私にとっての各組2番手スター(2020年春時点)③ | Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

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鑑賞は生中心主義。自分の眼でライブで見たことを中心に、語ろうと思います。

舞台を観るのが生き甲斐のひとつ(笑)なので、宝塚のどのスターさんも好きです。
私にとっての、今の2番手スターさんたちとの出会い&イメージ。

彩風咲奈さん
わが贔屓の右腕たる、雪組2番手。
「すごい新人がいる」と評判になったのは、「ソルフェリーノの夜明け」(2010年)新人公演だったと思う。この頃私はそこまでマメに雪組見てなくて、きちんと見たのは新公ロミオ役。
ソツがなく、端正で「荒削り」なところがなかった印象があります。
首席入団にして新公の主演は5回という優等生。
なれど何故か優等生っぽさがあまりない…よくも悪くも。

やはり怒濤のように見る回数が増えたのは、のぞみさんの異動以降、「ルパン3世」から。

巷の感想と同じになってしまうけど、そのスタイルの良さ。ジェンヌさんは大抵そうだけどこの頭身バランスは素晴らしくて惚れ惚れする。なんというか、頭で考える理想の頭身なのかも。
そしてこの長身にして非常に踊れる。しなやかなだけでなく適度なキレもあり、行き届いてるダンス。長い腕と脚が大きく軌跡を描きながら、音楽を確かに捉えて踊る…これがこんなに爽快なものだとは。見映えするったらない。
「SUPER VOYAGER」のダンスシーンは、見るたび猛烈に幸せになり、ああ終わらないでほしいな~と思ったものです。
次元や斎藤もスタイルの良さが印象的な役。
衣装の着こなしもうまくなってきた。

「ひかりふる路」のダントンの造形が、わたし的には非常に共感できた。高潔さのあまり裏側へ堕ちていくマキシムと、救おうとする世俗的なジョルジュ。悲惨なすれ違い。
「冗談だ!…冗談でも、ないか…」に泣いた。ちょっと大芝居な感じが似合うのかもしれない。
あ、でも「ハリゴシ」の等身大、ナチュラルな感じも良かったし。

ずっと雪組を見ているうちにすっかり情が移ってしまい、これからの活躍をただただ、祈ってます。スタイルとダンスには誰も文句つけようがないのだから、あともうひとつだけなにか「彩風咲奈ここにあり」を語るものがほしい。

わたし的ベストパフォーマンスは、前述の「SUPER VOYAGER」海の見える街、ジョルジュ・ダントン、ジェラルド・キャリエール。
のぞみさんと切り結ぶ姿もあと何回見れるだろう…。