小学生から見てた子が大学を卒業していく。
15年の月日が流れた。

どの娘をみても、泣いた顔にフクれた顔、悩んだ顔に笑った顔。
いろんな顔と向き合ってきた。
恋愛に就職、家族や仲間のことなど体操以外の人生相談にものり、もちろん体操の話しも一杯。
沢山の感動を共有した。
技が一つ出来たと喜び、勝った負けたと一喜一憂。
この間の大半を埃まみれの体育館で過ごした。
朝日を見て始まり、星をみながら帰る。
たかが体操、されど体操。
送別会の席で親に感謝を述べる子供達をみながら、アカデミー賞の受賞者のようなコメントに、思わず立派になったなぁと感動した。
いつかはスポーツをする姿も、技も消えてゆく。
我々が教えるのは、人間の生き様と可能性、愛と喜び、仲間づくり…
細々した運動の技術指導を通した人作り。
自分はそんな指導が出来たか胸に手をあてる。
さあ、今日から合宿。
また、亀の歩みを続けよう。
いざタンマまみれの世界へ!
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