いよいよ梅雨の季節がやって来ました。
そんな時でも試合は待ってくれません。
和歌山県から武庫川まで練習にきてくれたのは、和歌山ジュニア。
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教え子のチサ(須藤)が和歌山国体の強化選手たちを連れて来ました。
国体はまだ先の話ですが、和歌山県にとってはもうすぐそこに来てる感覚なのでしょう。

小学6年生と中学1年生です。
この子達も4年後には高校生になっています。

国体の舞台で輝く日を夢見て今はひたすら練習に励んでいます。

はっきり言ってまだまだ未熟で、基本を徹底すべき時期でしょう。
しかし、指導者は必死で何とかしたいとの思いがあり、技を急いで習得したいと考えています。

基本の大切さは十分に知りつつも、でもそれを上回る情熱こそが人を変化させて行くことも理解しています。

技を覚えつつ、自分も出来ると自信をつけて上げながら、次のステップに進みたい。
そんな指導者の思いが伝わってきました。

本来なら基本運動だけを丁寧に教えてあげたらいいのだけれど、和歌山からわざわざピットを使った練習に来ており時間的にも余裕がない様子。

平行棒の2回宙返り下りと跳馬の塚原と転回前宙、平均台の2回宙返り下り。これだけに絞ってきたようです。

がむしゃらに立ち向かう様子を見かねて補助を申し出ました。

本来は基本技術習得のためのドリル練習をすべきでしょうが、今日はとにかく技の体験ということで初めてその技をやる子が多く、命をかけてるって感じだったので、楽しく挑戦する感じになれば良いなと指導は極力少なく、安全に注意しながら、少しでもいい感覚に近づくようにと願いつつ補助してました。

しかし、私の補助でいくらできても地元に帰ったら練習できないのではダメなので最後にはチサの補助だけでできるようにしなくてはいけません。

何とか短い時間でしたが、初体験は無事に終了。
笑顔で帰っていきました。
お疲れ様でした。
また来てね。
和歌山に帰ったら基本の運動をたくさんやって、またチャレンジする時に遊びに来て下さい。
これからどんな風に変わって行くのか国体までの楽しみが増えました。

チサへ
慌てずじっくりと子供の成長を見てあげてね。
時間を気にするあまり急ぎ足になり過ぎないように美しく雄大な動き作りを目指してくださいね。
ガンバ!

さて、うちの選手も負けてはいられません。
汗とタンマにまみれて頑張る姿は素晴らしいよ。いましかできないこの青春の煌めく時間を楽しもう。
頑張れ武庫川‼





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