ゴジラ-1.0を見た話。 | Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

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鑑賞は生中心主義。自分の眼でライブで見たことを中心に、語ろうと思います。


ゴジラに会ってきました!

①最初の20分?くらいは「反戦映画なのかしら」と思いました。でもそうではなかった。

②主人公(神木隆之介くん)のかわいい風貌とヘタレぶりが合ってた。
こんな風に男の子たちがみんな気弱で「戦争怖いー行きたくないー」って思ってくれたら、日本は戦争しなくてすむのかもしれないです。
まあ、攻めてこられたらどうするんだという話もありますが…。そこに至るまでになんとかして、どんだけ汚い手を使ってでも戦争回避するのみ。人殺しは禍根しか生まない。

③空襲後の東京の描写や主人公のトラウマを見ていると、よくアメリカがこれにアカデミー賞くれたなーと思ってしまった…視覚効果部門とはいえ。
アメリカがこてんぱんに壊滅させた都市ですよ?
アジアの映画にも賞をくれてやるというポリコレなのか、太っ腹なところを見せたいのか…。

④そしてまた、こんなに何もかも戦争で手元からなくなっちゃった世代は、そりゃまあ物質的な豊かさを求めるよね、憧れるよね、ものが捨てられないよね、と思いました。断捨離とか、できないよねー…と、遠くあるモノに溢れた実家を想った…トホホ。

⑤ゴジラの生い立ち(?)をよく知らないせいもあり、なんでまたこんなに東京を荒らし回ってるのだろうとよくわからなかった私。途中まで「これって狂暴で避けられない天災の比喩だったりするのかなー」なんて思ったり。
でも、違いましたね。放射能による突然変異なのか。

⑥国は守ってくれない、だったら自分達で!という話でもあるのだが、最後のクレジットの協力のところに海上保安庁、海上自衛隊、という文字がwww
ま、そうですよね、協力なくば撮れまい。

などなど、考えながら見ましたけれども、なかなか面白かったです。哲学…とかではないけれども娯楽映画として。

ただねーアカデミー賞もらったとかで喜んでないで、アニメ映画の賞みたいなものを日本発で作ればいいのにね…などと、思ったりもするのですが。
自分では国際的な「権威」にはなれないんですよね…日本という辺境の国は。