か-ほ | 逆転裁判合同ブログ1号店

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逆転裁判の話題もそこそこにメイン管理者が任天堂への行きすぎた愛をぶちまけている痛いブログ。

 ワールドカップ見てるとカルチョビットやりたくなるな。

 次の日本代表監督には、名古屋グランパスの西野さんを推したいところであります。



■任天堂 第74期 定時株主総会 質疑応答 | 任天堂ホームページ

 意外と興味深い話が散見された株主総会(岩田抜き)。

 ホームコンソール型(据置機)と携帯機の開発環境が統合されるというのは、ずばり、それを目的として建設された新社屋の存在からも明らかだけど、その狙いは、単に「Wii U向けのOSを3DSの次世代機に載せる」というようなものではなく、ゲーム開発において、これまでネイティブ(専用開発機材)を使ってもらうしかなかった環境を改め、世の中にある標準的な開発ツール(UnityやUnrealEngineなどかな?)を使うことで、パソコン1台あればソフト開発ができるような環境作りを進めているということなんだろう。

 それこそ、先に挙げたUnityというゲームエンジンは、PCやスマホ向けのゲームはもちろん、PS3、Xbox360、Wii Uまでをサポートし、これさえあれば、あらゆるハードに対応可能なゲームソフト開発ができるわけだけど、現状、3DSには対応しておらず、3DS向けに作るとなると、任天堂から専用の開発機材(ネイティブ)を取り寄せ、そっちで作らなきゃいけないということになる。

 で、こういった環境を改善するために、据置と携帯ハードの開発部門を統一して、開発ツールを据置携帯ハード間で共有できるようにしようというのが狙い、というふうに僕は解釈したかな。実際、これなら、例えばWii U向けに開発したタイトルを次世代の携帯ゲーム機に簡単に移植できたり、一本のゲーム開発コスト+αで、据置機版と携帯機版の2本が同時開発できるということ。

 ざっくりした例を挙げるなら、いま開発が進んでいる「大乱闘スマッシュブラザーズ」は、3DS版とWii U版で2つのチームが動いていると思われるが、開発ツールが共有化されれば、1つのチームで据置版と携帯版が同時に作れるため効率が良く、その分、かかるコストも抑えられるというようなメリットもあるという感じ。(ま、スマブラの場合は、3DS版とWii U版で全く違う遊びが収録されそうなので、またちょっと話は違ってくるがw)

 ま、大きな狙いとしては、そういう感じなのかな。

 Q17に関しては、冗談でもなんでもなく、今後、真剣に向き合っていく必要がある問題だろうな。実際のところ、ゲーム専用機にとってスマホというのは、実に厄介で強力なライバルになっていくのは間違いないと思う。据置型ハードにしたって、いつ、家庭用パソコンに吸収されるかも分からないのが現状なので。

 これに対する危機感は、常に持ってないとヤバい。

(KAY.Sak)