3番を演奏し、これが素晴らしい出来で、客席から大きな拍手を浴びてました。マロさんは、ヤルヴィさんとともにオケをけん引され、小指のダイヤのリングがきらりと光ってました。《フィデリオ》全体の印象としては、テーマや構成が単純ではっきりしていて、男装もデフォですから自然で、曲も精緻、劇的なアリアあり、凝ったアンサンブルもあり、合唱も素晴らしく、感動的シーンが随所に散りばめられていて、一方でマル子ちゃん&ジャッキ君といった息抜き的要素もあり、良く出来ているオペラだと、私は思いました。~余談~女性陣の衣装は自前で役柄に合ってました。男性陣は全員テールコートで、コッホさんの靴は黒ではなく、タン×こげ茶のコンビでした(サイズは恐らく9ハーフ、ウィズはD)。斬新な着崩しです(「服装の乱れは心の乱れ」なんて言う人はいません)。そう言えば、カラヤンもホワイトタイに黒のカマーバンド(本来は白)を時折りされてました。こういう商売をしていると(←何処が商売なんだよ! )会場で顔見知りに遇ったりすると嬉しゅうございます。今回は信じられない出来事があったりして...開演前ホワイエで、先々月伺った東京オペラシティコンサートホール≪音楽の「たまて箱」≫シリーズのVOL.4で演奏されていたソプラノ歌手にお遇いしました、坊ちゃんをお連れで(一児の母になられてました)。5年前「こんな所で歌わせて貰えるなんて信じられません」と、感激されていたのを思い出します。今回も図々しく終演後にご用を足そうと廊下でスタンバイしていたら、世界の歌姫が、ご面会のご友人(外国人女性)にお会いするため、部屋から出てらした処に遭遇いたしました!そして、そのとき私たちの方を見てニッコリ微笑みかけて下さって大感激!ただ当方、世界の歌姫であれ何方であれサインや写真撮影をお願いするようなことはなく、つねにひと言ふた言で切り上げるのが信条でして、幸いHさんが手に入れるのが難しいお煎餅(ネット予約は来年まで一杯でサクサク感)をお持ちでしたので、ジャパニーズクッキーということで進呈いたしました。会場を出て渋谷に向かって歩きだした処、N響のヴァイオリニストとばったり!(N響で面識があると言えるのはこのお方だけです)「フィデリオ、良かったでしょ?」、「いやあ、素晴らしかったです」、「滅多にやらないんですよ」...同僚と思しき方とご一緒でしたが、私のようなド素人に足を止めて話をして下さるなんて。。。帰りは、六本木ロアビル向かいのうどん屋さん(個室)で「肉汁うどん」6月、大学ラグビーの試合を観に行った帰り、Hさんたちと寄ったのは新宿店で、うどんは個性的で良かったんですが、歓楽街歌舞伎町の奥にありHさんが「(場所的に)行きたくない…」と仰っていたので、この日は六本木店へ。LOはこちらも7時30分(朝の)です。次回のブログ更新は今月下旬(杉並リリカ公演OPERAMANIA4~ジュゼッペ・ディ・ステーファノに捧ぐ~@杉並公会堂 大ホール 9/29 のレポ)を予定しております。

  • 29Aug
    • 第17日回東京音楽コンクール声楽部門本選@東京文化会館 大ホール☆彡

      先日、第17回東京音楽コンクール声楽部門本選を聴いて参りました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 出場者/演奏曲目 1. 小川 栞奈(ソプラノ)・G.ヴェルディ《リゴレット》より“慕わしき御名”・V.ベッリーニ《清教徒》より“私は愛らしい乙女”、“あの方の優しい声が” 2. 前川 健生(テノール)・W.A.モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》より“その間に私の恋人を”・R.シュトラウス《ばらの騎士》より“厳しさに胸を装い”・G.ドニゼッティ《ドン・パスクワーレ》より“哀れなエルネスト~誰も知らない遠い地を探して” 3. 竹下 裕美(ソプラノ)・J.マスネ《エロディアード》より“美しく優しい君”・G.プッチーニ《ラ・ボエーム》より“あなたの呼ぶ声に”・P.I.チャイコフスキー《エフゲニー・オネーギン》より“手紙のアリア” 4. 工藤 和真(テノール)・F.チレア《アルルの女》より“ありふれた話(フェデリーコの嘆き)”・G.ドニゼッティ《ランメルモールのルチア》より“我が祖先の墓よ”・G.ヴェルディ《海賊》より“すべてが微笑んで” 5. 井出 壮志朗(バリトン)・W.A.モーツァルト《フィガロの結婚》より“訴訟に勝っただと”・G.ドニゼッティ《ドン・パスクワーレ》より“天使のように美しく”・J.マスネ《ドン・キショット》より“笑え、行け”・G.ヴェルディ《ファルスタッフ》より“夢か、現実か” 指揮:現田 茂夫 管弦楽:東京交響楽団 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~工藤さんは先々月、上尾コミュニティセンターのプリヴェット・トリオ<工藤和真さん(テノール)、ヴィタリ・ユシュマノフさん(バリトン)、河野紘子さん(ピアノ)>のコンサートに続いて。前川さんは昨年9月、新国立劇場オペラパレスでの東京二期会オペラ劇場《ジャンニ・スキッキ》リヌッチョ役<指揮:ベルトラン・ド・ビリーさん、演出:ダミアーノ・ミキエレットさん、キャスト:今井俊輔さん、舟橋千尋さん、与田朝子さん、前川健生さん、新津耕平さん、鈴木麻里子さん、原田 圭さん、北川辰彦さん、小林啓倫さん、小林紗季子さん、後藤春馬さん、岩田健志さん、高田智士さん、岸本 大さん、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱団:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部、他>以来。指揮の現田さんと、東京交響楽団は昨年に続いてです。この日は、5月の宮里直樹さんと今井俊輔さんとのジョイント(@紀尾井ホール)でご一緒だったSさんが付き合ってくださいました(Hさんは開演に間に合わず2人目の前川さんから聴けたそうです)。ここからが本題~~~~~~~~~~~~~~~~~~~東京音コン声楽部門本選を聴くのは昨年に続いて、今回で6度目になります(第10回から聴き始め、途中1回声楽部門が実施されなかった年があり)。東京音コンは、総じて客席の印象と審査の結果とが大きくかけ離れることがないという印象です(私が聴いてきた限りでは)。昨年第1位を獲得された外国人ソプラノが、受賞後「審査員の皆様の公平性のおかげで夢を叶えることが出来ました」と話されているのをウェブで見ました。また、審査員がある種矜持を示してるようにも思われます。声楽部門72名の応募者<ソプラノ46名、メゾソプラノ8名、アルト0名、カウンターテナー0名、テノール8名、バリトン8名、バス2名、地下鉄不明>の中から第1次、第2次予選を勝ち抜いてこられた5名による競い合いです。<審査員>(敬称略)・声楽部門:市原多朗/伊原直子/大倉由紀枝/大島幾雄(審査員長)/小林一男/佐藤美枝子/永井和子/堀内康雄/彌勒忠史/ヴィンチェンツォ・デ・ヴィーヴォ(サン・カルロ劇場前芸術監督)・部門共通:国塩哲紀(東京都交響楽団芸術主幹)/三枝成彰(作曲家、音楽プロデューサー)・コンクール顧問:堤剛(チェリスト、サントリーホール館長)/ジョ-ジ・レンドヴァイ(ハンガリー マーヴ交響楽団CEO)・総合審査員長:小林研一郎(指揮者、東京文化会館音楽監督)審査結果は、以下すでに報じられている通りです。【第1位】該当者なし【第2位】工藤和真さん(テノール)【第3位】井出荘志朗さん(バリトン)【入選】小川栞奈さん(ソプラノ)、前川健生さん(テノール)、竹下裕美さん(ソプラノ)【聴衆賞】工藤 和真さん(テノール)結果発表、賞状授与に続いて、出場者を代表し入賞者から挨拶がありました。◇井出さん「ありがとうございました。第3位、とても嬉しいです。皆さまのお蔭です。今後とも宜しくお願いいたします」◇工藤さん「ありがとうございました。聴衆賞もありがとうございます。ほっとしました。5年前には2次予選で落ちたのですが、これを糧に頑張っていきたいと思います」審査員による講評(私のメモに基づくもので正確でない可能性があります。また聞き取れない部分があったり、私の意訳も多分に含まれます。以下同様)。◇大島氏...「お疲れさまでした。第1位該当者なしは愛情と受け取っていただきたい。第2次予選のとき、本選に行くにはレベルアップが必要だと感じ、高い可能性がステージで発揮されるべきだと考えた。そこで本選では「声良し、歌良し、アピール性あり」の三拍子揃うことを期待したが、オケと調和してなかったり、アピール性がなかったりで、そのレベルに達していなかったのが、第1位該当者なしの理由です。コンクールでいい成績を取っても、消えていってしまう人が多い。皆さんは今日を出発点として5年後、10年後のための第1歩となって欲しい(三拍子揃うための出発点)」◇小林氏...「第1位なしと聞いた時の客席の皆さんの反応(溜息)が残念そうに聞こえた」続いて個々にコメント。まず1位の工藤さんと言いかけて直ぐに2位と訂正「私のなかでは1位でした」と小声でポロっと本音。・「工藤さん、魅了した。張り裂けそうな精神性を伝えた。自分を超える自分をつくっていた」・「井出さん、驚きました。バリトンはオケに埋もれがちですが、埋もれなかった」・「小川さん、今日は気負い過ぎました。オケとどう付き合うかが課題」・「前川さん、素晴らしい。最初に色々な音があるモーツァルトを持ってきたのは失敗でした。演奏順も考えるように。ブレスの長さが素晴らしい。フルートの演奏を聴いているようだ」・「竹下さん、1週間の間に成長した。声質も素敵。オケが意図するところ(玉露注:つまり作曲家の意図)を汲み取る力が素晴らしい」・最後「全員に1位を上げたい心境」で締めくくられました。誰も読まないでしょうけど、一応私の感想も(異常感想注意報!)...・予想は、第1位:工藤さん、第2位:小川さん、第3位:井出さん、聴衆賞:工藤さんで、当たらずと言えども遠からずでした。・トップバッターは高音に特徴の小川さん、実は出てらして客席に背を向け精神統一を図ってらっしゃるとき、肩から背中から腕から異常なほど紅潮し、体調が万全でないと思いました。最初の♪<カーロノーメ>では1音外したようにも聞こえました。しかし尻上がりに調子を出され、最後の♪<エルヴィーラのアリア>(狂乱の場)を歌い終わったあとは、この日一、二を争う拍手歓声を浴びてらっしゃいました。・前川さん、お声も表情も終始硬い印象でしたが、個性的な声質が魅力です。ただ順位を争うとなると他を圧倒する部分が必要かと。♪<哀れなエルネスト>では最後をハイDesに上げてらして見事でした。・竹下さんは以前、財団系の新人賞選考会(音コン・日伊2冠を制した方や、NHKニューイヤーに出てらした方も振られる厳しい審査会)で聴いた時が余りに素晴らしかったので、今回は纏まり過ぎていた印象です。深みのあるお声が素敵で、雰囲気的に派手さはないのですが、こういった方にも頑張っていただきたいと思いました。・工藤さんは他を圧倒してました。7年前宮里直樹さんが出てらした時の印象と被ります。その時も第1位該当者なしの“愛のムチ”が振るまわれました。これは逆に高い期待度の現れと解すべきでしょう。・井出さんは初聴きでしたが、力感と柔軟性を兼ね備えた素晴らしいバリトンです。最後大外からやってきて直線ごぼう抜きといった感じでした。・現田さんは、今回もテールコートの背中に滲むほど汗だくで、歌手をリードされてました。・何年か前ロビーで、「オケはもっと音を抑えてあげなくちゃ歌手が可哀そう」と話されてる方がいらっしゃいましたが、発表会ではないので、そういった配慮はされません。オケの音圧に埋没されない方が生き残っていく世界です(一応)。私はこの日、文化に開場1時間前に着いたのですが、すでに20人以上の人が列を作ってました。入口三か所(チケットをモギる所「モギリよ今夜もありがとう」)それぞれに二列縦隊。開場20分前には列がつづら折り。お客さんの入りはいつもの優に3~4倍はありました。休憩時の賑わいも二期会本公演の雰囲気と変わりなく、普段東京音コンでは会わない方たちとお会い出来ました。前日聴いたバリトンさんも見えてました。このコンクールは前日にオケとの合わせ、当日ももちろんリハが行われるそうです。また、本選終了後に出場者と審査員の懇親会が実施されているとのことです。出場歌手にとってそれは、錚々たる方々から貴重なアドバイスをいただける稀有な機会であるに違いない。「一回の本番は百回の稽古に勝る」その最たるものと言えるでしょう。東京音コンで入賞を逃した方が、その約2か月後の日本音コンで第1位になったケースが私の知るかぎり2回あり(確か審査員の4割がダブっている)、それも懇親会と無縁でない気がいたします。~余談~10年くらい前まで靴を趣味にしていた私は(間違っても履いたりしません、買って磨いて眺めるだけ)、小林研一郎氏が履いてらした靴に目がいきました。緑色のクロコのローファーで、ブランド名は分かりませんが、マッケイ縫いの造りからしてイタリア製であることは間違いありません。かつて緑や黄色、紫色といった靴がブランド直営店に飾ってあるのを、どういう方が履くんだろう…と思って眺めてました。帰りは、上野エキュートで「オムライスハヤシ」を食したのですが、私としたことが、写真を撮り忘れてしまいました。人の顔を覚えるのは苦手ですが、忘れ物は滅多にしない方なんですが(傘から爪楊枝にいたるまで)。人の世話まで焼くタイプでして、「忘れ物ない?大丈夫?お手洗いは?行くの!?さっき行ったばかりなのに…!大?小?」といった感じで、女性に対するデリカシーも欠かしません。。。次回のブログ更新は来月初旬(《フィデリオ》演奏会形式<指揮:パーヴォ・ヤルヴィさん、キャスト:ヴォルフガング・コッホさん、ミヒャエル・シャーデさん、アドリアンヌ・ピエチョンカさん、フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒさん、モイツァ・エルトマンさん、鈴木 准さん、大西宇宙さん、合唱:新国立劇場合唱団、管弦楽:NHK交響楽団>@Bunkamura オーチャードホール 9/1 のレポ)を予定しております。

  • 26Aug
    • ららら♪クラシックコンサート@ウェスタ川越大ホール☆彡

      昨日、「ららら♪クラシックコンサート」川越公演<司会:高橋克典さん、金子奈緒さん、出演:森麻季さん(ソプラノ)、宮本笑里(ヴァイオリン)さん、新倉瞳さん(チェロ)、ヴィタリ・ユシュマノフさん(バリトン)、ピアノ伴奏:山岸茂人さん、佐藤卓史さん>を聴いて参りました。相棒のHさんは今回ご都合が付かず、私ひとりで伺いました。ここ数年、音友が出来てからコンサートへは大抵何方かとご一緒なので、なにとなく物足りない感じです(ひとりでプールに遊びに行く気分)。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~出演~ 司会:高橋 克典、金子 奈緒 ソプラノ:森 麻季 ヴァイオリン:宮本 笑里 チェロ:新倉 瞳 バリトン:ヴィタリ・ユシュマノフ ピアノ伴奏:山岸 茂人、佐藤 卓史 ~プログラム~1 サン=サーンス“白鳥”(新倉with佐藤)2 エルガー“愛の挨拶”(宮本with 〃 )3 カルディッロ“カタリ・カタリ(つれない心)”(ヴィタリwith山岸)4 久石譲“Stand Alone(NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』メインテーマ)”(森with 〃 )5 ピアソラ“タンティ・アンニ・プリマ”(新倉with佐藤)6 〃“リベルタンゴ”( 〃 with 〃 )7 ビゼー 歌劇《カルメン》~“闘牛士の歌”(ヴィタリwith山岸)8 大中寅二“椰子の実”( 〃 with 〃 ) ~休憩~9 ラフマニノフ“ヴァカリーズ”(宮本with佐藤)10 バルトーク“ルーマニア民族舞曲”( 〃 with 〃 )11 モンティ“チャールダーシュ”(宮本&新倉with 〃 )12 マスカーニ“アヴェ・マリア”(森with山岸)13 プッチーニ 歌劇《ラ・ボエーム》~“私が街を歩けば”( 〃 with 〃 )14 モーツァルト 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》~“二重唱 手を取り合って”( 〃 &ヴィタリwith 〃 )アンコ 菅野よう子“花は咲く”( 〃 &宮本&新倉& 〃 with 〃 )~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~森さんは先々月、東京オペラシティ・コンサートホール山形交響楽団さくらんぼコンサート2019東京公演<管弦楽:山形交響楽団、指揮:阪 哲朗さん、ソプラノ:森 麻季さん、バリトン:大西宇宙さん>に続いて。ヴィタリさんも先々月、上尾コミュニティセンターのプリヴェット・トリオ<工藤和真さん(テノール)、ヴィタリ・ユシュマノフさん(バリトン)、河野紘子さん(ピアノ)>のコンサートに続いて。ここからが本題です~~~~~~~~~~~~~~この日、私が会場に着いたのは開場して15分くらい経った時点でしたが、まだかなりの列が出来ていたのは意外でした(勝手に5分くらいの入りと予想していたので)。ざっと見た感じ最終的に1階、2階は満席、3階席もそこそこ入っていて1200~1300人の盛況ぶりでした。お客さまが大勢見えていると出演者の表情も違って参ります。最初に登壇した司会のお二人のお顔も明るく、声も弾んでおいででした。テレビ音痴なので高橋さんも金子さんも初めてでしたが、高橋さん(私や兄たちと小学校が同窓らしい、部活も同じ)は、鼻筋の通った二枚目、さすがに場慣してらっしゃる。金子さんは久々に聴く美声司会者という印象でした(声だけでウットリは広瀬修子さん以来、絶えて久しい)。進行は主に金子さんが曲目を紹介して、時折り演奏家のトークを織り交ぜながら、曲の内容と選曲の意図は演奏家自身が語り(カタリカタリという曲もありました)、司会のお二人は客席目線で感想を述べるといった感じで進んでいきました。“白鳥”(新倉さん)...チェロの深い響き。出ず入らずのピアノ伴奏・佐藤さんは、芸大首席、日本音コン第1位、エリザベート王妃国際コンクール入賞の実績。“愛の挨拶”(宮本さん)...高雅なヴァイオリンの調べ。“カタリ・カタリ”(ヴィタリさん)...日本人にはなかなか居ない立体的に響く美声。“Stand Alone”(森さん)...凛とした歌唱。“タンティ・アンニ・プリマ”(新倉さん)...郷愁を誘います。“リベルタンゴ”(新倉さん)...陽気で華やか、ピアノもノリノリ。“闘牛士の歌”(ヴィタリさん)...意外な難曲で、低音域から高音域まで綺麗に出せるバリトンは滅多に居ません。その点ヴィタリさんは出色です。が、レパートリーにしないのは理想が高いからでしょう。“椰子の実”(ヴィタリさん)...類まれなる美声です。“ヴォカリーズ”(宮本さん)...母音で紡ぐ歌曲をヴァイオリンで、空想の世界が広がります。“ルーマニア民族舞曲”(宮本さん)...初聴きでしたが、素朴で土着的な印象、最後盛り上がりました。“チャールダーシュ”(宮本さん、新倉さん)...むせび泣くようなヴァイオリンとチェロ、静かに音を刻んていくピアノ、途中からヴァイオリンが賑やかに歌い出し、チェロとピアノもそれに呼応し三者の弾むようなパフォーマンス。“アヴェ・マリア”(森さん)...祈りを捧ぐしっとりとした演奏。“私が街を歩けば”(森さん)...雰囲気は一転して、色香漂う歌い振り。この日一番の拍手でした。“二重唱 手を取り合って”(森さん、ヴィタリさん)...お二人とも声に艶があり素敵でした。“花は咲く”(森さん、宮本さん、新倉さん、ヴィタリさん)...アンコールのこの曲、この日だけの特別バージョン。ソプラノ&バリトンの二重唱、明瞭なピアノ、ヴァイオリン&チェロの流麗な響きに胸がきゅんとなりました。よくある「これ、これの曲をお届けします」というMCのパターン(司会者は舞台の袖で演奏は聴かずに次の段取りの確認)ではなく、今回MCが客席目線で進行していった所がとても素晴らしいと思いました。当初、公開は期間限定にしよう、と思っていたヴィタリさんのYouTubeですが、6月にアップして以来聴いて下さる方が結構あり、そのままにしてございます(著作権侵害、ガイドライン違反の警告もないので)。 CD「ありがとう」を風にのせて~中山晋平“鉾をおさめて” 唄:ヴィタリ・ユシュマノフ/ピアノ:塚田佳男 CD「ありがとう」を風にのせて~小林秀雄“落葉松” 唄:ヴィタリ・ユシュマノフ/ピアノ:塚田佳男 ~余談~こういった映像を見ると、プロのピッチャーの凄さが分かります。目一杯はもちろん、軽めに投げても球が伸びていて、この日のヴィタリさんも、強奏弱奏とも声がよく伸びてました。身体に必要な栄養は、全てスイーツから摂っている私の「この夏のスイーツ」...バームクーヘンは定番の、こちら ⇓ (画像ではトイレットペーパーぐらいに写ってますが、実物は8名分あります)そして、北海道・札幌の珍しいスイートポテト<期間限定(~8/30)、出店販売(今夏は川越)>。焼き芋とスイートポテトをドッキングし、ベース部分の焼き芋のバター&塩味が効いていて、とても美味しかったです。母に感想を求めた処「あ~、あの…」、「あ~、あの…何?」、「あの美味しい 」その母ですが「この夏ハワイで水着姿を公開!」は有り得なくて、母も私も若かった頃の話です...むかし母が家の周りを小箒で掃いていて、私が後ろからそおっと近づいていき声色を変え「ご精が出ますね」と声を掛けると、他所行きの声を出して振り向く母の顔(顔も他所行きの顔)が面白くてねえ・・・母とは8年前、大井町きゅりあんに混声コーラスの公演を聴きに行ったのが、いい思い出です。実はそこにHさんもいらしていて、私たちの2つくらい前の席だったそうで、ニアミスしていたのですが、当時面識がなくすれ違いでした。次回のブログ更新は近々(第17回東京音楽コンクール声楽部門本選@東京文化会館 大ホール 8/26 のレポ)を予定しております。

  • 07Aug
    • 假屋崎省吾公演、PIVOT!公演《コジ・ファン・トゥッテ》@東京オペラシティコンサートホール☆彡

      先日、≪音楽の「たまて箱」≫假屋崎省吾さん(ピアノとお話し)<共演:小瀧俊治さん、ゲスト:レ・フレール>と、PIVOT!の公演(《コジ・ファン・トゥッテ》ハイライト)<出演:飯塚茉莉子さん、林よう子さん、藤井麻美さん、伊藤達人さん、小林啓倫さん、山田大智さん、髙田絢子さん>を聴いて参りました。平日マチネで、いつものHさんはご一緒出来ませんでした。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~第一部:假屋崎省吾(ピアノとお話し) <出演> 假屋崎 省吾 小瀧 俊治(共演) レ・フレール(ゲスト/斎藤 守也、斎藤 圭土) <プログラム>・ J.S.バッハ/グノー編“アヴェ・マリア”(假屋崎&小瀧/2台ピアノ)・ シューベルト“野ばら op.3-3 D257”( 〃 & 〃 /4手連弾)・ ランゲ“花の歌 op.39”( 〃 & 〃 / 〃 )・ フォーレ“組曲『ドリー』より「子守歌」op.56-1”( 〃 & 〃 / 〃 )・ ブラームス“ワルツ集 op.39より第15番 変イ長調”( 〃 & 〃 / 〃 )・ シベリウス“5つの小品(寿樹の組曲)より「樅の木」op.75-5”( 〃 & 〃 /2台ピアノ)・ ベートーヴェン/レビノフ編“バガテル「エリーゼのために」イ短調 WoW 59(2台ピアノ編)”( 〃 & 〃 / 〃 )・ ベートーヴェン“4手ピアノのためのピアノ・ソナタ ニ長調 op.6”( 〃 & 〃 /4手連弾)・ 〃 “『4手ピアノのための3つの行進曲』op.45より 第1曲 ハ長調”( 〃 & 〃 / 〃 )・ モーツァルト/グリーグ編“ピアノ・ソナタ ハ長調(2台ピアノ編)”( 〃 & 〃 /2台ピアノ)・ レ・フレール“オリジナル曲(3曲)” (レ・フレール/4手連弾)・ “ウォルトディズニーメドレー「ミッキーマウス・マーチ」他”( 〃 / 〃 )・ “メドレー「幸せなら手をたたこう」、「アルプス一万尺」、「聖者が街にやってくる」”(假屋崎&小瀧&レ・フレール/8手連弾)アンコ フレデリック・ロウ“踊り明かそう”( 〃 & 〃 & 〃 /4手連弾×2台ピアノ)  ~休憩~第ニ部:モーツァルト:オペラ《コジ・ファン・トゥッテ》ハイライト <出演>フィオルディリージ(深層の令嬢、グリエルモの恋人):飯塚 茉莉子(Sop)デスピーナ(使用人、老哲学者の試みに手を貸す):林 よう子(Sop)  ドラベッラ(フィオ…と姉妹、フェルランドの恋人):藤井 麻美(Ms)フェルランド(士官、ドラ…の恋人):伊藤 達人(Ten)   グリエルモ( 〃 、フィオ…の恋人):小林 啓倫(Br)ドン・アルフォンソ(老哲学者、恋人交換実験の仕掛け人):山田 大智(BBr)ピアノ:髙田 絢子(Bas?)  ~休憩~第三部:在日米陸軍軍楽隊 相模グルーヴ <プログラム(予定)>・ タッド・ダメロン“Lady Bird”・ セロニアス・モンク/コールマン・ホーキンス“I Mean You”・ ホレス・シルバー“Peace”・ ウェイン・ショーター“Yes or No”・ ジェローム・カーン“All The Things You Are”・ 中村八大/永六輔“Sukiyaki(上を向いて歩こう)”・ ロイ・ハーグローヴ“Soulful”~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~飯塚さんは2016年12月、めぐろパーシモン 小ホールの《ラ・ボエーム》ハイライトステージ、ミミ役<キャスト:飯塚茉莉子さん、鈴木俊介さん、相原里美さん、小林啓倫さん、河野康成さん、清水龍之介さん、ピアノ:野口幸太さん>以来。藤井さん、林さん、伊藤さん、山田さん、髙田さんは昨年12月、新国立劇場3階レストランMaestro (マエストロ)のPIVOTランチタイムコンサートvol.52<出演:伊藤達人さん、今野沙知恵さん 、藤井麻美さん、山田大智さん、ピアノ:髙田絢子さん、スタッフ:林よう子さん>に続いて。小林さんは昨年9月、新国立劇場オペラパレスの東京二期会オペラ劇場《ジャンニ・スキッキ》マルコ役<指揮:ベルトラン・ド・ビリーさん、演出:ダミアーノ・ミキエレットさん、キャスト:今井俊輔さん、舟橋千尋さん、与田朝子さん、前川健生さん、新津耕平さん、鈴木麻里子さん、原田 圭さん、北川辰彦さん、小林啓倫さん、小林紗季子さん、後藤春馬さん、岩田健志さん、高田智士さん、岸本 大さん、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱団:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部、他>以来。東京オペラシティコンサートホールは先月、山形交響楽団さくらんぼコンサート2019東京公演<管弦楽:山形交響楽団、指揮:阪 哲朗さん、ソプラノ:森 麻季さん、バリトン:大西 宇宙さん>に続いてになります。東京オペラシティ文化財団が主催する≪音楽の「たまて箱」≫シリーズVOL.9です。5年前にVOL.4 Mirrors(ミラーズ)<芝沼美湖さん、榛葉樹人さん、榛葉薫人さん、吉田幸央さん>の公演に伺ったことがございます。同シリーズは毎年夏、東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアムで開催されていて入場無料(事前申込不要)、未就学児も入場可というユニークなものです。通常、二部から三部構成、二日間にわたって開催される年もあります。華道家の假屋崎省吾さんがメインパーソナリティを務められているようで、今回も第一部は假屋崎さんのピアノ&トークでした。バリトン井上雅人さんの公演でよく聴く小瀧俊二さんが出演されるとあって、第一部開演(日本時間で11時30分)に間に合うよう伺いました。最寄りの初台駅に着いたのが11時05分、ホームに降りたら、今までに経験したことがない程の混みよう。エスカレーターの列に加わるのももどかしく階段を早足で、改札を出てからも人の動ぎとは逆に階段を使って地上に出、ガレリア脇のエスカレーターを歩いて上がって(他の方もみなエスカレーターを歩かれてました)会場に到着。案の定、前の方の席はすでに満杯。最前列右ブロック隅に空席があったので、そこに座ることにしました。本公演は演奏中の録音、撮影は不可ですが(盗撮不可かどうかは聞き洩らしました)、カテコは撮影自由と聞いてましたので、ここからなら全員が写真に納まりきる、ただし演奏してるピアニストの背中しか見えない(空いていたはそのため)でも、運よく第一部で帰られた方がいらしたので、休憩時に最前列左ブロック通路寄りの席に移動し、第二部はそこから観ることが出来ました。開演前、ホワイエでは第三部に登場する在日米陸軍軍楽隊 相模グルーヴの演奏が行われていました。第三部は聴かずに失礼しましたが、軍楽隊の皆さんは音楽活動が日常業務で通常軍務には就きません。N響の方がニュースを読まないのと似ています。前置きが長くなってしまいました。ここからが本題です~~~~~~~~第一部、假屋崎さんのソロ演奏はなく、全て小瀧さんとの4手連弾と、2台ピアノによるパフォーマンスでした。演目は假屋崎さんらしく優美な曲が選ばれていて、ラストの“ピアノ・ソナタ ハ短調”が特に素晴らしかったです。ゲストは「レ・フレール」というピアノ兄弟デュオで、実に楽しそうな演奏でした.。o○ピアノを弾きながら、床を足で踏み鳴らす(底革の結構高そうな靴で)“キャトルマンスタイル”と呼ばれる奏法だそうです。客席もそれに手拍子で応え、大いに盛り上がりました(ただ楽しませるだけではなく、超絶技巧も)。最後は、再登場の假屋崎さんと小瀧さんとで、何と8手連弾(生で聴くのは、これが2度目)。アンコールは4手連弾×2台ピアノのパフォーマンスで、お開きとなりました。第一部三階席までほほ満杯のお客さまは大喜びでした。休憩を挟んで第二部、オペラユニットPIVOT!によるオペラ《コジ・ファン・トゥッテ》ハイライト(たばこの吸い過ぎに注意しましょう)。まともにやれば三時間はかかる《コジ...》を、一時間に凝縮したPIVOT!特別バージョンです。舞台上手には、小テーブルと椅子3脚(ナポリのカフェを想定)、中央にはソファー(浜辺に面した邸内・庭を想定)。最初に山田さん(ドン・アルフォンソ役、ナレーター兼任)が登壇し、そこにフェランド(伊藤さん)、グリエルモ(小林さん)が加わって、女性の貞操について言い争うお馴染みのシーンが展開されます。歌は原語、台詞は日本語です。伊藤さんの張りのある歌唱、小林さんの大声量が素晴らしいです。山田さんは終始、堂々とした演唱振り、体格がいいので視覚的にも優位性が保たれます。入れ替わるようにしてフィオルディリージ(飯塚さん)と、ドラベッラ(藤井さん)が登場し、恋人が写ってるスマホ(これで設定が現代だと分かります)の待ち受け画面を眺めてウットリ、お互い見せ合ってはニッコリ。小気味よい第4曲:二重唱<ねえ、見てちょうだい>。飯塚さんは留学されて歌唱が益々洗練された印象(そして何より口元美人さん)、藤井さんはまたまたパワーアップし、ひとり外国人歌手がいる感じです。この調子でいって一時間で収まるのかいな?と、余計な心配をしていたら、ここから猛烈にスピードアップし、アリアというアリアは全てカットされ、アンサンブルも結構絞り込んでありました。でも、それで良かったと思います。未就学児入場可とあるように、オペラがどんなものかを知って貰うのが、狙いのようですから。名曲難曲アリアも子供たちにとっては退屈なだけ、声楽家たちのデカイ生声が重なったときの迫力をメインに据えた今回のバージョンは趣旨に適ってました。ほこり取りを手に持ち、あちこち掃除しながら現れた林さん(デスピーナ役)、林さんだと随分可愛い感じですが、欲求不満で世間ずれ、姉妹をけし掛ける役のデスピーナを好演されました。アリアの演奏こそありませんでしたが、ナレーションのなかに「女も15になれば…」とか、「フィオルディリージの恋人への愛は岩のように動かず…」といった感じで、アリアの中身が上手く盛り込まれてました。当オペラの肝である二重唱<姉妹が遊び人風若者(変装した元カレ)に陥落する>甘く穏やかな第23曲<ハートを差し上げます>と、男の強引さに負けてしまう第29曲<もう少しの辛抱>は、ともに聴き応えがありました。第一幕:第18曲フィナーレpart4<どこなんだ?>から6、7分に及ぶフォルテとソットヴォーチェの掛け合い、第2幕:第31曲フィナーレpart9<これこそ幸せ>の大団円も圧巻でした。陸上のリレー競技でも、走力のあるランナーを4人揃えるのは大変なことです。今回充実の若手声楽家たちの公演を、最高の会場で、しかも無料で聴けてラッキーでした。カテコの際、アンコールとして伊藤さんの《トゥーランドット》“誰も寝てはならぬ”が演奏され、高らかな歌唱が会場中に響き渡り目出度く幕となりなりました。終演後、挨拶をされる山田さん(右端)。右から順に山田さん(BBr)、小林さん(Br)、伊藤さん(Ten)、藤井さん(Ms)、林さん(Sop)、飯塚さん(Sop)。両端は「ゆるキャラ」アンコール曲ネッスンドルマを歌い終えた伊藤さん(中央)。女性陣とピアノの髙田さん(左端)。私の席は髙田さんを斜め後ろから見る位置でしたが、背筋が伸びスタイリッシュな演奏振りが素敵でした。アンサンブルに合わすのは、アリアの伴奏の時とは異なる大変さがあるかと存じます。カメラ目線の女性陣。演奏も素敵でしたが、お三方、それぞれエピソードがあります、左から順に...飯塚さんとは結構古く、令和の前、神代のむかし武蔵野音楽大学オペラ《魔笛》の侍女Ⅰが最初です<このときパミーナ:前川依子さん、侍女Ⅲ:吉田静さん(しぃちゃん)>。その翌年新国研修生として試演会《魔笛》侍女Ⅱ<このときパミーナ:林よう子さん、侍女Ⅲ:藤井麻美さん、パパゲーノ:小林啓倫さん)、その後の試演会も何度か。それから暫くして、浜離宮朝日ホールのロビーで、私にお声を掛けてくださった奇特な女性がおりまして、それが飯塚さんでした「ああ、藤井さん」、「飯塚です、よく間違えられます」、「いやあ、失礼しました」その後、目黒パーシモンで《ラ・ボエーム》のミミ飯塚さんを聴いて(終演後に言葉も交わしました)、その半年後、日生劇場で偶然お見掛けし、その際またまた藤井さんと間違えてしまいました「私、飯塚です!」ガビ~~ン穴がなくても入りたい、半年前にお目に掛かったばかりなのに!前科二犯!言い訳のしようがない!「大変失礼しました。これからはエクボの飯塚さんと、よく覚えておきます。もう絶対に間違いません!」林さんについては、心の恋人しぃちゃんから「林さんはとても仲の良いお友達」と伺ってたので、林さんに初めてお会いした時(試演会《魔笛》パミーナ役)「私も、しぃちゃんの親友なんです」と自己紹介したのですが、これが全くウケず「???」(うわっ恥ず)。そら、そうでしょう。父親ぐらいの年齢のオジサンが、突然友達の親友と言ってきたんですから...でもその後、何度かお目に掛かってくうち、最初の「変なオジサンのイメージ」は払拭していただけたかと存じます。藤井さんは研修所の試演会を何度か聴いたあと、オペラは昨年NISSAY OPERA《魔笛》の童子Ⅲを聴き、続いて某レストランでの演奏会で、私は藤井さん扮するカルメンちゃんにナンパされ、ステージに引っ張り出されてしまいました今回も終演後「では、また宜しくお願いします」と、ご挨拶して頭を下げたとき頭と頭がニアミスし、お互いヘアが(私の方はまだ生え揃ってませんが)触れ合い、顔を見合わせ大笑い、最後の最後まで愉しい公演でした.。o○~余談~私は、母と顔は似てませんが(性格はそっくりです、嫌なとこまで)、母の顔を見ると心が和みます。先日も...「ママは〇〇 〇〇エ、僕は△△ △△オ。息子の名前を忘れちゃダメだよ」、「大丈夫!わたしも△△ △△オ」、「大丈夫かいな??」 リパブリック讃歌次回のブログ更新は今月下旬(「ららら♪クラシックコンサート」<司会:高橋克典さん、金子奈緒さん、出演:森麻季さん(Sop)、宮本笑里(Vi)さん、新倉瞳さん(Vc)、ヴィタリ・ユシュマノフさん(Br)>@川越ウェスタ大ホール 8/25のレポ)を予定しております。

  • 17Jul
    • 髙橋絵理ソプラノリサイタル@紀尾井ホール☆彡

      おとつい、ソプラノ髙橋絵理さんのリサイタルを聴いて参りました。ピアノは谷池重紬子さん、ゲストはバリトンの上江隼人さんです。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~プログラム~1 ベッリーニ“マリンコニーア、優しい妖精”(髙橋)2 〃 “行け、幸せなバラよ”( 〃 )3 ドニゼッティ“舟人”( 〃 )4 〃 “不吉な愛”( 〃 )5 チマーラ“ストルネッロ”( 〃 )6 〃 “郷愁”( 〃 )7 レスピーギ“最後の陶酔”( 〃 )8 〃 “古い歌に寄せて”( 〃 ) ~休憩~9 ヴェルディ《シモン・ボッカネグラ》第一幕~“私は話したい。あなたはアメーリア・グリマルディ嬢ですか?”(アメーリア:髙橋/総督:上江)10 〃 《ドン・カルロ》第四幕~“終わりの日は来た”(ロドリーゴ:上江)11 〃 《イル・トロヴァトーレ》第四幕~“恋はばら色の翼にのって”(レオノーラ:髙橋)12 〃 《 〃 》 〃 ~“聞いておるな、夜が明けたなら”(レオノーラ:髙橋/ルーナ伯爵:上江)アンコ プッチーニ《蝶々夫人》第三幕~“ある晴れた日に”(蝶々夫人:髙橋) ~出演~ 髙橋 絵理(ソプラノ) 谷池 重紬子(ピアノ) 上江 隼人(バリトン/ゲスト)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~髙橋さんは本年1月、東京芸術劇場の《ドン・ジョヴァンニ》ドンア・アンナ役<総監督・指揮:井上道義さん、演出:森山開次さん、キャスト:ヴィタリ・ユシュマノフさん、三戸大久さん、髙橋絵理さん、デニス・ビシュニャさん、鷲尾麻衣さん、金山京介さん、藤井玲南さん、近藤圭さん、ダンサー:浅沼圭さん、碓井茉央さん、梶田留以さん、庄野早冴子さん、中村里彩さん、引間文佳さん、堀田千晶さん、南帆乃佳さん、山本晴美さん、脇坂優海香さん、管弦楽:読売日本交響楽団、合唱:東響コーラス、他>に続いて。髙橋さんの初聴きは8年前、紀尾井ホールの第6回静岡国際オペラコンクール入賞者記念コンサートでした。谷池さんは2017年4月、藤沢市民会館 第2展示集会ホールの“えつこの部屋Ⅸ”オペラ《ラ・ボエーム》~ハイライトステージ~<出演:砂田愛梨さん、髙橋絵理さん、村上公太さん、岡 昭宏さん、オーナー兼ピアノ:谷池重紬子さん、ナレーター:金子美香さん>以来。谷池さんの初聴きは7年前、髙橋さんも出演された国立新美術館のクリスマスミニコンサートでした上江さんは2018年12月、セシオン杉並ホールの《蝶々夫人》<演出:三浦奈綾さん、音楽監督/企画/制作/ピアノ:河原 義さん、キャスト:柳澤利佳さん、カルロス・カルドーソさん、富岡明子さん、上江隼人さん、矢野勇志さん、ジョン・ハオさん、竹内利樹さん、山下千夏さん、小野裕正さん、上江まりなさん、他>に続いて。上江さんの初聴きは6年前、新宿文化の《椿姫》ジェルモンでした。紀尾井ホールは先々月、宮里直樹さん(ソプラノ)と今井俊輔さん(バリトン)のジョインコンサート(ピアノは水野彰子さん)に続いてです。ここからが本題~~~~~~~~~~~~~~~~~~~五島記念文化賞<オペラ新人賞>受賞者による海外研修成果発表公演です。“マリンコニーア、優しい妖精”(髙橋さん)...第1部は総じてマニアックな選曲で、小品から入りましたが、本リサイタルに懸ける髙橋さんの並々ならぬ意気込みが感じられる演奏でした。“行け、幸せなバラよ”(髙橋さん)...豊かな声量と、豊麗な声の響き、髙橋さんの特徴が良く出てました。“舟人”(髙橋さん)...技巧を駆使した上に弱音も綺麗に響かせ、素晴らしいです。“不吉な愛”(髙橋さん)...初めはしっとりと、中間部は力感で押す。“ストルネッロ”(髙橋さん)...情熱的な歌唱。“郷愁”(髙橋さん)...髙橋さんの「郷愁」を聴くのは三度目、思い入れがおありなのでしょう。前曲からちょっと間を置いて演奏に入り、哀し気な歌い振り、谷池さんとの息もぴったりで、終盤にかけひたひたと盛り上がっていきました。“最後の陶酔”(髙橋さん)...この曲は二度目。ブレないピッチで丁寧な歌唱。“古い歌に寄せて”(髙橋さん)...この曲も二度目。髙橋さんは学生の頃レスピーギの歌曲を勉強されてらしたそうです。広音域が必要とされ、しかも長大な曲を見事に歌い上げました。“私は話したい、あなたはアメーリア・グリマルディ嬢ですか?”(髙橋さん、上江さん)...叙唱から入ってきました。世の中に生き別れた親子の出会いほど感動的なものはありません。聴き応え、見応えあるお二人の演唱振りでした。“終わりの日は来た”(上江さん)...私が上江さんに目覚めたのは比較的遅うございます。全音域にわたって強く美しく響く、見事な演奏です。“恋はばら色の翼にのって”(髙橋さん)...透明感ある髙橋さんのお声に会場が包まれます。“聴いておるな、夜が明けたなら”(髙橋さん、上江さん)...一途なレオノーラ(髙橋さん)の渾身の歌唱。太く厚い声のルーナ伯爵(上江さん)の憎たらしいパフォーマンスも秀逸。“ある晴れた日に”(髙橋さん)...最後はお馴染みの曲で、五島の審査会の時もこの曲で勝負されてました。これまで節目、節目で演奏されてきて、これからもきっと長い付き合いになるでしょう。そしてその度、益々進化した姿を私たちの前に披露してくださるに違いない、と確信したラストでした。この日、会場で多くの声楽家の姿をお見掛けしました。二期会、藤原のスター級が大勢、よく集まったものだと...髙橋さんの演奏も素敵ですが、お人柄が偲ばれます。~余談~8年前の大晦日、丸ビルでのガラコンサート<出演:ザ・ジェイド(樋口達哉さん、高野二郎さん、成田博之さん、北川辰彦さん)、竹山愛さん(フルート)、髙橋絵理さん(ソプラノ)、富岡明子さん(メゾソプラノ)、他>が、Hさんにとって髙橋さんの初聴きだったと存じます。大晦日の17時から19時という、一年のうち最も微妙な時間帯に開催されたコンサートで、多くの音友にお声掛けしたのですが、皆さん(青江三奈さんという歌手がいた)に断られ(そら、そうだ )、ただ一人付き合って下さったのがHさんでした。コンサートのあと丸ビルで年越しラーメンを食べて別れましたが、思えばあれが腐れ縁の始まりだったかもしれません。大変な方をお呼びしちゃった 開演時間が連休日の16時と余裕があったので、Hさんと赤坂見附で早めに待ち合わせ、会場近くのホテルラウンジでお茶を濁しました「ショートケーキ&ダージリンテー」お茶のあと、バックに写ってる庭園を通って会場に向かいました。庭園の端に屋外プールがあって、現在も営業しています(昔来ましたが、冷夏の時が多く寒々としていた記憶)。都心のプールはどんどん無くなってきてます。室内プールが個性的だった六本木プリンスは、ホテル自体無くなりました。二期会のある千駄ヶ谷駅近辺だけでもプールがいくつもありました。その一:中央線・総武線の窓から、夏はスタンドで甲羅干ししている人達の姿が見られた神宮プールも閉鎖されて久しゅうございます。その二:駅前の旧東京都体育館室内プールは、昭和30年代お隣りが乗馬倶楽部で馬がトコトコ走っている姿をプールから眺められました。その三:神宮絵画館前、この写真の水が張ってあるスペースも昔(昭和30年代)プールとして開放されてました。今より水深がありプールとして立派に機能してました。周囲が金網フェンスで仕切られているだけで(現在植え込みの所)、外から丸見えでしたが、プールサイドまで御影石が敷きつめられ中央から水が流れ落ち、まるで古代ローマ風呂のよう...結構雰囲気がありました。更衣室は奥のクラシカルな建物(絵画館)の中にあって、そこから数十メートルを(いま大型バスの駐車場)、女性客も水着で平気で歩いてました(見に来る人もあまりいませんでした)。帰りは、新宿で「ハンバーグ」写真を撮った後いつものように、草は全部Hさんのお皿に、お返しは卵焼き(半熟が苦手でらしたとは知りませんでした。垂直跳びが22センチだったことは存じ上げております)。私事。お盆でお墓参りをし、ここ数年私どもでは身内がばたばたと亡くなっていき(お葬式三回)、安らかにお休みください、と手を合わせて参りました。母は相変わらずで(超天然 )先程もテレビを観ていて(日本名曲アルバム)、♪かみなりさまを下に聞く♪を、♪かみなりさまの言うことにゃ 富士は日本一の山♪と歌ってました 自分でも笑ってました。次回のブログ更新は今月下旬(≪音楽の「たまて箱」≫オペラユニットPIVOT !<飯塚茉莉子さん、林よう子さん、藤井麻美さん、伊藤達人さん、小林啓倫さん、山田大智さん、高田絢子さん>コンサート@東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル 7/30 のレポ)を予定しております。当初予定していた井上雅人さん・大谷研人さんのジョイントリサイタル @Sala MASAKA 7/28 は、都合で残念ながら伺えなくなりました。

  • 08Jul
    • 黒岩航紀@eplus LIVING ROOM CAFE&DINING☆彡

      昨日、黒岩航紀さんのピアノコンサートを聴いて参りました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~プログラム~1 “チャイコフスキー=プレトニョフ:くるみ割り人形より「行進曲」”P.Tchaikovsky – M.Pletnev : The Nutcracker suite 2 “レヴィツキ:魅せられたニンフ”M.Levitzki:The Enchanted Nymph”3 “ショパン:24の前奏曲集より第15番「雨だれ」変ニ長調Op.28-15”F.Chopin:24 préludes NO.15“Raindrop”Des-Dur Op.28-15”4 “リスト:スペイン狂詩曲(スペインのフォリアとホタ・アラゴネーサ)S.254 R.90 ”F.Liszt:Rhapsodie espagnole(folies d’Espagne et jota aragonesa )S.254 R.90アンコ “リスト:パガニーニによる大練習曲 S.141 より 第3番 嬰ト短調 「ラ・カンパネラ」”F.Liszt:Grandes études de Paganini S.141 No.3 "La Campanella" gis-moll” ~出演~ 黒岩 航紀(ピアノ) 使用ピアノ:YAMAHA CFX~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~“サンデー・ブランチ・クラシック”というタイトルのコンサートで、黒岩さんは昨年8月、東京文化会館 小ホールの“上野 de クラシック”<黒岩航紀さん(ピアノ)と上野耕平さん(サクソフォン)のジョイント>以来です。3年くらい前ですが、ピアノの演奏会に伺う直前に急用が出来て行かれなくなってしまう…そんなことが3回連続して(黒岩航紀さん、髙木竜馬さん、高橋優介さんの公演)、つくづくピアノにご縁がないと思ったりしてましたが、今回良い機会に恵まれました。“チャイコフスキー「くるみ割り人形より行進曲」”...お馴染み、弾むような旋律で、ひたひたと何かが押し寄せてくるような感じのする、心浮き立つ演奏です。“レヴィツキ「魅せられたニンフ」”...初聴きですが、こうしたメロディックな曲の演奏も素敵です。“ショパン「雨だれ」”...雨の降り方、雨粒は一様ではない。それを、黒岩さんは繊細な音遣いで表現し、併せてショパンの心境を被らせていった珠玉の演奏と言えます。黒岩さんの真剣にピアノに向き合う姿勢に(悲壮感さえ漂ってます)、心動かされない人はいないでしょう。“リスト「スペイン狂詩曲」”...出ました!超絶技巧!!指先がまるで別の生き物のよう!圧巻!神がかってます実際!“リスト「ラ・カンパネラ」”...アンコールにまたまた超難曲。私が黒岩さんの「ラ・カンパネラ」を聴くのは今回で4回目。何度聴いても素晴らしい、息をのむようなパフォーマンスです。この日は30分の非常に短い公演でしたが、これまでの演奏会で、黒岩さんが途中手をぶらぶらさせたり、腕を揉んだりされている姿を見たことがありません。大抵アンコールが何曲も、時間が許せばまだまだ超絶技巧を披露しちゃいそう…といった雰囲気です。本番は長大な練習時間に比べれば、あっという間の出来事なのでしょう...元マラソンランナー・高橋尚子さんが、世界最高記録(当時)で優勝した2001年ベルリンマラソンのレース直前、頭の中で呟いたとされる言葉「いままでに、いったいどれだけ走ったか、残すはたった42キロ」~余談~eplus LIVING ROOM CAFE&DININGというカフェ&レストラン、私は初めて、Hさんは4月の大西宇宙さんの公演に続いて2度目。素敵な会場と伺ってましたが、スクランブル交差点のすぐ近くに、こうした広くて落ち着いた空間がある、とは知りませんでした。「グリルチキンライス」と「レモネード」をオーダーし、デパート(デザートとも言う)は場所を替えていただくことにしました。会場を出て今回駅前のパーラーを素通りし、私たちは銀座のカフェに向かいました(銀座5-8-5-B1、9:00AM〜11:00PMと長くやってる)。そこでは「キャラメルとショコラのパフェ」を注文。以前、食事して余り間を置かずに、このボリューミーなパフェを食したらお腹がゴロゴロしだして往生した経験がございます(お店の方には問題ない)。この日、Hさんが「朝からお腹の調子が良くない」と仰っていたので、渋谷から迷わず直行しました 私の商売道具 最初は事故に備えての予備...しかし、凝り性の私は色違いが欲しくなり、今この5つを使い分けてます。筆記具はボールペン2種類、芯の出し方は回転繰り出し式か、キャップを差し替えて使用するタイプ。使い勝手のいいノック式は、以前コバケンさんの公演で隣の男性にノックの音を注意されて(男性は私に謝って帰って行かれましたが、私の配慮が足りませんでした)以来、会場のお手洗いでドアを叩かれたとき、「入ってます」の返事に代用する以外使ってません。次回のブログ更新は、今月中旬(ソプラノ髙橋絵理さんのリサイタル<賛助出演:上江隼人(バリトン)さん、 ピアノ:谷池重紬子さん>@紀尾井ホール 7/15のレポ)を予定しております。

  • 06Jul
    • 2011年にブログ開設して8年☆彡

      ブログを始めて今日、7月6日で8年になります。性別:男。開設して半年くらい経った頃、某会場で出演者に話し掛けてる処を、Hさんに盗撮されました でも、しっかりカメラ目線。当時、男に飢えまくってらしたご婦人たちを一手に引き受けていて生涯最高のモテ期だった私(「ご馳走さま」) クラシックの公演に美人系、セレブ系のご婦人をお連れしたりもしてたのですが、飽きずに現在までご一緒してくれてるのは、Hさん唯おひとりです。一度でもお会いしたことのあるお方の顔は、絶対に覚えていない自信がある私は、ブログ関連でも人違いをし、相手に不快な思いをさせてしまったこと数知れず!!でも、そのたび「よく間違えられるんですよ」とか、「〇〇さんのような美人に間違えられて嬉しいです」といった、私に恥をかかせない神対応で救われて参りました。しかし!さすがに(さすが八郎という歌手がいた)、同じ演奏家のお顔を二度間違えてしまった時は、これではいけない!!と痛感し、以後お顔の特徴を覚えておくよう努めております(ある方がマスクをされていたのですが「眉頭がオタマジャクシ♪っぽい」と覚えていたのでピンポン!でした)。生真面目に(私、冗談が言えない性格)、粛々とブログを続けてきて8年。そもそもは、良質な音楽を誠実に演奏する音楽家たちを、地味目に応援していこうと始めたブログで、機縁は何だったかっつうと、2011年3月23日、旧東京音楽学校奏楽堂で聴いた『にほんのうた~東京オペラシンガーズ~合唱で聴く美しい日本の歌』であったと言えます(開設はそれから暫くしてからでしたが)。東日本大震災直後で一時は開催が危ぶまれていた東京・春・音楽祭2011のオープニングイベントとして開催され、東京オペラシンガーズ選りすぐりの12名、トリプルカルテットによる演奏会でした(指揮は宮松重紀さん。「この道」、「待ちぼうけ」、「荒城の月」、「箱根八里」、「かやの木山」、「からたちの花」、「ずいずいずっころばし」によるパラフレーズ[ピアノ・ソロ]、「早春賦」、「朧月夜」、「花」、「浜辺の歌」、「我は海の子」、「もみじ」、「赤とんぼ」、「冬景色」、「雪」、「冬の夜」。次回からシリーズ化されその第1回目)。楽しい歌を如何にも楽しそうに演奏された柴田由香さん、三宮美穂さんの丁寧な歌唱、滴るような美声を披露された与儀巧さん、高田正人さんのスタイリッシュな演奏、藪内俊弥さんや成田眞さんの痺れるような低音、そして何より神韻を帯びたハーモニー.。o○野平一郎大先生のピアノ伴奏がまた素晴らしく、MCの好本恵さんも品が良くて素敵でした。演奏家の方も我々も、自分たちに何が出来るかを自問、模索していた時期でもありました。アンコールで♪「ふるさと」を会場全員で唱和したとき、被災地のことが頭に浮かんできて胸が熱くなりました。あれから8年...拙ブログも8年、今後も細々と(秋以降は数か月に一度といった更新ペースになりそう)ですが、地味に続けていくつもりです。 「ふるさと」メゾソプラノ三宮美穂 LIVE花壇のコンカドールを一輪挿しにしました。香りも素敵です.。o○次回のブログ更新は近々(黒岩航紀さんのピアノコンサート@eplus LIVING ROOM CAFE&DINING 7/7のレポ)を予定しております。

  • 29Jun
    • 山形交響楽団さくらんぼコンサート2019 東京公演@東京オペラシティ・コンサートホール☆彡

      昨日、山形交響楽団のさくらんぼコンサート<管弦楽:山形交響楽団、指揮:阪 哲朗さん、ソプラノ:森 麻季さん、バリトン:大西 宇宙さん>を聴いてまいりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~プログラム~1 モーツァルト:セレナード 第6番 ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」K.239 (山形交響楽団)2 〃 :《ドン・ジョヴァンニ》K.527 第2幕 ~ドンナ・アンナのアリア“酷いですって!いいえ…そんなことはおっしゃらないで下さい、愛しい人よ”(森)3 〃 :《 〃 》 〃 ~ドン・ジョヴァンニのカンツォネッタ“窓辺においでよ”(大西)4 〃 :《コジ・ファン・トゥッテ」》K.588 第2幕~フィオルディリージのロンド“恋人よ、どうか許して下さい”(森)5 〃 :《 〃 》第1幕~グリエルモのアリア“彼に目を向けて下さい”(大西)6 〃 :《ドン・ジョヴァンニ》第1幕 ~ドン・ジョヴァンニとツェルリーナの二重唱“お手をどうぞ”(森&大西) ~休憩~7 ヴェルディ:《リゴレット》 ~“序曲”( 〃 )8 〃 :《 〃 》第1幕 ~ジルダのアリア“慕わしい人の名は”(森)9 〃 :《 〃 》 〃 ~リゴレットとジルダの二重唱“娘よ!お父様!"”(森&大西)10 〃 :交響曲 第36番 ハ長調「リンツ」K.425 (山形交響楽団) ~出演~ 管弦楽:山形交響楽団 指揮:阪 哲朗 ソプラノ:森 麻季 バリトン:大西 宇宙 コンサートマスター:髙橋 和貴~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~山形交響楽団は一昨年12月、山形テルサ第九演奏会<指揮:飯森範親さん、管弦楽:山形交響楽団、独唱:市原愛さん、在原泉さん、西村悟さん、大西宇宙さん、合唱:山響アマデウスコア>以来。大西さんは昨年12月、東京文化会館大ホールの第九特別演奏会<指揮:高関 健さん、出演:イ・ユジンさん、半田美和子さん、池田香織さん、宮里直樹さん、大西宇宙さん、管弦楽:東京シティ・フィルハーモニー管弦楽団、合唱:東京シティ・フィル・コーア、合唱指導:藤丸崇浩さん>以来です。ここからが本題です~~~~~~~~~~~~~~~~~~~オペラ指揮者 阪哲朗常任指揮者就任記念コンサート東京公演。サブタイトルは“世界を魅了する名歌手森麻季&新鋭大西宇宙 夢の響宴”モーツァルト“セレナード 第6番 ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」K.239”(山形交響楽団)...生で聴くのは初めてで楽しみしてきました。弦楽合奏にティンパニという楽器編成です。公演などでお馴染みの舘野ヤンネさんのお顔も見えます。第1楽章は弦・ティンパニの掛け合いが小気味良く、第2楽章は優美な雰囲気、第3楽章では変化に富んだ曲調を楽しめました。阪さんは体全体を大きくゆったり使われて指揮。ドンナ・アンナのアリア“酷いですって!いいえ…そんなことはおっしゃらないで下さい、愛しい人よ”(森さん)...毅然たる風格と香り立つエレガンス。前半しっとり、後半はアジリタで魅了。声に艶あり、弱音も綺麗です。ドン・ジョヴァンニのカンツォネッタ“窓辺においでよ”(大西さん)...(オペラとは言え)ドン・ジョヴァンニは、毎度毎度ナンパは真摯な態度、じゃない、もとい!真剣勝負に違いない。大西さんも勝負している感じです。単身本場に乗り込み、「大西宇宙」を知らない聴衆(音楽関係者も含む)に自己アピールして培ってきたステージングは半端じゃないです。微妙な濃淡をつけた演奏が秀逸。フィオルディリージのロンド“恋人よ、どうか許して下さい”(森さん)...技術的には跳躍、アジリタ。高音も低音もよく響く。背徳、しかし気高さを失わぬ歌い振り。表現の難しさは「岩のアリア」を凌ぐ。グリエルモのアリア“彼に目を向けて下さい”(大西さん)...Rivolgete a lui lo sguardo、ウィーン初演台本に収められていて直前に差し替えられ、オペラでは現在ほとんど歌われないコンサートアリアとのことです(K.584)。大西さんで聴くのは2度目、他所でも2度聴いたきり。何れもグリエルモの勝負アリアとしての扱い。聴き応えありますが、オペラで採りあげられなかったのは規模が大き過ぎるため(大西さんに教わりました)。畳みかけるような軽快さと、終盤の高らかな歌唱、そして深く沈み込む歌唱の妙に目を見張ります。ドン・ジョヴァンニとツェルリーナの二重唱“お手をどうぞ”(森さん、大西さん)...大西さんが手練手管の達演、達唱。森さんはナチュラルな所が良かったです。リゴレット“序曲”(山形交響楽団)...暗い曲で、ジルダとの二重唱(叙唱)につながっていく感じです。ジルダのアリア“慕わしい人の名は”(森さん)...木管の調べに乗り、最初はさざ波のようにひたひたと、そしてときめきは次第に恋の喜びに、絹糸のようなお声、終盤は縦横無尽なカデンツァで〆、客席から大拍手。リゴレットとジルダの二重唱“娘よ!お父様!”(森本さん、大西さん)...自虐的な叙唱から入りました。リゴレットの閉ざされたこころ、娘に対する溺愛ぶりが痛々しいほど。一方、父を思う健気さ、森さんの透明感あるパフォーマンスも素晴らしかったです。役者や歌手が、よく子供を持って演技や歌が変わったと言いますが、子供を持ったことのない人を、父親の気持ちさせてしまうのもプロ。大西さんには、その資質があります。モーツァルト“交響曲 第36番 ハ短調「リンツ」K.425”(山形交響楽団)...第1楽章は全体に快活な雰囲気、第2楽章は優雅さ、第3楽章は伸びやかさ、第4楽章はスピード感ある歌い回しで盛り上がりました。阪さんは暗譜。山響はトランペット、ティンパニなどはオリジナル楽器を使用してました。併用でしたので、ステージには新・旧2対のティンパニ。今回はチンバッソ(下の写真)と呼ばれる楽器が登場してきました。ヴェルディやプッチーニのオペラで多く使用されてきて、トロンボーンとチューバの中間の楽器だそうです。~余談~会場には新国の側から、このガレリア(新宿区と渋谷区の境界)を上っていくのが、ムードがあって素敵です。コンサートホールも、モダンな大聖堂を内側から仰ぎ見るような特別な雰囲気があります。トワイライトタイム会場出口で配られていたクッキーとおつまみ。私の分はHさんに上げようと思っていて忘れてしまい、帰宅して見たら、山形テルサ第九でいつも配られるラスクでした。おつまみの方も山形市に本社を置く有名菓子メーカーの品。東北の人情...こうした気配りが嬉しいです。帰りはオペラシティ内のレストランで「ロースかつ重」今回珍しい楽器を見たので楽器の話題、そしていつか書こうと思っていたこと...小学校のとき音楽の先生が、(敵性語が禁じられていた)戦時中、ティンパニは「半円鍋型ぎゅう縛り高低自在太鼓」、トロンボーンは「抜き差し自在曲がり金」という呼び方になったと教えてくれました(ちなみに、ヴァイオリンは「ひょうたん型西洋三味線」)。あの頃は授業で先生の話が一言一句、面白いように頭に入ってきました(ノートは不要)。また、ホームルームの時間に先生に褒められたときの情景なども、鮮明に覚えています。褒められる分には良いのですが、なかには生徒を絶対に褒めない先生もいらっしゃいまして(女の先生)、褒めないばかりか、時にテストの点数が悪かった生徒をみんなの前で名指しし、「悔しかったら勉強してみなさい!」が、その先生の口癖(捨て台詞)でした。人のこころにグサッと突き刺さる、一生癒えないような傷を与えるのも言葉ですが、人を例えようもない豊かな気持ちにさせてくれるのも“言葉”です。“言葉”を音楽に置き換えてもいいと思います。梅雨次回のブログ更新は来月上旬(ピアノ黒岩航紀さんのコンサート@eplus LIVING ROOM CAFE&DINING 7/7のレポ)を予定しております。

  • 17Jun
    • たまには本来の体育会系記事も☆彡

      昨日、Hさんとその従姉妹さんとで、大学ラグビー春の交流戦を観てきました。期せずして、この日は父の日。ラグビー関係者だった亡き父が引き合わせたのかもしれません。ちなみに我が家では兄もラグビー経験者でラグビー一家(私は途中で陸上に転向)。昨年大学選手権9連覇中の無敵軍団を破り22年振りに大学日本一に返り咲いた名門校(紫紺のジャージ)と、かつてはNHK杯(現日本選手権の前身)で、学生代表として社会人王者と戦ったことのある伝統校(ピン黒ジャージ)との対戦でした。試合は、3,4年生主体の名門が、今季台風の目とも言われてますがメンバーに1,2年生が多い古豪を終始圧倒してました。どの選手もチーム内の厳しいポジション争いがあるので気を抜きません。しかも恐らくあの内の何人かは世界に通用するプレーを目指し精進してます(頼もしいかぎり)。 メンバーは突出した何人かを除き、秋の本番のスタメンの座は誰も約束されてません。しかもゲーム中パフォーマンスが落ちてくれば途中で交替させられます。試合は“発表会”ではなく、一試合一試合が謂わばオーディションとかコンクールの場です。私が強く惹かれるのはその点です。試合の後半、私たちの目の前でボールを持った黒ピンの1年生(体重91キロのガタイのいいウイング)が、対面(4年生)の強烈なタックルにあってタッチラインの外に弾き飛ばされてきました。その際、顔をグランドに激しくぶつけ首も少し捻っていた感じで心配したのですが、気丈に立ち上がり、タックルした4年生もルーキーの肩をトンと叩いて自分のポジョションに戻っていきました。闘志と闘志が激しくぶつかり合う中にあって、相手を気遣う4年生の行為に思わずほっかりしました。スポーツマンっていいもんです.。o○青空も、気持ち良かったです。~余談~気温が31度まで上がったこの日、帰りは新宿のうどん店で「ビシソアーズの冷麺(バニラアイスとポテトチップスが麺の上に載っています)」~追伸~母がケーキを食べたいと言うので、コンビニのよりコージーコーナーがいいと思ってショートケーキ(結構デカい)。次回のブログ更新は今月下旬(山形交響楽団さくらんぼコンサート2019東京公演<管弦楽:山形交響楽団、指揮:阪 哲朗さん、ソプラノ:森 麻季さん、バリトン:大西宇宙さん>@東京オペラシティコンサートホール 6/28のレポ)を予定しております。

  • 03Jun
    • 工藤和真&ヴィタリ・ユシュマノフwith河野紘子@上尾市コミュニティセンター ホール☆彡

      さきおとつい、ふれあいコンサート<出演:工藤和真さん(テノール)、ヴィタリ・ユシュマノフさん(バリトン)、河野紘子さん(ピアノ)>を聴いて参りました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~プログラム~1 ビゼー《真珠採り》~第1幕“聖なる神殿の奥深く”(ナディール:工藤和真&ズルガ:ヴィタリ・ユシュマノフ)2 ドビュッシー『ベルガマスク組曲』~第3曲“月の光”(河野紘子)3 平井康三郎「詩:北見志保子/短歌連曲三部作」~“平城山”(ヴィタリ・ユシュマノフ)4 〃 「 〃 」~“甲斐の狭”( 〃 )5 〃 「 〃 」~“九十九里浜”( 〃 )6 カプア“オー・ソレ・ミオ”(工藤和真)7 クルティス“帰れソレントへ”( 〃 )8 テンツァ“フニクリフニクラ”( 〃 )9 大中寅二“椰子の実”(工藤和真&ヴィタリ・ユシュマノフ) ~休憩~10 シューベルト“鱒”(工藤和真)11 カルディッロ“カタリ・カタリ”(ヴィタリ・ユシュマノフ)12 白石光隆“プリヴェット・スパシーバ(やあ、ありがとう)”(会場全員)13 プッチーニ《トゥーランドット》~第3幕“誰も寝てはならぬ”(カラフ:工藤和真)14 ジョルダーノ《アンドレア・シェニエ》~第3幕“国を裏切るもの”(ジェラール:ヴィタリ・ユシュマノフ)15 ヴェルディ《リゴレット》~第3幕“女心の歌(風の中の羽のように)”(マントヴァ公爵:工藤和真)16 プッチーニ《トスカ》~第3幕“星は光りぬ”(カバラドッシ: 〃 )17 ヴェルディ《ドン・カルロ》~第2幕“我らの胸に友情を”(ドン・カルロ:工藤和真&ロドリーゴ:ヴィタリ・ユシュマノフ)アンコ1 “日本の四季メドレー<浜辺の歌、紅葉、冬景色、早春賦>”(工藤和真&ヴィタリ・ユシュマノフ)アンコ2 中村八大“上を向いて歩こう”( 〃 & 〃 ) ~出演~ 工藤 和真(テノール) ヴィタリ・ユシュマノフ(バリトン) 河野 紘子(ピアノ)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~工藤さんは本年2月、大田区民プラザ 小ホールの「下丸子うたの広場」~冬~<山田武彦さん(ピアノ・進行)、内田千陽さん(ソプラノ)、山下裕賀さん(アルト)、工藤和真さん(テノール)、的場正剛(バリトン)>に続いて。ヴィタリさんは本年1月、東京芸術劇場《ドン・ジョヴァンニ》表題役<総監督・指揮:井上道義さん、演出:森山開次さん、キャスト:ヴィタリ・ユシュマノフさん、三戸大久さん、髙橋絵理さん、デニス・ビシュニャさん、鷲尾麻衣さん、金山京介さん、藤井玲南さん、近藤圭さん、ダンサー:浅沼圭さん、碓井茉央さん、梶田留以さん、庄野早冴子さん、中村里彩さん、引間文佳さん、堀田千晶さん、南帆乃佳さん、山本晴美さん、脇坂優海香さん、管弦楽:読売日本交響楽団、合唱:東響コーラス、他>に続いて。お二人の初聴きは2年前と、3年前の日伊でした。ここからが本題です~~~~~~~~~~~~~~「ふれあいコンサート」は、クラシック音楽に触れて豊かな心を育むことを目的に始まったコンサートで、今年17周年を迎えたということです。この度は埼玉県上尾市コミュニティセンターで、プリヴェット・トリオ(工藤和真さん、ヴィタリ・ユシュマノフさん、河野紘子さん)によるパフォーマンスです。“聖なる神殿の奥深く”(工藤さん、ヴィタリさん)...高らかに響く工藤さん、深く響くヴィタリさん、二人の声が豊かに溶け合います。“月の光”(河野さん)...悲しく切なげな弱音演奏。河野さんご自身は明るく落ち着いた印象の美人さんです。“平城山”(ヴィタリさん)...格調高い歌い振り。“甲斐の狭”(ヴィタリさん)...こちらは明るい感じで、何故かほっとします。“九十九里浜”(ヴィタリさん)...難曲!ほとばしる力感!“オー・ソレ・ミオ”(工藤さん)...雰囲気が変わり、工藤さんは客席に降りてのパフォーマンス。大声量に会場がどよめき、ロングトーンにお客さまは大喝采。“帰れソレントへ”(工藤さん)...お声に艶あり。“フニクリフニクラ”(工藤さん)...バリトンの3曲に続き、テノール3曲、それぞれの声の魅力を堪能(当コンサートのサブタイトルは♪オペラ歌手が織りなす声の響き♪)、滅多に聴けないレベルです。“椰子の実”(工藤さん、ヴィタリさん)...何年か前、日本の抒情歌をよく歌われる若手バリトン歌手の「学生時代は、椰子の実という曲を知りません」の言に、「そういう時代なのか…」と思いましたが、工藤さんはこの曲が大好きだそうで、安心いたしました。伸びやかな男声二重唱が素敵でした。“鱒”(工藤さん)...ピアノともども明瞭で歯切れよく。“カタリ・カタリ”(ヴィタリさん)...ヴィタリさんは体調が万全でなかったそうですが、美声ぶりは不変です。“プリヴェット・スパシーバ~やあ、ありがとう~(会場全員))...ヴィタリさんが「プリヴェット」と「スパシーバ」の2語だけで歌える曲を依頼し、出来た曲だそうです。ご両人の歌唱指導に続いて会場全員で唱和しました。歌詞は プリヴェット、スパシーバ、プリヴェット、スパシーバ、プリヴェット、プリヴェット、スパシーバ、スパシーバ ロシア旅行を計画されている方は是非(いやな顔をされることはないでしょう)。“誰も寝てはならぬ”(工藤さん)...冒頭部分はバリトン並みの響き、ラストはまさにテノールの醍醐味!“国を裏切るもの”(ヴィタリさん)...渾身のパフォーマンスでした。“女心の歌”(工藤さん)...大いに盛り上がりました。“星は光りぬ”(工藤さん)...透明感ある演奏。“我らの胸に友情を”(工藤さん、ヴィタリさん)...改めて感じた、お二人の歌唱それぞれの色彩感。“アンコ1/日本の四季メドレー”(工藤さん、ヴィタリさん)...アンコール曲で、日本の四季を実感。“アンコ2/上を向いて歩こう”(工藤さん、ヴィタリさん)...ご存じ坂本九と永六輔のメモリアルソングで、お開きとなりました。 CD「ありがとう」を風にのせて~中山晋平“鉾をおさめて” 唄:ヴィタリ・ユシュマノフ/ピアノ:塚田佳男 CD「ありがとう」を風にのせて~小林秀雄“落葉松” 唄:ヴィタリ・ユシュマノフ/ピアノ:塚田佳男 YouTube掲載についてはご心配なく、ご本人の承諾をもちろん得てません。公開は期間限定一時的です。~余談~今回の公演はひとりで行って帰ってきて、特に余談もないので、先週Hさんとスポーツ観戦したあと寄った店(最近よく行きます)のケーキの写真を載せておきます。ケーキ屋さんにはイートインコーナーがありませんが、店から歩いて数分の場所にワンドリンク注文すれば他店からのスイーツ持ち込みOKの(お皿やフォークも無料で借りられる)カフェがあると知り、この日はそちらで食べるつもりで伺いました。が、行ってみたら予約済みの席が多く、ケーキはHさんと近くの公園でワイルドに食すことにしました(そう決めたのは店が狭く相席が多かったのも要因)。公園は私の記憶だと昔銭湯だった所。日曜日の夕方、パンを食べてるカップルが二組、コンビニ弁当を広げている中年女性、ここなら誰気兼ねなくケーキの箱を広げられる、幸運にも奥まった所にある藤棚の下、背中合わせで十人以上腰掛けられる感じの四角いベンチが丸々空いてました。ただ、こういう状況を想定してなかったので、食べ方としては、かぶりつく以外ない。二人の間にケーキの箱を置き、開けて(この時点で撮影)ばらし、ケーキの周りのセロハンを剥がします。セロハンを丸め、付いてる生クリームを(指で下からしごくのが基本)チューチュー(うわっ恥ず!!)の儀は人前では執り行えません。いよいよケーキに入刀(ご両親もさぞお喜びのことでしょう、カメラ撮影される方は前の方に)じゃなくて、刑期を終えて無事出所でもなくて、ケーキを崩さないようにスライドさせ(カーリングの要領)、それをそのまま口に持っていき、上からガブリ!手はベトベト、口の周りはクワンクワン(Hさん、よく似合ってました)。幸いHさんがウエットティッシュのパックを持ってきてくれていたので、大いに助かりました。クワンクワンのまま電車に乗れません。ただ、Hさんの鼻の頭に生クリームが付いていたのをご注意出来ませんでした(私は遠慮深い)。~余談の余談~この日の交流試合、本チャン以外に二本目の試合も(いわゆる二軍戦、時に四軍戦まで予定されてるケースも)組まれていたのですが、私たちはケーキ屋さんの用事があったので、第1試合だけ観て失礼しました。試合前Hさんと、買ってきてくれたオニギリ、焼き鳥、パンを食べましたが、私はケーキ用にお腹を少し余しておきました。Hさんが姉妹店(ショコラの店)に寄られ、またまた私の分まで タブレットピスターシュオレ(ピスタチオ入りミルク味の板チョコ)。美味しゅうございました。母には後日ケーキや、焼き菓子を買って帰りました(ぱくぱくとよくお召し上がりでした)。次回のブログ更新は今月下旬(山形交響楽団さくらんぼコンサート2019東京公演<管弦楽:山形交響楽団、指揮:阪 哲朗さん、ソプラノ:森 麻季さん、バリトン:大西宇宙さん>@東京オペラシティコンサートホール 6/28のレポ)を予定しております。

  • 19May
    • 宮里直樹&今井俊輔with水野彰子@紀尾井ホール☆彡

      先日、宮里直樹さん(テノール)と、今井俊輔さん(バリトン)のジョイントリサイタルを聴いて参りました。ピアノは水野彰子さんです。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~プログラム~ ~開演~1 G.ロッシーニ《セヴィリアの理髪師》~第1幕“金貨の二重唱”(アルマヴィーヴァ伯爵:宮里直樹/フィガロ:今井俊輔) ~第1部~2 G.ドニゼッティ《愛の妙薬》~第1幕“人知れぬ涙”(ネモリーノ:宮里直樹)3 G.ヴェルディ《ドン・カルロ》~第4幕“私の最後の日…私は死にます”(ロドリーゴ:今井俊輔)4 C.グノー《ファウスト》~第3幕“この清らかな住まいよ、ここに無垢で聖なる魂が宿る!”(ファウスト:宮里直樹)5 U.ジョルダーノ《アンドレア・シェニエ》~第3幕“祖国の敵だと…?”(ジェラール:今井俊輔)6 G.プッチーニ《ラ・ボエーム》~第4幕“馬車だって…ああミミ、君はもう帰ってこない”(ロドルフォ:宮里直樹/マルチェッロ:今井俊輔) ~第2部~7 G.ドニゼッティ《愛の妙薬》~第1幕“勇気を出そう。多分神様は特別私のために”(ネモリーノ:宮里直樹/ドゥルカマーラ:今井俊輔)8 G.ドニゼッティ《連帯の娘》~第1幕“ああ!友よ 何とめでたい日だ!”(トニオ:宮里直樹)9 G.ロッシーニ《セヴィリアの理髪師》~第1幕“私は町の何でも屋”(フィガロ:今井俊輔)10 G.ヴェルディ《ドン・カルロ》~第2幕“われらの胸に友情を”(ドン・カルロ:宮里直樹/ロドリーゴ:今井俊輔) ~~~~~~~~~~~~11 ラカジェ“アマポーラ”(宮里直樹)12 J.ロドリーゴ“アランフェス”(今井俊輔)13 C.A.ピクシオ“マリウ愛の言葉を”(宮里直樹)14 カルディッロ“カタリ・カタリ”(今井俊輔)15 デ・クルティス“とても君を愛してる”(宮里直樹)16 L.ボビーオ“熱情”(今井俊輔)アンコ1 ニーノ・ロータ『ゴッドファーザー』~“愛のテーマ”(宮里直樹)アンコ2 ヘンリー・マンシーニ『ティファニーで朝食を』~“ムーン・リバー”(今井俊輔)アンコ3 アウグスティン・ララ“グラナダ”(宮里直樹/今井俊輔) ~出演~ 宮里 直樹(テノール) 今井 俊輔(バリトン) 水野 彰子(ピアノ)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~宮里さんは昨年12月、東京文化会館 大ホールの第九特別演奏会<指揮:高関 健さん、管弦楽:東京シティ・フィルハーモニー管弦楽団、独唱:半田美和子さん、池田香織さん、宮里直樹さん、大西宇宙さん、合唱:東京シティ・フィル・コーア>以来。今井さんは昨年9月、新国立劇場オペラパレスの東京二期会オペラ劇場《外套》ミケーレ役<指揮:ベルトラン・ド・ビリーさん、演出:ダミアーノ・ミキエレットさん、キャスト:今井俊輔さん、文屋小百合さん、芹澤佳通さん、小林紗季子さん、北川辰彦さん、新津耕平さん、舟橋千尋さん、前川健生さん、西岡慎介さん、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱団:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部、他>同《ジャンニ・スキッキ》題名役<指揮:ベルトラン・ド・ビリーさん、演出:ダミアーノ・ミキエレットさん、キャスト:今井俊輔さん、舟橋千尋さん、与田朝子さん、前川健生さん、新津耕平さん、鈴木麻里子さん、原田 圭さん、北川辰彦さん、小林啓倫さん、小林紗季子さん、後藤春馬さん、岩田健志さん、高田智士さん、岸本 大さん、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱団:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部、他>以来。水野さんは昨年5月、台東区生涯学習センター ミレニアムホールの佳音(かのん)コンサート<出演:髙品綾野さん、藤井冴さん、村田藍さん、横山和美さん、安川みくさん、花房英里子さん、山下裕賀さん、ピアノ:水野彰子さん>以来。紀尾井ホールは2011年11月、第6回静岡国際オペラコンクール入賞者記念コンサート<出演:吉田珠代さん、髙橋絵理さん、イム・チャンハンさん、ピアノ:村上尊志さん>以来、久々です。ここからが本題です~~~~~~~~~~~~~~今回の公演、(開場から)開演まで1時間と長かったのですが、話題の二人の共演とあって間延びした雰囲気はなく、満員の客席は開演前から静かな熱気に包まれてました、リサイタルというよかオペラの開演を待つ雰囲気です。“金貨の二重唱”(宮里さん、今井さん)...小気味よい二重唱で始まりました。“人知れぬ涙”(宮里さん)...張る一方でなく、微妙な濃淡をつける歌唱が宮里さんの特徴ですが、ここでは更に踏み込み微細な絹糸を紡ぐかのようなピアニッシモ(航海日誌も記帳←無視してください)に客席は水を打ったよう。“私の最後の日…私は死にます”(今井さん)...力強くふくよかな響きで会場を魅了。(今井さんの指示と思われますが)水野さん拍を置かずに後半を続けます。“この清らかな住まいよ。ここに無垢で聖なる魂が宿る!”(宮里さん)...高らかな歌い振りですが、今回ひょっとしたらハイC部分をあえて弱音で歌われたかも(聴き間違いであったらご勘弁)。フランス語も素敵。“祖国の敵だと…?”(今井さん)...難曲中の難曲を、今井さんならではの情感溢れる演唱で歌い切りました。“馬車にだって…ああミミ、君はもう帰ってこない”(宮里さん、今井さん)...別れた恋人へのそれぞれの想い語るボヘミアンの、ハートウォーミングな二重唱で第1部は〆となりました。“勇気を出そう。多分神様は特別私のために”(宮里さん、今井さん)...第2部の開始はお二方ともラフな出で立ち。愛の妙薬を欲しがるネモリーノ(宮里さん)に、ドゥルカマーラ(今井さん)がインチキ薬を売りつける愉快な二重唱です。「決して口外しないように」とドゥルカマーラがネモリーノの口を塞ぐシーンで、今井さんが宮里さんの口に手を当て、宮里さんと「あわ~わ~わ~わ」のパフォーマンス。これには客席大爆笑。“ああ!友よ 何とめでたい日だ!”(宮里さん)...遂に出ました!ハイC9連発!しかも顔色ひとつ変えず余裕の表情。客席こんどは大拍手、大歓声の嵐。“私は町の何でも屋”(今井さん)...躍り出ました何でも屋!畳みかけるように達演、達唱。第1部の演目が重く硬かったので、印象度抜群、明るい雰囲気に包まれました。水野さんもノリノリです。“われらの胸に友情を”(宮里さん、今井さん)...オペラ関係最後はドラマチックな重唱で盛り上がりました。三度並行が耳に心地好い。“アマポーラ”(宮里さん)...ここからは雰囲気が変わってポップス、イタリア歌曲、カンツォーネ(乾燥芋でないよ)のステージ。まずは宮里さんの輝くような歌い振り。“アランフェス”(今井さん)...有名なアランフェス協奏曲第二楽章に、本来ない筈の歌詞が付けられたようです。哀愁漂う演奏。“マリウ愛の言葉を”(宮里さん)...イタリア歌曲で、甘い愛の歌。“カタリ・カタリ”(今井さん)...ナポリ歌曲。バリトンの朗々としたコーレングラートは胸に深く響きます。“とても君を愛してる”(宮里さん)...イタリア歌曲。宮里さん、こちらのステージでは情熱的に愛を紡ぎいでいきます。“熱情”(今井さん)...カンツォーネ。今井さんは悲恋に徹しファンの涙を誘います。この曲も振られた女のことを嘆いているようです。“愛のテーマ”(宮里さん)...アンコール1曲目は、超お馴染みの曲。私事ですが「ゴッドファーザー」は観たことがありません、タイタニックも勿論観てません。今後の楽しみしておこうかと(おそらく観ないでしょうけど)。それはともかく、この曲は好きです。テノールの端正な演奏もいいものだ思いました。“ムーン・リバー”(今井さん)...今井さんのロマンチックな歌唱。曲名が告げられたとき客席から歓声、ファンの様々なニーズに応えらる懐の深さが人気の秘密だと思います。アンコールに入ってから「愛のテーマ」、「ムーン・リバー」の水野さんの間奏も素敵でした。“グラナダ”(宮里さん、今井さん)...最後の最後は明るく盛り上がり(調性はテノール)お開きとなりました。演奏が終わって、スタンディングオベーションが見られました、それ程までに盛り上がりを見せた公演だったと言えます。声量でいうとテノール、バリトンのそれぞれ横綱クラスの競演に盛り上がらない訳はありません。個人的には宮里さんの見事なハイC9連発を聴けたのが収穫、今井さんは中低音域に益々磨きがかかり、そこに今井さんの特徴が出ていたと感じました。直ぐに今井さんの声と分かります(これは重要なことだと思います)。私の席の回りの今井さんファン(聞くとはなしに聞こえてくる会話から…)を始め、とにかく熱狂的なファンが多ございます。皆さん目がハートです客席の前から数列は、今井さんの追っかけファンによって占められていたのではないでしょうか。終演後、この調子だとロビーはごった返しているに違いない(特に今井さんは舞台だけでなく終演後もサービス精神旺盛)と思いながらロビーに出てみたら、長い列が出来てました。これは意外な光景でした。成り行き任せにせず、会場の方が“最後尾”の看板を掲げ「出演者に会見を希望する方はこちらにお並びください」と。これで他のお客さまの動線が確保出来ます(すんなり帰られた方は少数だった気が)。見たら、お三方が横一列に並び、列は整然と進んでいきます(結婚披露宴の金屏風方式)。ツーショット、スリーショット...を希望されるファンは、会場の方がカメラマンを買って出るという寸法です。延々と続く長い行列(いつもお世話になっている美往来氏によると、全部はけるのに40~50分かかった模様)...ことほど左様に、後援会会員数900とも1000とも言われているファンの熱気は凄まじく、今井さんご本人も含めみな圧倒されたに違いないです。~余談~8年前の紀尾井ホール...あれは夜の公演でしたが、当日券を買うため窓口に並んだ私に、紳士が「これ、宜しければどうぞ」と招待券を進呈してくれました。浮いたチケット代で晩ご飯のオカズが買え一食分助かりました(スイマセン、つい生活が出ちゃって 普段からお祝いやお見舞いで頂いたお金を生活費に回しちゃう方なので)。実はその後、別の会場でも似た経験をしています。でも三度目はないでしょうね。今回開演まで時間があって顔馴染みになった 会場の係の方が、休憩時(休憩は15分と短い)にホワイエに立っていた私にサイン入りプログラムを持ってきてくれました(サイン入りと皆さん気付かずお持ちになる方が少ないとのこと)。もちろん私にだけでなく20部くらい用意されていて、「私も、私も」とサイン入りプログラムは、その場であっという間にはけました(終演後の送り出し時に今回サインは禁止されていたので貴重だと思います)。今井さん関連の公演で、比較的最近今井さんファンになられた方とお会い出来るのは嬉しいですが、今井さんが無名だった頃から応援されてきた方たちを会場でお見掛けすると、特別な感慨を覚えます。この日は、7年振りという懐かしいお顔に出会いました。私と道路一本隔てた所で生まれ育ったあるファンは年々若返っていく感じです。今井さんを話題にあちこちのスイーツを食べ歩いたご婦人(会場の向かいのホテルのカフェにも何回か)と「あの頃が懐かしいですね.。o○」(隠居するには早い男が、仕事もせずに平日の昼間から女性とお茶し歩いていてはいけませんホントニ)。帰りは、以前オペシンや二期会マイスタの公演に付き合って頂いた方と、新宿までご一緒しました。今年の母の日(唇を開かないで発音するとパパの日←スルーしてください)は、花とケーキでささやかにお祝いました。93歳の高齢なので写真は掲載いたしませんが、母が年々天使のように感じられます(背中に羽根が生えてるかも)。母とは何でも言い合える仲ですが、父には最後まで「ありがとう」のひと言が言えませんでした、悔やまれます...ケーキは昼夜2個お召し上がりでした。毎年母の日に(“第二”日曜日という暦通りにピタッと)咲く芍薬は今年は大ハズレ。水仙、チューリップ、芍薬、百合のための裏のスペースには現在芍薬が数輪顔を覗かしているのみ。次回のブログ更新は来月上旬(ふれあいコンサート<工藤和真さん&ヴィタリ・ユシュマノフさんwith河野紘子さん>@上尾コミュニティセンター 6/1のレポ)を予定しております。

  • 09May
    • バロック四重唱ミニコンサート<大田茉里&横瀬まりの&市川泰明&小池優介with加藤美季>☆彡

      先日、大田茉里さん(ソプラノ)、横瀬まりのさん(アルト)、市川泰明さん(テノール)、小池優介さん(バリトン)、加藤美季さん(ピアノ)出演のバロック四重唱ミニコンサートを聴いて参りました(東京交通会館1階ピロティ)。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~プログラム~1 バッハ『BWV249 復活祭オラトリオ』“来たれ、急げ、そして走れ、急げる足よ”(大田&横瀬&市川&小池)2 〃 『BWV79 主なる神は日なり、盾なり』“主よ、民を見捨てないでください”(大田&小池)3 〃 『BWV147 心と口と行いと生き様をもって』“主よ、人の望みの喜びよ”(大田&横瀬&市川&小池)4 テレマン『TWV 1:809』“ダビデの子にホザンナ”(大田&横瀬&小池)5 ペルゴレージ『スターバト・マーテル』“悲しみの聖母”(大田&横瀬)6 ヘンデル『快活の人、沈思の人、中庸の人』“暁が夜に忍び込み”(大田&市川)7 〃 『メサイア』“ハレルヤ”(大田&横瀬&市川&小池)アンコール曲ジャン=フィリップ・ラモー“夜の讃歌”( 〃 & 〃 & 〃 & 〃 ) ~出演~ 大田 茉里(ソプラノ) 横瀬 まりの(アルト) 市川 泰明(テノール) 小池 優介(バリトン) 加藤 美季(ピアノ)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~横瀬さんは昨年8月、霞が関ビル霞が関音楽祭2018 東京藝大プロデュース~アカペラ四重唱の魅力~<出演:安川みくさん(ソプラノ)、横瀬まりのさん(メゾソプラノ)、金沢青児さん(テノール)、河野陽介さん(バリトン)>以来。ここからが本題です~~~~~~~~~~~~~~ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019の一環として開催された30分のミニコンサートです。この日は、当初Hさんとスポーツ観戦の予定でしたが、急遽予定を変更しこちらに参りました(春の交流戦にご一緒する機会はこの後にも何度かありますし)。4人のメンバーはBSの歌番組にもコーラスで出演されてますが、今回は皆さんのスペシャリティであるバロックの世界です。“来たれ、急げ、そして走れ、急げる足よ”(大田さん、横瀬さん、市川さん、小池さん)...第3曲と第4曲でしょうか?爽やかな印象です。“主よ、民を見捨てないでください”(大田さん、小池さん)...第5曲のようです。大田さんは宗教曲に相応しい清く澄んだお声。身長は高め、お化粧はやや濃ゆめ(エキゾチックな面差しに合っています)、MCを担当、美形で惹き込まれそうになりました(吸引力30%アップ当社比)。小池さんはお声が全音域で良く響いてました。雰囲気的にも懐が深い感じです。“主よ、人の望みの喜びよ”(大田さん、横瀬さん、市川さん、小池さん)...お馴染みの終曲。演奏は流れるように美しく、素敵な四声に触れるとアンサンブルブル(←1個余計)っていいものだとつくづく思います。テンポ(加藤さんのピアノ)もばっちりでした。“ダビデの子にホザンナ”(大田さん、横瀬さん、小池さん)...初聴きの曲、華やかです。横瀬さんは深くて魅力的な歌唱。高雅な雰囲気の美人です。“悲しみの聖母”(大田さん、横瀬さん)...ペルゴレージのは初めてでしたが、第1曲の二重唱だそうです。とても美しい旋律で、切々としたパフォーマンスがこころに沁み入ります。“暁が夜に忍び込み”(大田さん、市川さん)...こちらも美しい曲でした。市川さんは歌唱も容姿も端麗です。“ハレルヤ”(大田さん、横瀬さん、市川さん、小池さん)...盛り上がりました。“夜の讃歌”(大田さん、横瀬さん、市川さん、小池さん)...最後は、落ち着いた雰囲気でお開きとなりました。この度のコンサート、<声楽&ピアノ>としてあっただけで会場に来てみて初めてバロック四重唱と知りました。30分という短い時間でしたが、バロック系はこれまであんままとめて聴く機会がなかったので、予定を変更して訪れた甲斐がありました。演奏も素晴らしくメンバー個々の音楽性、アンサンブル能力の高さを感じました。よくバロック、バロックと言いますが、この世界は相当奥が深いに違いない...私は全く勉強不足ですが、バッハが大笑いするときバッハッハッハと笑っていたかをいずれは知りたい しら~~会場の東京交通会館1階ピロティ、当日開演前の様子(道路ひとつ隔て新幹線高架とJR有楽町駅)。三か月前、ここ(紀伊国屋書店前オープンカフェエリア)を通りがかったとき、地べたに置かれた炬燵で女性がお茶してました。当日は現地でHさんと落ち合い(二日連チャンで有楽町で待ち合わせ)、終演後は日比谷で用事を足すため、前日ピザトーストを食べたカフェの前を通り、いつも行列が出来ている点心専門店(この日も最後尾は優に2時間半待ち)の脇を抜けて行ったら、日比谷ステップ広場の方でも音楽イベントが開かれている様子、聞こえてきたのはドン・ジョヴァンニとツェルリーナの二重唱あ、もしかして、やはりそうでした!バリトン加耒徹さんのミニステージでした。日比谷フェスティバルでのミニコンサート<共演は小関明久さん、宮地江奈さん、加藤昌則さん>で、加耒さんのブログで告知を見た覚えがありますが、先に記したように、この日は、昔関係していた団体への義理を果たす予定でいて、直前のツイッターも見落とし加耒さんに悪いことをしてしまいました。日比谷で買い物したあとは映画を観るため池袋に移動し、遅お昼を摂りました「五目焼きそば」具の小海老は小太りです(←他意はありません)。映画は『ボディーガード(1992年)』と『ショーシャンクの空に(1995年)』の二本立て、『ラ・ラ・ランド』以来約2年振りの映画鑑賞でした。2作品とも初見でしたが、『ショーシャンク...』はなかなかの秀作だと思いました。次回のブログ更新は今月中旬(宮里直樹さんと今井俊輔さんのジョイントリサイタル/ピアノは水野彰子さん@紀尾井ホール 5/15のレポ)を予定しております。P.S.来週13日(月)BSテレ東〔BS7ch〕21:00~21:55「ワタシが日本で住む理由」という番組に、バリトン歌手のヴィタリ・ユシュマノフさんが出演されるそうです(次回予告)。

  • 08May
    • SHINZO KINEN OPERA 《カルメン》@東大和市民会館ハミングホール大ホール☆彡

      先日、SHINZO KINEN OPERA 《カルメン》を聴いて参りました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ビゼー:《カルメン》 指揮:酒井 俊嘉 演出:太田 麻衣子 台本:大山 大輔 振付:間 聖次朗 プロデュース:新造 太郎カルメン(タバコ工場で働くジプシー):鳥木 弥生(Ms)ドン・ホセ(カルメンに魅入られてしまった衛兵の伍長):秋山 和哉(Ten)エスカミーリョ(闘牛士):大山 大輔(Br)ミカエラ(ホセの許婚):中江 早希(Sop)スニガ(衛兵隊長の中尉、ドン・ホセの上官):上間 正之輔(Br)モラレス(ドン・ホセの同僚伍長):島田 恭輔(Br)ダンカイロ(密輸団のリーダ格):髙橋 駿(Br)レメンタード(密輸団の一味):宮西 一弘(Ten)フラスキータ(カルメンの女仲間、ジプシー女):長田 真澄(Sop)メルセデス( 〃 ):山下 裕賀(Ms)リリャス・パスティア(居酒屋の主人):加藤 隼(Ten/台詞役)アンドレス(カルメンの元カレとのこと):山田 健人(Br)マニェエリタ(タバコ工場でカルメンと対立する一方のボス):別部 まゆ子(Sop) 管弦楽:TS Orchestra/コンサートマスター:伊藤 太郎 合唱:Giovani Musici 児童合唱:SHINZO KINEN KINDER 顧問:山本 行正 合唱指揮:島田 恭輔 原語指導:盛田 麻央 音楽スタッフ:岩上 恵理加、齊藤 真優、寺本 佐和子 舞台監督:八木 清一(ニケステージワークス) 照明:八木 麻紀(A.S.G) 衣装:AYANO イラスト&デザイン:bocca デザイン協力:坂野 アンナ カヴァー・キャスト: 井谷 萌子(Sop/カルメン) 川田 桜香(Sop/ミカエラ) 山田 健人(Br/エスカミーリョ) 会場:東大和市民会館ハミングホール大ホール全3幕/フランス語上演(セリフ部分日本語)日本語字幕付/上演時間:約3時間(途中20分の休憩1回を含む)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~鳥木さんは2017年8月、杉並公会堂 大ホールの杉並リリカ公演OPERAMANIA2~ベルカントからリヒャルト・シュトラウスまで~<出演:石原妙子さん、板波利加さん、岡田愛さん、大隅智佳子さん、岸七美子さん、山口安紀子さん、鳥木弥生さん、中島郁子さん、及川尚志さん、小笠原一規さん、小野弘晴さん、塩塚隆則さん、城宏憲さん、笛田博昭さん、藤田卓也さん、木村聡さん、山口邦明さん、ピアノ:服部容子さん、藤原藍子さん、司会・解説:フランコ酒井さん>以来。初聴きは4年前、オーチャードホールの藤原歌劇団公演《仮面舞踏会》ウルリカです。大山さんは2017年9月、武蔵野市民文化会館 小ホールのYNOオペラ 《三銃士》~百合の烙印~アトス役<作曲:山田香さん、指揮:小森康弘さん、演出:太田麻衣子さん、キャスト:新津耕平さん、大山大輔さん、 藤岡弦太さん、保坂真悟さん、田中大揮さん、秦貴美子さん、志村文彦さん、ピアノ:谷合千文さん、パイプオルガン:千田寧子さん、他>以来。初聴きは7年前、日本橋三井タワーのミニオペレッタ《こうもり》ファルケ博士です。中江さんは昨年6月、日生劇場 NISSAY OPERA《魔笛》夜の女王役<指揮:沼尻竜典さん、演出:佐藤美晴さん、キャスト:デニス・ビシュナさん、西村 悟さん、福島明也さん、新海康仁さん、中江早希さん、森谷真理さん、髙橋絵理さん、吉田珠代さん、中島郁子さん、安斎里江さん、松原典子さん、藤井麻美さん、梅津 碧さん、石野繁生さん、大川信之さん、伊藤達人さん、北川辰彦さん、管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団、合唱:C.ヴィレジシンガーズ、他>以来。初聴きは6年前、文化大ホールの東京音コン本選です。宮西さんは2016年10月、よみうり大手町ホールのBS-TBS「日本名曲アルバム」“ドリームシンガーズ”コンサート<出演:佐藤瞳さん、藤原唯さん、松原凜子さん、山田華さん、山田麗さん、尾川詩帆さん、輿石まりあさん、佐々木美歌さん、実川裕紀さん、高根萌さん、大平倍大さん、鈴木秀和さん、宮西一弘さん、青木海斗さん、金沢平さん、河野陽介さん、指揮:福永一博さん、ピアノ:水野彰子さん、MC:安東弘樹さん(当時TBSアナウンサー)>以来だと思います。宮西さんもそこそこ古うございまして、初聴きは6年前ヤマハエレクトーンシティ渋谷の、オペラ《椿姫》アルフレードです。崖の上のヤマハと坂道が懐かしい方も多いのではないでしょうか.。o○山下さんは本年2月、大田区民プラザ 小ホールでの「下丸子うたの広場」~冬~<山田武彦さん(ピアノ・進行)、内田千陽さん(ソプラノ)、山下裕賀さん(アルト)、工藤和真さん(テノール)、的場正剛(バリトン)>に続いて。初聴きは3年前新宿三井ビルのミニコンサートです。演出の太田さんは本年1月、東京芸術劇場《ドン・ジョヴァンニ》演出補<総監督・指揮:井上道義さん、演出:森山開次さん、キャスト:ヴィタリ・ユシュマノフさん、三戸大久さん、髙橋絵理さん、デニス・ビシュニャさん、鷲尾麻衣さん、金山京介さん、藤井玲南さん、近藤圭さん、ダンサー:浅沼圭さん、碓井茉央さん、梶田留以さん、庄野早冴子さん、中村里彩さん、引間文佳さん、堀田千晶さん、南帆乃佳さん、山本晴美さん、脇坂優海香さん、演出補:太田麻衣子さん、管弦楽:読売日本交響楽団、合唱:東響コーラス、他>に続いて。太田さんは研究心旺盛な方で、色々な会場でお見掛けいたします。プロデューサーの新造太郎さんは、BSの歌番組で宮西さんたちと出演されてましたので、お顔に見覚えがございます。SHINZO KINEN OPERA もハミングホールも、私は初めてです。ここからが本題です~~~~~~~~~~~~~~~~~《カルメン》は、ご存じ自由奔放に生きるジプシー女カルメンが、最後嫉妬に狂った昔の恋人ホセに刺し殺されてしまう悲劇です。縁日で実演販売されているカルメ焼き、あれとは関係ないと思っている方が非常に多ございますが、実は、カルメ焼きの語源(ポルトガル語のcaramelo)をたどっていくと全く関係がありません。かしこSHINZO KINEN OPERA は今回が第5弾だそうです。《カルメン》は2013年8月、ミューザ川崎シンフォニーホールのコンサート形式のオペラ<指揮:末永隆一さん、キャスト:大隈智佳子さん、新宮由理さん、内山信吾さん、小林昭裕さん、管弦楽:高津市民オーケストラ、他>以来です。会場で配布された見開きのフライヤー(A4×2)。登場人物のキャラや相関図などが載せられ手が掛かってます。客席最前列は3ブロックとも着席不可で、それぞれに舞台に向けモニターが設置されてました。オケはピットではなく、舞台の後方に配置されていて、指揮するマエストロを映し出すためのものと思われます。冒頭から展開される兵士、子供たち、タバコ工場の女工らの生気溢れる合唱に「若さ」、「勢い」を感じます。ソリスト陣も若いので踊りが上手く、みな弾けてました。白眉は振付の間さんです(芸大声楽科4年テノール)、第2幕冒頭のジプシーの歌♪“にぎやかな楽のしらべ”オペラで最も盛り上がるシーンに登場してきて、見事なストリートダンスのパフォーマンスに、お客さんは大喝采でした。鳥木さん〔カルメン〕は、さすがです。何処にも無駄な力が入らず手練れの演唱です。太田さんの演出で乙女チックな雰囲気を醸してらしたかなと...そして、笑いも。ご披露されたのは“ホ セ”と縫い付けられたお手製バスタオル、と私は見ましたが、Hさんは「ショールじゃないかしら」、確かに、あれはオペラの原作となったプロスペル・メリメの小説『カルメン』に描写されている「わざとショールを広げて肩を見せ...」のショールなのかもしれません。有名な二つのアリアも勿論素敵でしたが、第2幕カスタネットを手に、再会したドン・ホセのために踊る鳥木さんの“トラ・ラララララ”が2、3日耳に付いて離れませんでした。帰営のラッパを気にするドン・ホセに愛想を尽かし、悲劇の結末の遠因となる重要なシーンでもありました。秋山さん〔ドン・ホセ〕は、実質オペラデビューだったようで最初固い印象でしたが、聞かせどころの第2幕アリア花の歌♪“おまえが投げたこの花は”は見事でした。パワフルで素晴らしい素材です。あとテノールとしての甘さと、表現の濃淡に更に磨きがかかれば言うことなしです。中江さん〔ミカエラ〕は、第1幕ホセとの二重唱♪“聞かせておくれ母の便りを”の透明感のあるお声、第3幕のアリア♪“なんの恐れる事がありましょう”ホルンの序奏に導かれ微妙に濃淡をつけた歌唱が出色でした。スカした演技で笑いを取れるバリトンは、大山さん〔エスカミーリョ〕を置いて他にないでしょう。もちろんナルシも様になってますし、笑いだけではありません、ご存じ♪“闘牛士の歌”は低音域に苦労する意外な難曲ですが、大山さんはバッチリ、高らかな歌い振りでした。ビゼーは一度もスペインに行ったことがない、と何かで読みました。上間さん〔スニガ〕島田さん〔モラレス〕とも太い声が響いてました。欲を言えば、場末的ムードのなかで唯一エリートと思われるスニガは、もっとそれっぽい雰囲気を出して良かった気が。長田さん〔ジプシー女〕も素晴らしかったです。上から下までよく声が飛んでいて、とても新人とは思えません。アンサンブルでもぐいぐい引っ張ってました。山下さん〔ジプシー女〕を聴くのは今回で7回目です。初めてオペラの舞台を観ました。艶やかなお声は恐らく天性のものでしょう。メゾらしいメゾ、メゾの王道を突き進んでる、という意味で私的には若手ナンバーワンメゾという認識です。第3幕カルタ占いの三重唱♪“まぜて!切って!”〔カルメン、フラスキータ、メルセデス〕を聴いていて、近年稀にみる女盗賊三羽烏(人聞きが悪い )と思いました。髙橋さん〔ダンカイロ〕は密輸・盗賊団のリーダー、宮西さん〔レメンダード〕はコミカルな役を好演されました。ここに先の女性3人が加わった小気味よい第2幕五重唱♪“うまい話があるぞ”も、素晴らしい出来でした。これらの他に、第3幕にはドン・ホセを加えた♪“危険を恐れず出かけよう”という混声合唱付きの六重唱、それ以外にも質の高い二重唱が随所に散りばめられていて、《カルメン》は意外にアンサンブル・オペラという印象です(アンサンブル・オペラって何?と、私に聞かないように!)。別部さん〔マニェエリタ〕は、体当たりの演技が光りました。酒井さん〔指揮〕、オケともども熱演でした。合唱はとても迫力があり、児童合唱も舞台の賑わいに花を添えました。お若いのにこれ程のプロダクションを実現させた新造さんのプロデュース能力は特筆ものです。随所に才覚の冴えを見せた太田さん〔演出〕、カテコで最後に登壇され、「さあ、我々もそろそろ帰り支度を」と思った矢先!太田さんは、そこでもうひと捻り効かせました。舞台の人垣が割れ、オケが突然♪“ジプシーソング”を鳴らし始めたのです。中央に例の間さんが踊りい出、他の出演陣も彼のアクロバティックなダンスに呼応して踊り歌い、劇的な幕切れとなりました。~余談~会場のある東大和市(東京多摩地区)には、これまで訪れる機会はなかった...と思ってましたが、会場へのアクセスを調べていて、街を「青梅街道」が貫いていると知り、自分にとって懐かしい場所であることが分かりました。中学二年のとき念願の10段変速機付きドロップハンドルの自転車を買って貰った私は、何処に遠出しようか…と考え、真っ先に思い浮かんだのは東京の西の果て小河内ダム(当時は東京都奥多摩村)でした。相当遠いことは分かってましたが、新宿を起点とする青梅街道をひた走れば到達する筈である晴れた日に、人生初サイクリングを決行しました。青梅街道をひたすら真っ直ぐで、表示に従って走っていけばいいだろう、と地図は持っていきませんでした...ただし、途中の奈良橋交差点(当時、東大和市になってなくて大和町)だけは要注意で、ここで青梅街道は直角に曲がっています(当日分度器を持って行き確認)。帰り道ここを右折しないでそのまま走っていくと九十九里浜の辺まで行ってしまいます(曲がったことが嫌いな性格でも右にきっちり90度、1度でもズレてしまうと大変なことになる)。家を出るとき、母にどこに行くとも告げず(単に「家出します、育ててくれてありがとう」と言っただけ、母も「ハイヨ」)、多分お金も殆ど持って行かなかったと思います。全行程飲まず食わず(運動部は練習中に水を飲んではいけない時代)、青梅から先は箱根駅伝の第5区に近く、上り坂の連続(カーブはあれ程キツくないが)。脇を追い抜いていく車やバイクを羨ましいとは思いましたが、ラジオ体操で鍛えたこの身体(太腿55cm超)、標高530mのダムを目指してオイッチニ、オイッチニ 小河内ダムに到着し、ダム湖に変死体が浮かんでないか(←サスペンスドラマの見過ぎ)確認して直ぐに下山。青梅を抜け、箱根ヶ崎を抜け、無事奈良橋の交差点を右折して「先が見えてきた、もお(←牛の鳴き声でないヨ)、ひと頑張り」と、ペダルを漕いでいたのが今の東大和ゲートウェイ駅付近だったと思います。あれから約半世紀、オペラを見るために再び訪れようとは。。。この日のオペラはソワレで、Hさんとは翌日も予定があるので、有楽町で待ち合わせ先に食事を済ませました「ピザトースト」お店の人に「カウンター席しか空いてないですけど、宜しいでせうか?」と言われて案内された席はオーブンの真ん前。中年のコックさんが黙々と、この店の売りのピザトーストを次から次へ焼いています。白衣の胸ポケットから煙草の箱が透けて見え、休憩時に一服される姿が目に浮かびます。食べ終わって帰り際、Hさんが「ごちそうさま」と声を掛けたら、男性がにこっとされたそうです。「挨拶はコミュニケーションの第一歩」我々の普段の生活でも、知らない人から声を掛けられたりするのは嬉しいです。お声の主が女性や子供なら尚更(滅多にないですが)。以前、私が自宅の車庫で車を洗っていたとき、向こうの方から小さい子供たちの声、ご近所の幼稚園児のお散歩です。男の子の声で「(きっと)車洗ってるんだよ」、お散歩の列が家の前に来たら、さっきの男の子「ほらねっ」、私の方をのぞき込んで「おじちゃん、きれいだねっ」次回のブログ更新は近々(先日聴いたバロック四重唱ミニコンサート<大田茉里さん&横瀬まりのさん&市川泰明さん&小池優介さんwith加藤美季さん>@東京交通会館 1階 ピロティ 5/4のレポ)を予定しております。

  • 25Apr
  • 23Apr
    • Mの集いコンサートvol.16@国分寺市立いずみホールAホール☆彡

      一昨日、Mの集いコンサートvol.16<出演:前嶋のぞみさん(Sop)、高橋広奈さん(Sop)、盛田麻央さん(Sop)、高柳圭さん(Ten)、髙田智士さん(Br)、伊東佑樹さん(Vi)、沖澤直子さん(Vc)、倉田悦子さん(Ob)、磯崎早苗さん(Fg)、阿部拓也さん(Dr&Per)、廣瀬 充さん(Pf&Arr)>後半途中からですが、聴いて参りました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~プログラム~ 第一部<光と風のぬくもり~color of the wind~>1 “混声合唱曲「春に」”木下牧子作曲2 “ピアノ三重奏曲 第1番 ヘ長調 作品18 第3楽章 ”サン=サーンス作曲3 “オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲より第一楽章”プーランク作曲4 “フィレンツェの花売り娘”ロッシーニ作曲5 歌劇《セヴィリアの理髪師》より“私は街の何でも屋” 〃 作曲6 演奏会用アリア“すてきな春に”小林秀雄作曲7 歌劇《愛の妙薬》より“人知れぬ涙”ドニゼッティ作曲8 歌劇《マノン》より“私が女王のように街を歩くと”マスネ作曲9 歌劇《セヴィリアの理髪師》より二重唱“あの不思議にして万能の”ロッシーニ作曲10 三重唱とピアノ五重奏による“きらきら星変奏曲~あぁ お母さん聴いて~」”モーツァルト作曲 第二部<それぞれのふるさと~take me home country road~>1 “カントリーロード”ジョン・デンバー 作曲2 “混声合唱のための童謡メドレー<いつの日か>”源田俊一郎編曲「しゃぼん玉」、「揺籠のうた」、「七つの子」、「夕焼小焼」、「月の砂漠」、「証城寺の狸囃子(混声)」、「汽車のうた(混声)」、「みかんの花咲く丘(混声)」、「どんぐりころころ(混声)」、「赤とんぼ(混声)」3 “NHK2018大河ドラマ「西郷どん」メインテーマ”富貴晴美作曲(インストゥルメンタル)4 “NHK紀行番組「小さな旅」テーマソング~光と風の四季~”大野雄二作曲( 〃 )5 “NHK2020応援ソング「パプリカ」”米津玄師作曲(女声)6 映画『セッション』より“キャラバン”ファン・ティゾール作曲(インストゥルメンタル)7 “NHK朝の連続テレビ小説テーマソングメドレー2019”「まんぷく~あなたとトゥラッタッタ~(女声)」、「優しいあの子~なつぞら~(男声)」8 “映画音楽メドレー”「ボへミアン・ラプソディ(混声)」、「ローズ(前嶋)」、「雨に唄えば(髙田)」、「美女と野獣(混声)」、「Miss A Thing(高柳)」、「踊りあかそう(高橋)」、「My heart will go on(盛田)」、「ダンシング・クイーン(混声)」アンコール “手のひらを太陽に”いずみたく作曲(会場全体) ~出演~ 前嶋 のぞみ(ソプラノ) 高橋 広奈( 〃 ) 盛田 麻央( 〃 ) 高柳 圭(テノール) 髙田 智士(バリトン) 伊東 佑樹(ヴァイオリン) 沖澤 直子(チェロ) 倉田 悦子(オーボエ) 磯崎 早苗(ファゴット) 阿部 拓也(ドラム/パーカッション) 廣瀬 充(ピアノ/編曲)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~高橋さんは昨年7月、カワイ表参道パウゼの東京二期会サロンコンサート<出演:高橋広奈さん、吉田眞知子さん、今井俊輔さん、ピアノ:木下志寿子さん>以来。盛田さんは2017年11月、日生劇場のNISSAY OPERA《ルサルカ》森の精1役<指揮:山田和樹さん、演出:宮城 聰さん、キャスト:田崎尚美さん、樋口達哉さん、清水那由太さん、清水華澄さん、腰越満美さん、小泉詠子さん、デニス・ビシュニャさん、盛田麻央さん、郷家暁子さん、金子美香さん、新海康仁さん、管弦楽:読売日本交響楽団、合唱:東京混声合唱団、他>以来。高柳さんは2017年6月、北とぴあ つつじホールのコールステッラコンサート<出演:富永珠未さん、藤原唯さん、古沢綾乃さん、山田麗さん、実川裕紀さん、今井実希さん、箕浦綾乃さん、高柳圭三さん、三木佑真さん、小林啓倫さん、村松恒矢さん、指揮:佐藤宏さん、ピアノ:齋藤亜都沙さん>以来。髙田さんは昨年9月、新国立劇場オペラパレスの東京二期会オペラ劇場《ジャンニ・スキッキ》ピネッリーノ役<指揮:ベルトラン・ド・ビリーさん、演出:ダミアーノ・ミキエレットさん、キャスト:今井俊輔さん、舟橋千尋さん、与田朝子さん、前川健生さん、新津耕平さん、鈴木麻里子さん、原田 圭さん、北川辰彦さん、小林啓倫さん、小林紗季子さん、後藤春馬さん、岩田健志さん、髙田智士さん、岸本 大さん、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱団:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部、他>以来。伊藤さん、阿部さん、廣瀬さんは2017年1月、渋谷・伝承ホールの『テノールまみれのニューイヤーコンサート』<出演:隠岐速人さん、古橋郷平さん、澤﨑一了さん、高柳圭さん、持木悠さん、吉田連さん、ヴァイオリン:伊東佑樹さん、チェロ:野津真亮さん、ドラムス:阿部拓也さん、ピアノ/アレンジ:廣瀬充さん>以来です。ここからが本題です~~~~~~~~~~~~~~~~~~~Mの集いは、器楽と声楽を融合させたユニットで、私は今回が初めてでしたが、vol.16には“木漏れ日に音楽を乗せて”というタイトルがつけられています。“混声合唱のための童謡メドレー”「証城寺の狸囃子」(混声)...から聴きました。今回第二部は就学前の子供たちにも開放されていたようで、扉を開けたら客席はファミリーコンサートといった感じのアットホームな雰囲気に包まれてました。「汽車のうた」(混声)...♪汽車ぽっぽ→♪汽車ポッポ→♪汽車と、楽し気なパフォーマンスが続きます。「フライング拍手」や「フライングブラボー」に聞き耳を立てている公演より、こっちの方が好きです。「みかんの花咲く丘」(混声)...男声陣が演奏に加わり男の子の気持ちも込められている感じです。「どんぐりころころ」(混声)...子供たちが喜びそうなアレンジで皆愉しそうです。「赤とんぼ」(混声)...四声の素晴らしい演奏でした。“西郷どんメインテーマ”(インスト)...小編成にファゴットが加わるのは珍しく、独特の風情ある低音が素敵でした。舞台裏からは女声ハミング。“小さな旅テーマソング”(インスト)...哀愁を帯びたイングリッシュホルン(オーボエ倉田さんの担当)のソロでノスタルジックな気分に.。o○生前父がこの番組をよく観てました。出張、視察が多くて47都道府県をくまなく3、4回は巡ってきた父ですが、仕事を離れて気ままに巡りたかったのかもしれません。“パプリカ”(女声)...客席から手拍子が沸き起こりました。“キャラバン”(インスト)...阿部さん(ドラム)の独壇場、乱打に盛大な拍手!バスドラムのGretschのロゴが懐かしく感じます.。o○ “あなたとトゥラッタッタ”(女声)...客席の圧倒的多数を占めていたご婦人方に受けてました。“優しいあの子”(男声)...子供たちもノリノリでした。「ボヘミアン・ラプソディー」(混声)...ここからは大人の時間に戻ります(第一部はそうだった筈)。ノンマイクが声楽家らしい。「ローズ」(前嶋さん)...前嶋さんはMCも担当され、心にしみる演奏でした。「雨に唄えば」(髙田さん)...歌い崩さないクラシック歌手の丁寧な歌唱が好印象です。「美女と野獣」(混声)...映画の感動がよみがえりました。「Miss A Thing」(高柳さん)...張りのある声で熱唱されました。「踊りあかそう」(高橋さん)...ご存じ、こういったコンサートではソプラノの定番と言えます。高橋さんの初聴きは2015年の大学院オペラ(《コシ》のフィオ役)で、今回特に感じたのはパワーアップされた声量。音楽の途は、一気に到達…という訳にはいかず薄紙を一枚一枚剥がしていくような作業の積み重ねかもしれませんが(恐らく、幾度か壁にぶち当たりながら、気が付いたら次のステージに進んでいた、といった感じ)、髙橋さんが着実に成長してきているのは嬉しいです。「My heart will go on」(盛田さん)...盛田さんは一昨年の《ルサルカ》以前にも、2014年東京音コン、2015年二期会WEEK「日本歌曲大全集」で聴いていて、豊麗な歌い振りが特に印象に残っています。今回は豊かな表現力でタイタニックのテーマを歌いあげました。「ダンシング・クイーン」(混声)...プログラム最後は、パンチの効いたディスコサウンドで賑々しく盛り上がりました。演奏が終わったあと、ステージ上手に「めくり台」が持ち出され、まだ何かあるのかな…と思っていたら、高柳さん&髙田さんが今回のほぼ全曲(メドレー演奏)に合わせて、曲名をめくりながらパフォーマンスも取り入れられ、客席が大いに沸きました。サービス精神旺盛です。最後の最後、アンコール・ピースとして「手のひらを太陽に」を会場全員で歌って、お開きとなりました。Mの集いの“M(えむ)”にはMusic / Musicianの頭文字“M”と、会場にいらしてる皆さんを笑顔にする“笑む”という意味も込められているそうですが、まさにそれが実現された楽しいコンサートでした。この日、私は朝から色々忙しくて、というか勝手に忙しがって→“平成最後の阿保” 日比谷(買い物)、吉祥寺(またまたお買い物)、渋谷(音楽関係、Hさんに託す)、横浜(またまた音楽関係)、御茶ノ水(音楽とは無関係、人に会う用事)と回って、最後の音楽関係「国分寺いずみホール」に着いたのが午後3時(開演は13時30分)。大幅に遅れることは最初から織り込み済み(上手くいけば後半開始に間に合う…後半途中からは想定内)で、短い時間でしたが奏者の脂が乗りきった時点から聴けたと思えば、これはこれで良かったです。~余談~ 前回の記事が先月の26日でしたから、およそひと月ぶりの更新になります。皆さまに無駄な労力を使わせないよう、事前にブログ更新の予定を記しているのですが、お休みしていたひと月の間にも、毎日平均50くらいアクセスがありました。以前ハシャギまくってブログを書いていた頃の、1日のアクセス数1000だ、2000(ひとつの記事にコメント50)だのといった数より、毎日のように寄ってくださる方が、まだそれだけいらっしゃるというのは、うれしいことです。大分前ですが、母との散歩コースで朝日に照らされている桜が綺麗でした 太陽は全てのものに等しく光と温もりを与えてくれる。次回のブログ更新は来月初め、(東大和市民会館ハミングホールのSHINZO KINEN OPERA《カルメン》5/3のレポ)を予定しております。

  • 26Mar
    • 子どものためのワーグナー 《さまよえるオランダ人》@三井住友銀行 東館 ライジング・スクエア

      おとつい、東京春祭 for Kids 子どものためのワーグナー 《さまよえるオランダ人》(バイロイト音楽祭提携公演)を聴いて参りました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ワーグナー:《さまよえるオランダ人》(抜粋) 指揮:ダニエル・ガイス 演出:カタリーナ・ワーグナーオランダ人(幽霊船の船長):友清 崇(Br)ダーラント(ノルウェーの貿易船の船長):斉木 健詞(Bas)ゼンタ(ダーラントの娘でオランダ人を思慕):田崎 尚美(Sop)エリック(狩人、ゼンタの許婚):高橋 淳(Ten)マリー(ゼンダの乳母):金子 美香(Ms)舵手(貿易船の乗組員):菅野 敦(Ten) 管弦楽:東京春祭特別オーケストラ 音楽コーチ:ユリア・オクルアシビリ 監修:カタリーナ・ワーグナー、ダニエル・ウェーバー、ドロシア・ベッカー 編曲:マルコ・ズドラレク 美術:Spring Festival in Tokyo 照明:ピーター・ユネス 衣装:Spring Festival in Tokyo(オリジナル版<2016 / バイロイト>:イナ・クロンプハルト) プロジェクト・マネジメント:マルクス・ラッチュ 芸術監督:カタリーナ・ワーグナードイツ語上演(セリフ部分日本語)日本語字幕付/上演時間:約1時間00分~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~斉木さんは昨年11月、日生劇場の東京二期会オペラ劇場《後宮からの逃走》オスミン役<指揮:下野竜也さん、演出:ギー・ヨーステンさん、キャスト:大和田伸也さん、安田麻佑子さん、宮地江奈さん、山本耕平さん、北嶋信也さん、斉木健詞さん、合唱:二期会合唱団、管弦楽:東京交響楽団、他>に続いて。田崎さんと、金子さんは2017年11月、日生劇場のNISSAY OPERA《ルサルカ》ルサルカ役、森の精3役<指揮:山田和樹さん、演出:宮城聰さん、キャスト:田崎尚美さん、樋口達哉さん、清水那由太さん、清水華澄さん、腰越満美さん、小泉詠子さん、デニス・ビシュニャさん、盛田麻央さん、郷家暁子さん、金子美香さん、新海康仁さん、管弦楽:読売日本交響楽団、合唱:東京混声合唱団、他>以来。高橋さんは昨年6月、サントリーホール大ホールの歌劇《イオランタ》ベルトラン役<指揮:ミハイル・プレトニョフさん、管弦楽:ロシア・ナショナル管弦楽団、 キャスト:アナスタシア・モスクヴィナさん、ナジミディン・マヴリャーノフさん、平野和さん、大西宇宙さん、ヴィタリ・ユシュマノフさん、高橋 淳さん、ジョン ハオさん、山下牧子さん、鷲尾麻衣さん、田村由貴絵さん、合唱:新国立劇場合唱団、他>以来。菅野さんは昨年10月、神奈川県民ホール・オペラ《アイーダ》伝令役<指揮:アンドレア・バッティストーニさん、演出:ジュリオ・チャバッティさん、原演出:マウリツィオ・ディ・マッティア、キャスト:木下美穂子さん、城 宏憲さん、サーニャ・アナスタシアさん、モニカ・ザネッティンさん、上江隼人さん、斉木健詞さん、清水那由太さん、松井敦子さん、菅野 敦さん、合唱:二期会合唱団、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、他>に続いて。三井住友銀行東館ライジング・スクエアは2017年4月、ヴィタリ・ユシュマノフさん(バリトン)のミニコンサート<ピアノは山田剛史さん>以来です。ここからが本題です~~~~~~~~~~~~~~~~~本公演は、東京・春・音楽祭2019の一環で、サイトの解説文に『バイロイトで2009年から導入され、難解と思われがちなワーグナーのオペラを、小学生くらいの子どもが親しみやすいように編曲し、本番と同じ演出とトップクラスの歌手で上演する贅沢な催し。演出は音楽祭総裁のカタリーナ・ワーグナー(ワーグナーのひ孫)』とあります。台詞部分は日本語、歌唱部分は原語ドイツ語による約1時間の公演です。子供向けのオペラを鑑賞するのは2012年11月、神奈川芸術劇場でのウィーン国立歌劇場による“小学生のためのオペラ《魔笛》”以来です。今回も大人用のチケットが販売されていて聴いて参りました。東京春祭 for Kidsという企画なので、前のときと同様、後ろの方で目立たないようにして鑑賞。《さまよえるオランダ人》は、永年悪魔の呪いが解けないでいる幽霊船の船長と、その船長の運命を憐れむ若い女性が天国で結ばれるというオペラで、「愛と女性の自己犠牲による救済」というワーグナーのライフテーマが初めて明示された作品とされてます。30人編成のオーケストラ(コンサートマスターは山口裕之さん)によって序曲が奏でられるなか、ステージでは既に留守を預かるゼンタとマリーの様子が演じられ、子供たちを演技に引き込もうとする演出ワーグナーさんの意図が感じ取れます(つかみが大事です)。序曲では、呪われたオランダ人のテーマを金管の雄叫びのような不気味さで、ゼンタの救済のテーマは木管で穏やかに、弦は荒海の緊迫感を、ガイスさんの指揮で適確に表現されてました。この俯瞰的な構成の序曲は、オペラ序曲のお手本と言えるかもしれません。友清さん(オランダ人役)のモノローグの悲壮感に凄みがありました。ゼンタ(田崎さん)は、それが「さまよえるオランダ人」の絵本に書かれている言葉通りであることに気付き、運命を感じます。斉木さん(ダーラント役)は台詞も重低音で、今回日本語でしたのでストプレを観ているようです。でも歌い出すとそこはオペラ歌手、深く響く歌唱が素敵でした。田崎さん(ゼンタ役)はバラードが圧巻でした。広音域に跳躍音、表現的にも運命的な力強さと救済の穏やかさが要求される難曲を見事に歌い切りました。高橋さん(エリック役)の高らかで明瞭な歌唱も光りました。終盤の田崎さんとの二重唱では、お二人の声量に圧倒されました。昨夏バイロイトデビューを果たされ話題になった(ワーグナー一家に芸術性が認められた、日本人歌手では4人目だそう)マリー役の金子さん、さすが堂に入った演唱ぶりでした。菅野さん(舵手役)は、張りのある高音が良く伸びてました。一時はゼンタとの愛が成就し、これでやっと魂が救われると感じたオランダ人ですが、エリックの存在を知って裏切られた思い、先の見えぬ流離いの航海にまた旅立つ決意をします。ゼンタが、それは誤解よ!ゴカイといっても釣りの餌でないわよ実際、とドイツ語で言ったか分かりませんが、忠誠を捧げるため彼女は海に身を投げます。この自己犠牲によってオランダ人にかかっていた悪魔の呪いが解け、二人が手と手を結び合う直前で舞台が暗転し、幕となりました。ラストのハープ(篠崎和子さん)も素敵でした。for Kidsということでしたので、役柄的にはゼンタは乙女チックを前面に、マリーには意地悪おばさんが入っていて、それはそれで楽しめました。お子さんたちの舞台に見入る様子も印象的でした。~余談~会場の三井住友銀行(本店)東館では、夏場を除き毎月一度、無料のトワイライトコンサート(約60分)が開催されています。同コンサートは2008年9月に、2年後の大手町ビル(旧東京営業部)取壊しを前に「周辺で働いている方々へ恩返しをしたい」という三井住友銀行東京営業部部長(当時)の発案で始められたイベントだそうです(先日、その第100回記念コンサートが開催されました)。私が初めてそちらに伺ったのは、第30回のスペシャルコンサートの時で、堀正文さんらN響の首席・次席で構成された弦楽5重奏と、東京オペラシンガーズの若手12名によるトリプルカルテットのコラボという豪華な出演陣で1時間15分の公演、お客さまには500円のテレホンカードが配られました。それに味を占めた訳ではないですが、国内外の錚々たる演奏家の演奏が無料で聴けるありがたい公演に、その後もちょくちょくお邪魔するようになりました。第31回から第68回までは日比谷通りを挟んだ本店ビルロビーに場所を移して開催されました。画像は第58回、若手マリンビスト大熊理津子さんの公演時の開演前の様子です。この日は開演と日没の時間が重なって、次第に暮れていくビジネス街をバックにした演奏は幻想的でとても素敵でした。第69回から、また元の場所(大手町ビル解体後に新しく建った三井住友銀行東館)に戻って現在につながっています。画像は第69回の時のものです(堀正文さん<ヴァイオリン>、加藤洋之さん<ピアノ>がご出演)。視覚的な開放感は失われましたが、壁全体に立体パネルが貼られるなどして音響面がより考慮され、建物自体ロビーを最初からコンサートにも使えるように造られた感じです。個人的には、その頃から他のものも含め音楽の公演に伺う回数が減ってきて、東館にも次第に足が遠のき、前述したように今回はヴィタリさんの公演以来で、約2年振りでした。私が顔を出し始めてから9年間、そこでしかお目に掛かれない音友も出来(そちらでは玉露のギョの字も出ません、尤も他所でも抹茶さんと呼ばれるのが精々です)、そのうちの一人とは現在も交流があります。あと余談の余談ですが、ヴィタリさんの時、演奏が素晴らしかったので(それまでにもコンクールで2度聴いてます)Hさんと二人、閑散とした夜のビジネス街でヴィタリさんを出待ちしました。出待ちと言えば...1964年東京オリンピックの男子バレーボールチームに(女子は金メダル、男子は銅メダルを獲得)、出町豊という選手がおりまして、セッターながら垂直跳び1メートルのジャンプ力を有しておりました。垂直跳びと言えば...「垂直跳び日本記録」とか「垂直跳び日本一」とかで検索されると、大抵拙ブログがトップに表示されます。「日本一寂しいブログ」でも時折りヒットします。以前コンサート会場で「日本一マイナーなブログをされてる方ですよね?」と、お声を掛けられたこともございます(Shevaさん、お願いしますよホントニ)。この日《オランダ人》の公演が終わったのが午後3時、帰りは日比谷交差点近くのホテルでお茶しようと決めてましたので、歩くのが苦手なHさんを騙し、騙し大手町から日比谷までお堀端(箱根駅伝第1区のコース、地下鉄千代田線だと2駅分)を歩きました。この道沿いにも結構思い出がありますが、一番印象に残っているのは、やはり小さい頃の記憶で、私が恐らく小学校の低学年だったと思います、初めて演劇というものを観に帝劇に連れてこられた時のことです。当時(桜の咲く憧れの校門をくぐって早三年←それは答辞)帝劇の最寄り駅だった都電日比谷交差点停留所に降り立ち、左に見える皇居の石垣とお堀、向かい側の明治生命館や帝劇などのクラシカルな佇まいに心奪われました。旧帝国劇場↓そのとき何を観たか私は全く覚えてませんが(扉に観音開きの小窓があった記憶はあり)、この度の《オランダ人》を観た子供たちの心に、オペラの記憶がどう残っていくのか興味深いです。歌とオケの生の迫力は忘れないと思いますが。Hさんは昔(大昔でないヨ)花嫁修業で、帝劇のお隣り東京会館の料理教室に通おうとされてらしたそうです。アクセス面を考えて銀座三笠会館の方に通われたということですが、そのとき覚えた料理のコツは、今日演奏会の休憩時に食べるオニギリを作る際にも役立っているとのことです(ただ、せっかく作っても必ずと言っていいほど出掛けに玄関に置き忘れてきてらっしゃる)。目的のホテルのカフェに着いて「パンケーキ」を注文、カトラリーは銀製です。こちらのカフェはマンゴープリンが有名ですが、LOが午後5時なので食べに来る機会はあまりありません。恐らくHさんとも4、5年振りだったと思います。嗚呼、今回は余談の方が長くなってしまいました←よー談では済まないよ!次回のブログ更新は大分間が空き再来月の初め、(東大和市民会館ハミングホールのSHINZO KINEN OPERA《カルメン》5/3のレポ)を予定しております。

  • 20Mar
    • 眞玉郁碧&梁瀬彩加with相田久美子@アルテリーベ東京☆彡

      おとつい眞玉郁碧さん(ソプラノ)&梁瀬彩加さん(ソプラノ)のコンサートを聴いて参りました。ピアノは相田久美子さんです。本公演は先日二期会のツイッターで知りました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~プログラム~ ~第1部~1 滝廉太郎“花”(梁瀬&梁瀬)2 山田耕筰“からたちの花”(梁瀬)3 別宮貞雄“さくら横ちょう”(梁瀬)4 大中恩“もう春よ”(眞玉)5 中田喜直“ゆく春”(眞玉)6 ヴォルフ“春だ”(梁瀬)7 ベネディクト“みそさざい”(眞玉)8 メンデルスゾーン“歌の翼に”(梁瀬&梁瀬) ~第2部~1 ドリーブ《ラクメ》~“花の二重唱”(眞玉&梁瀬)2 J.シュトラウス《こうもり》~“侯爵様、貴女のような御方は”(眞玉)3 ドヴォルザーク《ルサルカ》~“月に寄せる歌”(梁瀬)4 モーツァルト《魔笛》~“復讐の炎は地獄のように我が心に燃え”(眞玉)5 フンパーディンク《ヘンゼルとグレーテル》~“一緒に踊りましょう”(眞玉&梁瀬)アンコ 〃 《 〃 》~“夕べの祈り”( 〃 & 〃 ) ~出演~ 眞玉 郁碧(ソプラノ) 梁瀬 彩加( 〃 ) 相田 久美子(ピアノ)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~眞玉さん、梁瀬さんは昨年9月、東京文化会館小ホールの二期会新進声楽家の夕べ<出演:内田千陽さん、加藤花南さん、金見美佳さん、川田桜香さん、竹内伶奈さん、田村瑞季さん、徳山奈奈さん、中西惠子さん、西口彰子さん、前田めぐみさん、牧野元美さん、眞玉郁碧さん、梁瀬彩加さん、横森由衣さん、渡邊まりえさん 、澤原行正さん、持齋寛匡さん、根津久俊さん、田中夕也さん、髙崎翔平さん、ピアノ:山口佳代さん>以来です。梁瀬さんは昨年12月、武蔵野音楽大学ベートーヴェンホールの武蔵野音楽大学室内合唱団演奏会<グレゴリオ聖歌(指揮:片山みゆきさん)/コラール・ミサ 作曲:C.グノー (指揮:栗山文昭さん、オルガン:秋本奈美さん)/~混声合唱のための『赤い鳥小鳥 -北原白秋童謡詩集-』より~ 編曲:信長貴富 (指揮:片山みゆきさん、ピアノ:齋藤誠二さん)/~混声合唱とピアノのための『花に寄せて』~作曲:新実徳英/作詞:星野富弘(指揮:栗山文昭さん、ピアノ:齋藤誠二さん)>でも聴いています。ここからが本題です~~~~~~~~~~~~~~“花”(梁瀬さん、眞玉さん)...「春」の定番をデュエットで(眞玉さん主旋律、梁瀬さん下声部、これは最後まで変わらず)、ご両人緊張気味です。今更ですが、1番、2番メロディーの違う処があり、滝ちゃんはオシャレです.。o○“からたちの花”(梁瀬さん)...中音域に特徴あり、ピッチも安定(←コンクールの審査員みたいですが、ご勘弁を)。“さくら横ちょう”(梁瀬さん)...やるせない想いを切々と、歌詞の脚韻も効いてます。“もう春よ”(眞玉さん)...お名前の読み方は眞玉郁碧(またま いくみ)さん。初めて聴く曲です。柔らかな声質のソプラノという印象です。“ゆく春”(眞玉さん)...美しい曲を、丁寧に歌われました。“春だ”(梁瀬さん)...ヴォルフ「メーリケ歌曲集」の曲は5年前、大西宇宙さんのバリトンリサイタル(高円宮妃殿下ご臨席)で一度聴いて、それ以来です。「春だ」は初聴き、伸びやかな歌いぶりでした。“春(はる)”の付く曲が続き、今回大丈夫でしたが、曲紹介のとき“る”にアクセントを置くと、訛った感じになるので注意が必要です。←スルーしてください“みそざざい”(眞玉さん)...この曲を聴くのは二度目です。超絶技巧あり、高音あり(でもまだ三度くらい余裕あり←後に判明)の難曲ですが、見事な歌唱でした。“歌の翼に”(梁瀬さん、眞玉さん)...春らしい晴れやかな気分になってきた所で休憩タイム。“花の二重唱”(眞玉さん、梁瀬さん)...お二方の緊張が取れ、素敵なハーモニーが夢見心地にさせてくれます.。o○“侯爵様、貴女のような御方は”(眞玉さん)...殿方を煙に巻くしたたかさがよく表現されてます。“月に寄せる歌”(梁瀬さん)...素晴らしい歌い振り!終盤の低音で呟くような所から最後のドラマチックな盛り上げが圧巻でした。“復讐の炎は地獄のように我が心に燃え”(眞玉さん)...音色に気を配り、息切れもせず見事でした。脂が乗ってきた所で、もう最後の曲“一緒に踊りましょう”(眞玉さん、梁瀬さん)...ヘンゼル(梁瀬さん)とグレーテル(眞玉さん)の無邪気なパフォーマンス、ピアノの相田さんも愉し気でした。アンコールは“夕べの祈り”(眞玉さん、梁瀬さん)...心が洗われるような二重唱で、お開きとなりました。お二方の演奏をじっくり聴いたのは今回が初めてで、眞玉さんは超高音を出せる喉を持ちながら、それにだけに頼らない奥の深さ、梁瀬さんは質量感のある声質と、舞台映えするビッグスケールの魅力を感じさせてくれました。~余談~会場のアルテリーベ東京はミュージックレストランで、この日はビュッフェスタイル、フリードリンク。今回もHさんがご一緒でしたが、会場を出て改めてお茶はせず、すんなり別れしました。私ではありません!コレ→ ポ〇トーク〈服屋編〉次回のブログ更新は今月下旬、(子どものためのワーグナー 《さまよえるオランダ人》<指揮:ダニエル・ガイスさん、芸術監督:カタリーナ・ワーグナーさん、キャスト:友清 崇さん、斉木健詞さん、田崎尚美さん、高橋 淳さん、金子美香さん、菅野 敦さん、管弦楽:東京春祭特別オーケストラ、他>@三井住友銀行 東館 ライジング・スクエア3/24のレポ)を予定しております。

  • 12Mar
    • ~余談~先日のショコラのお店☆彡

      拙ブログは「余談」しか読まないという方がおいで...と小耳にはさんだので、今回は本文なしの余談で更新です先日Hさんに頂戴した板チョコの姉妹店(ケーキ屋さん、本来はこちらがメイン)が、スイーツ好きの間では超人気だそうで、話の種に一昨日買いに出かけ食してみました。人気ナンバーワンのモンブラン、定番ショートケーキ、お店の方イチ押しのチョコレートケーキの3種。ショップバッグのカラーに合わせ浅葱色の器で。評判のモンブランですが、6年前に閉館した銀座のホテルの逸品「西洋モンブラン」に作りと味が似ています。あちらは小振りな円錐形でしたが価格はほぼ一緒。この日もモンブランお目当てのお客さまが多かった印象です、やはり。まったりとコクのあるモンブラン、王道を極めた感のショートケーキ、甘さ控えめのチョコレートケーキ、3品とも大変美味しゅうございました。一昨日Hさんからいただいたクルミの和菓子。こちらも評判だそうです。器は春慶塗。次回のブログ更新は今月下旬、(子どものためのワーグナー 《さまよえるオランダ人》<指揮:ダニエル・ガイスさん、芸術監督:カタリーナ・ワーグナーさん、キャスト:友清 崇さん、斉木健詞さん、田崎尚美さん、高橋 淳さん、金子美香さん、菅野 敦さん、管弦楽:東京春祭特別オーケストラ、他>@三井住友銀行 東館 ライジング・スクエア3/24のレポ)を予定しております。

  • 05Mar
    • 懐かしの映画音楽 名曲コンサート<出演:マキナ・アンド・カンパニー、ゲスト:駒井ゆり子>@東女

      おとつい、マキナ・アンド・カンパニー(10人のアンサンブル)の“懐かしの映画音楽 名曲コンサート”を聴いて参りました。ゲストは駒井ゆり子さん(ソプラノ)です。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~プログラム~ ~第1部~1 “サウンド・オブ・ミュージック〈主題歌〉” 『サウンド・オブ・ミュージック』作曲:リチャード・ロジャース(インスト)2 “魅惑のワルツ”『昼下がりの情事』 作曲:フェルモ・ダンテ・マルシッチ( 〃 )3 “虹の彼方に”『オズの魔法使い』 作曲:ハロルド・アーレン (駒井)4 “ふたりでお茶を”『ふたりでお茶を』 作曲:ヴィンセント・ユーマンス(インスト)5 “慕情〈主題歌〉”『慕情』 作曲:サミー・フェイン(駒井) ~第2部~・ “うれしいひなまつり” 作曲:河村光陽(会場全員)6 “オール・アイ・アスク・オブ・ユー” 『オペラ座の怪人』作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー(インスト)7 “夢やぶれて” 『レ・ミゼラブル』作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク(駒井)8 “テキーラ” 作曲:ダニエル・フローレス(インスト)9 “ムーン・リヴァー”『ティファニーで朝食を』 作曲:ヘンリー・マンシーニ( 〃 )10 “エーデルワイス”『サウンド・オブ・ミュージック』作曲:リチャード・ロジャース(駒井、会場全員)11 “ラストダンスは私に” 作曲:モルト・シューマン(駒井)12 “ロシアより愛をこめて”『007ロシアより愛をこめて』 作曲:ライオネル・バート(インスト)アンコ1 “エデンの東〈主題歌〉”『エデンの東』 作曲:レナード・ローゼンマン( 〃 )アンコ2 “躍り明かそう”『マイ・フェア・レディー』 作曲:フレデリック・ロウ(駒井) ~出演~ [マキナ・アンド・カンパニー]  ヴァイオリン:谷口 亜実   〃 :荒井 友美   〃 :池澤 卓朗   〃 :小泉 百合香   ヴィオラ:岡 さおり  チェロ:海老澤 洋三  コントラバス:三好 美和  フルート:西田 紀子  パーカッション:荻原 松美  ピアノ・企画・進行:加藤 牧菜 [ゲスト:ソプラノ駒井ゆり子] [編曲(6、7 を除く):加藤 邦宏]~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~谷口さん、岡さん、海老澤さん、加藤さん、駒井さんは昨年10月、東京建物八重洲ホールの“まっかな秋”コンサートに続いて。荒井さん、池澤さん、小泉さん、三好さん、西田さん、荻原さんは2016年5月、銀座・王子ホールでの「青春のダンス&スクリーンミュージック」<出演:マキナ・アンド・カンパニー[加藤牧菜さん、谷口亜実さん、荒井友美さん、池澤卓朗さん、小泉百合香さん、岡さおりさん、海老澤洋三さん、三好美和さん、西田紀子さん、荻原松美さん]、ゲスト:駒井ゆり子さん>以来、約3年振りですが、池澤さんと、荻原さんはプロフェッショナルズ オーケストラ多摩(コンマス)やシエナ・ウインド・オーケストラのコンサートなどで聴いています。ここからが本題です~~~~~~~~~~~~~~~~~マキナ・アンド・カンパニーによる“懐かしの映画音楽 名曲コンサート”は、私はこれが4回目だと思うのですが、評判が良く、最近は毎月のように演奏会が開かれている模様。専門はクラシカル・ミュージックであるアンサンブルメンバーの腕は一流、醸し出される重層的な響きは耳に心地好く、たとえ観たことのない映画の音楽であっても、ノスタルジックな気分になります。CGのない時代でした。怪獣の縫いぐるみも見え見えでした。千人超のキャパの大きな映画館で観た70ミリ・総天然色。音楽とともに蘇ってくる当時の記憶、色々なできごと.。o○コンサートの進行も、シニアに優しい気配りがされていて、恒例の曲当てクイズも人気です。会場の東京女子大学講堂は、歴史を感じさせる建物で文化庁の登録有形文化財だそうです。東京女子大学同窓会が主催されたコンサートということで、お集りの皆さまは主に同校のOG、多くは私と同じ時期に青春時代を過ごされた方たち、と拝見いたしました。“サウンド・オブ・ミュージック”...映画「サウンド・オブ・ミュージック」は1965年に公開され、中学生だった私は友達と封切り館である日比谷の旧スカラ座に観に行きました。このことは前にも書きましたが、映画のラストで修道女たちが、逃げるトラップ一家を追おうとするナチス親衛隊の車から取り外した点火コイルアッシーを手にし、「罪を犯しました」と告白するシーンで客席から拍手が沸き起こりました。演奏はチェロから入って壮大に。初っ端から懐かしさ全開です。“魅惑のワルツ”...こちらはチェロから入り、ムーディーな気分に。クラシックの管弦楽では、普通ヴァイオリンが主旋律を受け持つとされてますが(7割方と聞いたことがあります)、本コンサートのアレンジではチェロ、フルート、ヴィオラがいい味をだしてます。コントラバスもピチカート(指弾き)がメインで、パーカッション(主にドラム)がまたいい。“虹の彼方に”(駒井さん)...伸びやかな歌声がファンタジーの世界に誘います。“ふたりでお茶を”...ここでポンチョ(メキシコの民族衣装)をまとった萩原さんが派手目に登場し、客席の有志にエッグシェーカーが渡され(後に回収だそう)、それ以外のお客さまは、萩原さんの持つクラベスに合わせ手拍子で「ふたりでお茶を」の全体合奏となりました。“慕情”(駒井さん)...第1部のラスト、駒井さんの晴れやかな演奏でした。“うれしいひなまつり”(会場全員で)...お雛祭り&女子大にちなんで、ヒロインが印象的だった映画の音楽を演奏しようとする趣旨で、そのおまけだそうです。2番の歌詞を正確に覚えてないことを自覚。“オール・アイ・アスク・オブ・ユー”...甘い雰囲気で歌うマキナ・アンド・カンパニー。“夢やぶれて”(駒井さん)...聴いてて切なくなります。ここで恒例の曲当てクイズがあり(今回は「タラのテーマ」、「ロミオとジュリエット」、「帰らざる河」で簡単でした)“マッツーチョ”の呼びかけに応えて萩原さんが再び登壇し“テキーラ”...陽気なラテン風音楽はコンガを敲く萩原さんの独壇場でした。客席に「テキーラ!」の掛け声を促して盛り上げ、会場も段々乗って参りました。“ムーン・リヴァー”...ヴィオラとフルートが演奏をリードし、夢見心地に。“エーデルワイス”(駒井さん、会場全員)...こちらは会場の皆さんも一緒に歌いましょうのコーナーです。東京女子大ということでプログラムには英語の歌詞が記載されてました。駒井さんから声の響かせ方の講義があり、ヴァイオリンは降壇し客席を回って演奏されました。映画の終盤、ナチスの厳しい監視のなか行われた音楽祭で、トラップ一家のこの歌で祖国愛に目覚めた聴衆が唱和していき、最後大合唱になるというシーンがあるのですが、今回その時の感動が蘇ってきて、ちょっとウルっとしてしまいました。“ラストダンスは私に”(駒井さん)...「駒井さんはフランス歌曲が専門で、桐朋学園で講師をされています」のMCに、客席から「おお」の声。前半をフランス語、後半を日本語で演奏され、どちらも素敵でした。“ロシアより愛をこめて”...お客さまが乗れば、演奏家も乗る。ヴァイオリン、ヴィオラは立ち上がり、チェロをくるくると回転させ、パンチの効い演奏でした。007シリーズの第2作、ボンドガールが綺麗で、世の中にこんな美人がいるのかと.。o○“エデンの東”...アンコール1曲目の編曲も素敵でした。コントラバスのアルコ(弓弾き)がいい感じです。最後の最後“踊り明かそう”(駒井さん)で、華やかなお開きとなりました。名画の主題歌、挿入歌は、時を経ても廃れず残っていくものだと改めて思いました。~余談~日本の黒沢明や小津安二郎などの作品は世界的に高い評価を得てますが“主題歌”というものが頭に浮かんでこないのは、どういったわけでしょう...有名な“ゴンドラの歌”は「生きる」の主題歌や挿入歌として書かれたものではないですし、山本直純の♪男はつらいよ♪では余りに寂しいです。「砂の器」のピアノ協奏曲“宿命”の評価も不明です。余談も、これからはイメージを大切にしお品よく参ります(←こういうときが一番危ない)。。わたくし、生まれて初めて女子大のキャンパスにお邪魔しましたのよ、おほ。女子中・女子高なら経験がございまして、私の初デートは女子中の学園祭でした。初デートで初キッス.。o○とは参りませんでしたが、前の晩お風呂で体の隅々まで皮を剥くようにして洗っていたことをよく覚えています。名曲コンサートが終わり校門を出たところで、Hさんが人だかりしているケーキとチョコのお店を見つけ、中に入って行かれました。私は店の外で待っておりましたが何となく予感めいたものがございまして...案の定、板チョコを私の分まで購入され帰宅して食した処、これが美味しいまぶしてあるビスタチオが甘くて香ばしい。このひと月で私のウエストは2センチ以上太くなりました。毎日メジャーとノギスでウエストサイズを計測し、折れ線グラフにして確認しているので間違いないです(毎回認めの印も押してます)。帰りは、そこの店から西荻(地元で「西荻窪」と言う人はまずいません)の駅まで、裏道(杉並区と武蔵野市の堺)を歩いて行きました。一通の狭い道です(昔はもっと広い道と思ってました)が、かつてこの道沿いにあった政治家(後に首相になられた)や芸能人のお宅は、マンションや駐車場に変わってました。駅の南口に、輪タク(自転車タクシー:人力車を自転車で引く構造の乗り物)が停まっていて普通に営業していた情景が懐かしゅうございます.。o○中央線が高架複々線化する以前のことです。帰りは新宿髙島屋で「カレーコンポ」新宿駅...1885年に山手線が開通した当初、雨の日には利用者が一人もいないことさえあったという町外れの小さな駅が、今や1日平均乗降者数ナント約360万人(ギネス世界記録に認定)というから驚きです。一国の人口に匹敵する人たちが一駅にひしめき合っている勘定になります。次回のブログ更新は今月下旬、(子どものためのワーグナー 《さまよえるオランダ人》<指揮:ダニエル・ガイスさん、芸術監督:カタリーナ・ワーグナーさん、キャスト:友清 崇さん、斉木健詞さん、田崎尚美さん、高橋 淳さん、金子美香さん、菅野 敦さん、管弦楽:東京春祭特別オーケストラ、他>@三井住友銀行 東館 ライジング・スクエア3/24のレポ)を予定しております。

  • 26Feb
    • ウェーバー 歌劇《オベロン》序曲/メンデルスゾーン 交響曲第2番変ロ長調『讃歌』@藤沢市民会館

      一昨日、ウェーバー 歌劇《オベロン》序曲/メンデルスゾーン交響曲第2番変ロ長調『讃歌』<指揮:小田野宏之さん、独唱:安藤赴美子さん(Sop) 、伊藤 晴さん(Sop)、 西村 悟さん(Ten) 、合唱指揮:浅野深雪さん、管弦楽:藤沢市民交響楽団、合唱:藤沢市合唱連盟、他>を聴いて参りました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~プログラム~・ウェーバー:歌劇《オベロン》序曲・メンデルスゾーン:交響曲第2番変ロ長調『讃歌』第1部 第1曲 シンフォニア  第1楽章 マエストーソ・コン・モート-アレグロ  第2楽章 アレグレット・ウン・ポコ・アジタート  第3楽章 アダージョ・レリジオーソ第2部  第2曲 合唱「すべて息づく者は主を称えよ!」(合唱、安藤) 第3曲 レチタティーヴォ「汝ら主に贖われし者は言え」(西村) 第4曲 合唱「汝ら主に贖われし者は言え」(合唱) 第5曲 ソプラノと合唱「我は主を待ち焦がれ」(安藤、伊藤、合唱) 第6曲 アリア「死の絆は我らを囲み」(西村、安藤) 第7曲 合唱「夜は過ぎ去れり」(合唱) 第8曲 合唱「いまこそ皆、神に感謝せよ」(コラール) 第9曲 アリア「我ゆえに我が歌をもて」(安藤、西村) 第10曲 終末合唱「汝ら民よ、主に栄光と権力とを帰せよ!」(最後の合唱) ~出演~ 指揮:小田野 宏之 ソプラノ:安藤 赴美子 ソプラノ:伊藤 晴 テノール:西村 悟 合唱指揮:浅野 深雪 管弦楽:藤沢市民交響楽団 合唱:藤沢市合唱連盟 稽古ピアノ:川添 文、黒澤 深雪、小南 雅世~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~安藤さんは2014年2月、東京文化会館 大ホールの東京二期会オペラ劇場《ドン・カルロ》エリザベッタ役<出演:ジョンハオさん、 山本耕平さん、上江隼人さん、 加藤宏隆さん、安藤赴美子さん、 清水華澄さん、青木エマさん、倉本晋児さん、木下紀章さん、全 詠玉さん、岩田健志さん、佐藤 望さん、門間信樹さん、勝村大城さん、野村光洋さん、湯澤直幹さん、指揮:ガブリエーレ・フェッロさん、演出:デイヴィッド・マクヴィカーさん、合唱:二期会合唱団 、管弦楽:東京都交響楽団管弦楽団、他>以来。伊藤さんは2016年4月、横浜ヨツバコミュージックサロンでのミニコンサート<出演:伊藤 晴さん(ソプラノ)、吉田 連さん(テノール)、狩野賢一さん(バスバリトン)、吉田 彩さん(ピアノ)、高畠郁子さん(司会進行)>以来。西村さんは昨年6月、日生劇場のNISSAY OPERA《魔笛》タミーノ役<指揮:沼尻竜典さん、演出:佐藤美晴さん、キャスト:デニス・ビシュニャさん、西村 悟さん、福島明也さん、新海康仁さん、中江早希さん、森谷真理さん、髙橋絵理さん、吉田珠代さん、中島郁子さん、安斎里江さん、松原典子さん、藤井麻美さん、梅津 碧さん、石野繁生さん、大川信之さん、伊藤達人さん、北川辰彦さん、合唱:C.ヴィレジシンガーズ、管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団、他>以来。藤沢市民会館 大ホールは2016年3月、藤原歌劇団公演《蝶々夫人》<指揮:園田隆一郎さん、演出:粟國安彦さん、キャスト:佐藤康子さん、西村 悟さん、堀内康雄さん、牧野真由美さん、松浦 健さん、若林 勉さん、清水良一さん、吉村恵さん、坂本伸司さん、大澤凛奈さん、合唱:藤原歌劇団合唱部、管弦楽:フィルハーモニア東京、他>以来です。ここからが本題~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~藤沢市民交響楽団、創立60周年記念公演として開催されました。“ウェーバー《オベロン》序曲”...「オベロン」は滅多に上演されないオペラで、序曲は演奏される機会が多いとのことですが、私的には初聴きでした。ウェーバーのオペラ《魔弾の射手》序曲ほどの壮大さは感じませんが、結構インパクトがありました。演奏にも藤沢の音楽文化をけん引してきたという誇りが感じられました。“メンデルスゾーン:交響曲第2番変ロ長調『讃歌』”...西村さんは「讃歌」を2016年10月スペインで、当時バルセロナ交響楽団の音楽監督を務めてらした大野和士さん(現在新国立劇場オペラ部門芸術監督)と、ラウディトリー大ホールで共演され、2300席満席の盛況だったと伺っております。こちらも初聴きです。作品は全2部10曲から構成されていて、聴き応えがありました。安藤さんは終始気高い演奏ぶり、伊藤さんは厚みのある歌唱で存在感を示されました。コンディションが心配された西村さんでしたが、むしろ従前より力みが取れ、比類なき美声に説得力が増した気がいたしました。ひと安心です。合唱は、第8曲のア・カペラ8声部と、第7曲・第10曲の強奏が圧巻でした。オーケストラも「讃歌」に入ってから固さが取れてまとまり、合唱ともども最後盛り上がりました。小田野さんの丁寧で、誠実な指揮ぶりが印象的でした。~余談~「10分以上歩きたくない」と仰るHさんとご一緒するときは、駅からタクシーです。ただ、Hさんはタクシー程度の近場は平気ですが、長い距離は苦手だそうで、以前、私の車にお乗せしたとき、酔い止めの薬を飲まれて爆睡、隣りで大イビキをおかき遊ばされて(息を吸うとき軟口蓋から大トレモロ音)大層苦しそうでした。悪いことをしました。以来電車です。帰りは、「7、8分だから」とHさんと歩きだしたら、出た信号の所で、終演後にソリストの安藤さんと親しそうにお話されていた紳士に声を掛けられ、駅まで楽しい一時を過ごしました。藤沢から有楽町の点心専門店へ直行。前回(3か月前)は席に着くまで1時間半、この日も1時間以上待って「ポークと海老の焼売」、「ベイクドチャーシューバオ」続いて「蓮の葉ちまき」、「鶏肉と生姜の蒸しご飯」お味は甘め、見た目以上にボリュームがあり、「お饅頭」と「ちまき」はHさんと仲良く半分ずつ。お腹いっぱい食べないようにしている私は、勿体ないですが「蒸しご飯」を三分の一ほど残してしまいました(同じメニューでHさんはほぼ完食です )。次回のブログ更新は来月初め(懐かしの映画音楽 名曲コンサート<出演:マキナ・アンド・カンパニー、ゲスト:駒井ゆり子>@東京女子大講堂のレポ)を予定しております。