ガチ望海ファンが語ろう、ひとこ「ドン・ジュアン」その②【追記あり】 | Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

鑑賞は生中心主義。自分の眼でライブで見たことを中心に、語ろうと思います。


2024年7月21日15時30分公演

ひとこちゃんのことはさんざん書きましたので…。

まず全体のキャスティングについて。
のぞみドンの時は本人2番手時代。ドン・カルロさきちゃん、ラファエルひとこ本人、という布陣で、ご両人とも「いずれトップ」と衆目の一致するスターさんでした。
今回は、希波らいとさん&天城れいんさん…と、花組おせおせの若手。そう、いかにも若いですね…いや若いというよりもコロナで休演の多かった花組生、やや経験不足…?もちろん本人たちのせいではありませんし、前回の「ドン・ジュアン」も、これを経て組子のレベルがぐっと上がったなーという印象で、いい悪いの話ではなく。プロセスなんですね。
ただ、それが全体の印象に影響してるかな?

そして若いということは、伸び代もたくさんあるということ。
初日から観ている知り合いは「初日から一公演ごとに凄くよくなってきた。別物みたいに」と言ってました。私は自分の目でみていないのでわからないのですが…。

【きなみらいとくん】
2幕始め?かな。後ろ姿のシルエットがさきちゃんばりのスタイル良し。お歌も頑張ってました。あとは、個性かな。がんばれー!

【天城れいんくん】
おそらく地声が高いのかな…新公主演のときにはとても安定してると思ったのですけど、この作品はやはり大変なのか…ときどき、低音迷子に。
でも初日からすると全然よくなってたとのこと。若いと進化も凄い速さですよね!これからもどんどんよくなることでしょう。
ただねーラファエル=ひとこ、という刷り込みがありすぎな私、つい「えーと、決闘はひとこ対ひとこなんだっけ?あれ?」なんて思ってしまった…ゴメンナサイ💦お顔がかわいすぎるのかな?

【あかちゃん】
このひとのドン・カルロを待ってたのよ…トホホ。
でも初演より出番多かった気がする。

【えまさんと美穂さんとゆりさん】
なんの文句もございませぬ。

【星空さん】
お歌はいいですね。最後の歌い上げナンバーはなくなっていたような気もしますが…?
ただ、ダンスは残念。ダンサーひとこなのに。

【楽曲、演出と美術】
曲は本当に良いですよねー。難しそうなのに記憶できる。おそらくきちんとした西洋音楽の作法にのっとってるからなんだろうな。
こういう作品を経験して、メンバーが成長するんだろうと思います。
1幕のラストは初演とは違ってて、おそらく藤ケ谷真彩版のフィナーレに似ている。生田先生が混ぜたんだろう。(映像でいちいち確認とかしないので、勘違いでしたらごめんなさい)

美術も初演とかなり変更があり、ミックス版って感じだと。
盆回りの多用は初演になかったと思うし、上手の大きなテーブル(=父親との疎遠さの暗喩?)は下手にちんまりと変更。藤ケ谷真彩版で下手にあった、階段の塔もなかったような。逆に、センターに高さをもたせた演出でした。
とてもシンプルに整理されていたと思う。

この翌日は事情で見られず涙を飲んだのですが、案の定のぞみさま率いる初演ご一行…だけでなく、おだちん&あみちゃんまでご観劇だったとか。
いいなーその空間にいたかった。大層な盛り上がりだったそうですね。
とはいえ、そこにいたら新幹線ストップで多分帰れなかっただろうし。
人の運命は、糾える縄のごとし。

これからこの作品を観られる方が、本当に羨ましいです。配信も見られない私ですが…みなさま、ぜひ。