鹿川君事件 | のほほんとした日常

のほほんとした日常

自分を嘘偽りなく日々の日常を書き綴ります~~
時系列無視したことも書くけど、許してね~~

 今日は中学校の人権の授業の


一環で、鹿川君事件の弁護を担当した


弁護士の先生のお話を聞きました・・・


インターネットでその詳細を調べてみてください・・


お葬式ごっこで有名ないじめがあったケースです。


 話の冒頭・・


その子が自殺した場所を、弁護士さんは


お友達のお医者さんと見に行ったそうです・・


地下の公衆トイレの中・・・


荷物をかけるフックにビニールをかけ


首をつったとのこと・・・


でもそのフック、ドアのとても低い位置に


ついているそうで、鹿川君が自ら


自分の体重をかけ続けなければ、死ねない場所


にあったというのですよ。


一緒に見に行ったお医者さんが言ったそうです


「これはかなり苦しい死に方だったね。


この状況なら、3分から5分、意識がはっきりして


いたはずで、かなり苦しかっただろう」って・・・


涙が出ました・・・せつない・・


弁護士の先生は言いました・・


「その死の苦しみより、生きていじめに


あうことの苦しさのほうが彼にとっては


地獄だったんだ」って・・・


「彼は一歩足を手前に引けば、


死なないですんだのに・・彼は


しなかったんだ」って・・・


かなり昔の事件なので、いじめに


対する考え方や対処が今とはぜんぜん


違っていたかもしれないね。


私は周りの大人の対応やらに


無性に腹が立ったけれど・・・


そういう時代だったのかとも思う・・・


先生は


「いじめる側の子供に話を聞きますとね、


100パーセントの子供が、『あいつがとろいから』


『あいつができないから』というような責任が


いじめられた側にあるかのように話します。


それは間違いです。


いじめる子の心に問題があるのです」と


おっしゃっていました。そうだ!そうだ!


よくいじめられる側にも問題があるって


いう保護者いるよね・・・


そういう保護者も心に問題があるね。


弱い部分を一緒に共有し、認め、


助けていくことこそ


友情であると・・・そうだよ!!


「通りすがりの人に殴られたって


死のうとは思わない・・・


仲間にいじめられるから、つらいんです。


苦しいのです・・・


ただ・・・


いじめから救うのも仲間なんです」そう言って


お話が終わりました・・・


中学生・・・シーンとなっていました・・


話が終わっても静かでした・・・


重い話です・・心に響いたんだと思います。


私もこのやるせない気持ちをどうしたら


いいか、まだ処理できない・・・


いい話が聞けました。