我ながら何やってるんだと思いつつ、博多座往復。Bパターンも見てきました。
客席降り再開という情報が友人から入り、おお、なんてラッキー。先週はサンテグラスの出番が微妙だったので、バッグの中に入れてくるのを迷ったのですけど…持ってきてよかった🎵
いや待て、乾杯の前にまずお芝居です(笑)
中大兄たるみりおさまと大海人にカレーさま。いろいろ手は入れてあって中大兄の出番や歌が増えてると思うのですが、私の印象では大筋はたいして変わらない。
「まったく別の二つの物語」とおっしゃる方もおいでなので、自分の記憶力がダメダメなんだろうなと恥じ入ります…。
私見では、これはやはりAパターンの物語。中大兄を主演にするには、彼の視座が足りないと思います。なぜ仲違いを覚悟で弟の寵姫を奪ったのかの説明が不足してるな~と。
一流の政治家たる中大兄のなかでは、額田の巫女としての力が国を治めるに必要だったんだと思うけど、それを科白だけで片付けるのは、なんだか残念でした。それを描くシーンが欲しかった。
その分やはり大海人の嘆きのシーンはカットしてないから、観客の想い入れが分散してしまうと思った私です。
カレーさまは思ったより大海人似合うし、歌も頑張ってました。
みりおさまはもちろん素晴らしい熱演だし、藪下さん言うところの、この一言のために一時間半があるような「馬鹿者~っ!」はド迫力で、役者明日海りおの面目躍如。
だから、上記の私の印象は演者のせいではなくて脚本の振り切れなさなんだと思います。
それにね、やはりみりおさまは美しすぎて。怖さや威厳より、綺麗さが前に出てきてしまうんだもん、ああ、罪なかた…。
やはり、歴代大海人主役版ばかりが再演されてきたのも納得です。藪下さんの解説だと初演は中大兄版らしい(つまり今回のB)んだけど、違うんじゃないかなあ?榛名さんと安奈さんが出てたから、ダブル主演ってことにしたとか?
(って、全く知らないのに勝手なこと言ってすみません)
普通に考えたら大海人が気の毒で主人公になるのが自然で、中大兄を主人公にするのは、ポジあってのネガ。これを一本立ちさせてたオサさんのを是非見てみたいと思いました。
みりおさまが素晴らし過ぎるのはもはやよいとして、私、れいちゃん(急に呼び方変える)、お芝居をみりおさまからすごく学んでるんだなと感心しました。これからさらに深めていきたいのはお芝居だと言ってることだし、このままいくと、花のダンスに繊細な月組芝居が融合した、素敵なトップスターなるんではないかしら。楽しみですね。
ちなつの安定加減もほんとすごくて、いったいこの人どうするのよ…(今の三大どうするは、みやさまと愛ちゃん、そして彼女ですよね)。
さて「サンテ‼」でございます。
11時の回のみりおさまのアドリブは「うう…(泣)嬉しい…(客席きょとん)、みなさまとサンテできて…(客席喝采!)」って感じ。
休演者が出るようなことがなくて、本当によかった。花組さん、頑張った❗
この回は藤井先生もいらしていたようで、サンテされてたことでしょう。「再開に乾杯🎵」かな。
15時30分の回は通路側だったので、れいちゃんとサンテできました。キラキラパワーもらえた!
今やっと帰りの山手線に乗り、自業自得という名の疲れ。明日からも頑張って仕事しよう…この散財の穴埋めに。