カフェ.ザ.ローズを擁する山手111番館を出て、再び後庭へ。ここで持参したランチを頂きながら、暫し休憩。
香りのローズガーデンでは、秋に咲く花の女王が甘美な香りを放つ。
ブリリアントカラーの花に顔を近付けては、香りを吸い込み恍惚となる。
ロココ調の貴婦人のドレスのフリルのような花姿に、少女の頃の淡い憧れを思い出す。
春の華やかさとは異なり、緑多き寂しい庭園も、陽射しが掛ける魔法で輝いて見える。
ダリアやフォックスフェイスの咲く、ユニークな花壇の前にはガーデンベア。
爽やかな秋の空が広がる。
ファイヤーダンスで心踊らせる茜色のコキアたち。
成熟までにはあと一歩。
でもこの状態が堪らない。
横浜山手聖公会ではバザーが行われていた。
この日は特別内覧も出来、初めて足を踏み入れた。
写真はNG。ココアさんとぽてっちさんは、衝動買いをする私の買いっぷりの傍観者。
フロランタンという名前じゃなかったけど、よく似たお菓子は少し焼き過ぎだったみたい。
既に数本お手付きに。
聖なる場所で禊を済ませたら、再び万霊蠢く館へGO❗️
館は既に包囲されていた!
蜘蛛の巣を操る死神の出迎え。
悪霊払いの術も知らずに館に乗り込む、我ら探検隊。
でもね、玄関を通り抜ければ、明るくアットホームなパーティー仕様のリビングにたどり着く。
窓辺のモビール。
りんごも吊るされていた。
ラウンドテーブルの上のバスケットの中身は、死神に許可されて入室できた、精霊たちへのご褒美。窓辺のモビールのりんごと一緒。
トランクに花を飾るのも素敵。
部屋中に花々を飾って邪気を祓う。
無邪気な花々は最高の魔除け。
白いカボチャを引き立てている、パンプキンカラーのリボンが愛らしい。
華やかな窓辺。
この洋館に入れるのは、きっと清らかな霊たちばかり。
キッチンに優しく差し込む光。
オレンジ色が空間に明るさを添えている。
三面鏡の前には花と鏡の数だけカボチャが並ぶ。
大丈夫、きっとね。鏡を覗き込んでも。
たとえ何かが映り込んでも、それは祝福された精霊のはず。
チェアーには花籠が腰掛けている。
大きなキャンドルが道標になるから。
ゆっくり来てね!
おもてなしは中々のもの。
ジャムは薔薇の香りがするけれど、ティーはしなかった。 素敵な装飾をありがとう!
山手234番館