劇団よ後悔せよ。「アルカンシェル」初見! | Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

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鑑賞は生中心主義。自分の眼でライブで見たことを中心に、語ろうと思います。


2024年4月16日13時30分公演

待ちかねてました!
友の会が破顔一笑してくれて、良席にて拝見。約ひと月ぶりの宝塚歌劇です。

表情たっぷりの柚香光ラスト開演アナウンス、そして出だしの黒燕尾…で、既に涙目の私。
なんだよもうこれ…綺麗すぎるじゃないか。
こんな舞台、世界のどこにもないから!

作品的にはもはやいろいろな方が語り尽くしておられます(概ねカジロワよりましとの評価)し、まあ、半分ショーみたいなお芝居なんで、れいちゃんの見せ場(つまりダンス)も結構あり、片目瞑ってよしとしよう。両目瞑ると見えないし。
宝塚作法もよくご存じ(←当たり前)の先生だから、引き継ぎ科白やらなんやらもちゃんとある。まどか姫のクラシック歌唱シーンも、万能トップ娘役だったことを証明してる。これは他の娘①にはできないことです。

歌はといえばれいちゃん頑張ってるし、ひとこオッケーだし(あとはスタミナだな)ほのかちゃんも大きな破綻なし。

とかねーそんなことはもはやどうでもよくてですよ…。
ほんとにもう、こんなに彼女、柚香光を早く手放していいのって話です。
これからスキルフルなひとはいくらも出てくると思いますよ、でも、彼女みたいなひと、宝塚を体現するひとはそうそう出てこないよ?
隕石が地球に落下するくらいの確率なのではないか。
去ってしまってから、彼女の稀有さ加減、存在の大きさを思い知るに違いないと思う。
どうぞ劇団よ、思い知ってください。もう手遅れなんだからね。

ああもう、書いてて悲しくなってきたので、作品への文句やらなにやらは次にします。

ただね、花組やはりいいなと思いました。「良家の子女がやってます」って感じ満載のセンター付近が、芳しい。上品なことこの上なし。
ヤンチャ組も悪くはないけど、やはりザ・宝塚っぽいというか、ああ、タカラヅカ見たなーと満足感、達成感(笑)があります。

作品の残念ポイントその他は次に。