はじめに書いておきますが、特定のジェンヌさんを非難?とかするつもりは1ミクロンもありません。ただただ、劇団の采配の問題だと思っている次第。
98期の天華えまちゃん。
一番好きー!というより、いつも気になっていたジェンヌさん…私にとっては。何でもこなしてそつがない…だけでなく、なんというか、センスがよい。彼女がブレイクするのはどんなときなのかなーって。楽しみでした。
隣の家の薔薇がいつ咲くのかな?と見守るように。
新人公演3回主演して、同組同期の綾凰華ちゃんよりは絶対扱いよかったと思う。なのに雪に組替えしたあやなちゃんが、その後なんのかんのと脚光を浴びたのに比べて何故か登用がいまいち…。
なんでなの?と考えると結局、星組にはトップさんの同期がいらした(そして雪にはいなかった)からなんだと思います。
いえ、そのご当人のせいではないですよ、絶対に!(と、2度目)
劇団の、ボカシという名のことなかれ戦術のせい。
まあ、さらに巡り合わせだったのが、ことちゃんがスキル型のトップさんだったのもあるのかな。えまちゃんも容姿型というよりスキル万全型だったからトップさんの「補完」って感じにはならなかったのかも。
実際、もう少し下の子に任せたら?という場面もトップさんが一人で背負ってましたものね…。
もちろん、ことちゃんからいっぱい学んだと思うけれども。
そんなこんなでコロナもあってだらだらと時は過ぎ…結局花組と同様に、トップ同期を抱える星組は、歌劇団の看板になる超御曹司たちの組替えで、周りを黙らせるしかなくなったんではないか。
他の人では外野、おっとすみません、ファンが黙っていない。ていうか、もともといないんだけどね。
そのあおりをもろにくらったのが彼女、えまちゃん…なんじゃないのか…。
(そうそう、専科からの2番手さんも来ましたものね、思い出した)
95期揃えとか、私は全く意味が分からない者ですが、ファンの「萌え」とか置いといて、そういう無理なことやるとどんなに前後に歪みがくるのかって、経営者はわからないんですかねー。
あーわからないんだねーきっと。女の園のことだから、みたいに目を瞑って本社へ帰る日(そんなに男の園が恋しいか)を指折り数えて待ってたに違いないです。
どうせトップにしないならなぜもっと活かす道を、もっと早くに考えなかったの?本人のため、そして周りのため。
(今の外部出演はとってもいいと思います)
全組見渡して、95期と100期の間を埋める人がなんとも不足しているのは、95期揃え戦略のせいだと、私は思ってます。
百回のリハーサルより一回の本番、というように、ひとは場を与えられて成長する。
「あの子誰?」と帰りのエスカレーターで噂され、名前を覚え、それを耳にしたひとがへえ◯◯ちゃんて言うのね、と知り、ファン、あるいは今度しっかり見ようというひとが増えていく…それには場が必要なんです。スカステとか定期刊行誌だけではだめ。舞台人なんですから。
彼女の今の舞台姿からそんな葛藤など毛ほどもうかがえず、美しく舞台をまっとうしようとしています。なのにこんなこと言うのは無粋にも程がある…なのかもしれず、大きすぎるお世話で、お許し願いたいんだけど…。
どの時代にも、順当な流ればかりではなくて、いやむしろその方が少なくて、ああもしも◯◯であったなら、と嘆息することの方が多いのかもしれません。
ただ、去っていく美しい人を目の当たりにすることは切なくて。いつまでたっても慣れることがない…。
だからつい、理由を探してしまうのだ…。
今は、天華えまちゃんの秀逸な舞台姿に心からの敬意を。最後の日に向かって輝きを増すことを、信じてやみません。
【追記】
私、大ボケしていて、昨日が千秋楽配信だったんですね。きゃー見なかった。ばかばか、私の馬鹿。
なので、えまちゃんのご挨拶は聞いておりません。これからスカステで見よう…。トホホ。