妻と私の間にできた違和感。 | 地球一蹴、ちゃりんこ世界一周の旅 ー Rio Cycling Around The Earth

地球一蹴、ちゃりんこ世界一周の旅 ー Rio Cycling Around The Earth

2007年3月9日より 約9年をかけて157ヶ国155,502kmを走る。
I am traveling around the world, over 157 countries on a bicycle from 2007 to 2016.

★Around The World : 3,415 days    : 世界一周3,415日間  

☆162 countries : in Nagano, Japan.    : 162カ国目・現在地:日本 長野県  諏訪地方

★Total Distance 158,931k km                : 総走行距離:158,931km

 

 

妻と私の間にできた違和感。

そこには、形のない幸せの鋳型があった。

恋人から夫婦へ、夫婦から親へ。

親から家族、そして再び恋人に戻るまで。

3歳になった夏輪の入園日。

グラバイキャンプで23日間、ほぼ家にいないような日々を過ごした。

LV3編のゴールは千葉県銚子市の犬吠埼灯台。

妻と息子、そして娘が出迎えてくれたおかげで、私にも特別感があった。

17時のゴールから、長野県辰野町の自宅に戻ったのが翌日の朝2時半。

息子と娘のシャワー&歯磨きタイムで、結局就寝タイムは朝の3時。

6時には起床し、入園の準備。

妻には感謝しかない。

野外指導者の立場から、今度は親業へ。

夏輪は兄の輪人の朝の幼稚園のお見送りを2年続けていることもあり、幼稚園の入園をとても楽しみにしていた。

兄のように嫌がることなく初登園した。

早速、お姉さん園児に制服の畳み方を教わっており、親としても娘の順応性の高さに感心した。

 



息子の輪人は妹の面倒をみることに、口ではめんどくさそうにしていたが、内心喜んでいるのがわかる。

下の子をみる先輩として、また園内での兄という立場として、誇りを感じている。

子の成長を喜ばない親はいない。

我が息子、娘のそれぞれの成長を感じてご満悦した私。

息子と娘にお別れをして、いつものように園を背にした瞬間の違和感が、私を高揚させた。

「あ、そっか。いつもと違う。妻と私の間には、いつも夏輪がいたんだ。」

きっと、こうやって息子と娘はやがて私と妻のもとを巣立っていくんだと知った。

淋しさを感じつつ、それが我々親が夫婦となり、恋人へと戻る道なんだとわかった。

人を含めたすべての生物が持つ、成長プログラムの最終章なのかもしれない。

まだまだ親として新人5年目。

先輩たちに学びながら、子育てを楽しんでいこうと思う。

夏輪、入園おめでとう。

そして妻と輪人、我が両親と兄に感謝を伝えたい。