先の日曜日に今シーズン最後の公式戦が終了しました。

後は、関西ジュニアカップと阪神6都市大会、アクティングカップの審判、公募制推薦入試後期のを残すのみ。

アメリカ遠征を控えて、準備もしなきゃいけませんが、まずは今期の反省をしながら、冬場の練習を組み直そうとしています。

新人戦の出来はというと、実に怪我人が多く、夏場の構成をキッチリと演技できない者もおり、何とか辿り着いたというのが本音です。

新人戦とはいえ昨年参加できなかった上級生も出場し、賑やかにはなりましたがこれが大変でした。

ミナミは肩の脱臼から立ち直る途中に亜脱臼。
千穂はようやく足首が治ってきたと思ったら腰を痛め、腰にはコルセット。練習はほんの1週間位で試合を。
紀子も足首の手術から復帰したと思ったら捻挫。

極め付けはまり子とエリナ。

真理子は足首の怪我から復帰仕掛けてようやく新人戦に技を戻せると思っていたら、まさかの前々日にバーで落下。

ちょうど下がろうとして体を反りながら体重を預けた途端に手が滑り、反った姿勢のまま床に。
グギッといった感じです前のめりでマットにうつ伏せに落下したまま動かない。

車椅子で退場。
試合に日もコルセットをつけてようやく歩ける程度。
正直、もう試合は無理だろうと思いました。

もう一人がエリナ。
前日の会場練習でバーのアップ中、
イエーガーのあふりを確認しようとしたところ手が離れて、回転力無しの無重力状態でマットにまっ逆さまに落下。

八つ墓村の死体状態です。
まじ死んだと思いました。

しかし、床につく瞬間に首を入れてグシャと潰れながら落下しました。
これもしばらく動かない。

横にさせて抱き枕をだいて、退場です。こちらも終ったという感じでした。

こんな奴らですが、試合に出たい気持ちは強く、試合の日も朝早くからトレーナーの安藤先生に店を開けてもらい、治療に専念し、当日も先生に種目が終わるごとに調整してもらいながら、テーピングだらけの身体で試合をやり遂げました。

無病息災の反対に痛いところがあると緊張感が出て、姿勢も良くなり着地も注意するので結構良い出来栄えでした。

この試合を象徴していたシーンがこれです。
紀子が最後の跳馬で1本目を立った時に、
もう2本目は辞めるか?
と聞くと、跳びます!とキッパリ。
しかし、助走路を帰る姿は老婆がヨチヨチ歩いている様な。

心配しましたが、バッチリ着地まで決めてくれました。

ところが、そのまま立った姿勢で動かない。
足が限界なのと、終わったという安堵感で泣き出していました。

まあ、こんな感じの試合でしたが、みんな必死で頑張り、いい演技も一杯のありました。

みんなの体操へのこだわりを感じるいい試合でした。

この試合で泉といづみが引退。
次は学生コーチになります。
真理子とさきは選手を続けながらの学連に。
それぞれが上級生の役職に。

今年もみんなよく頑張りました。
お疲れ様でした。

さあ、次の一歩を踏み出そうね。
来年の合言葉は彩叶(さいきょう)
みんなの夢が叶う様に最強最高の集団を目指します。
写真は合言葉のサイン
(ウルトラマンみたいに手をあげ、OKを横にしてクロスさせます。叶と言う文字をイメージ)

頑張れ武庫川 p(^_^)q
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