科白の出し入れ | Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

鑑賞は生中心主義。自分の眼でライブで見たことを中心に、語ろうと思います。

お正月は結構NHKを見たりするのですが、(何日か忘れたけど)夜中に落語の見方?というか、名人芸?みたいなものを実際に聞いて識者が解説する番組がありました。

 
落語家の方が普通の舞台や映画などでいわゆる俳優さんと仕事をするとき気づいたらしいのですが、俳優さんは次のお芝居の科白を入れるために、今のを「出さないといけない」んだそうで、落語家さんは驚いていました。落語は(古典落語でしょうが)、出ていかないようにするのに必死なんだそうで。
 
なるほどな~。
(と、ここで何故かいきなりヅカ話になる)
よく、トップさん茶会に行くと、こないだの全国ツアーで面白いことがあったらしいですね?とか話を振られても「えーと、なんでしたっけ…」ってのが、すごく多い…ような気がする…。
(星組茶会は違うのかな?トーク上手の方がたくさんいそう)
で、司会さんが出だしを言うと、ああ、そうそうそうそう‼とか芋づる式にエピソードが出てくるですけどね。
やはりたくさんのことを次から次へと入れてかないといけないし、東京での茶会のタイミングではもうすでに次回作のお稽古はじまったりしてるし…。一個前の公演のことなんて、「出さないと」入らないのかもしれないな。少なくとも、検索してすぐ頭出しできる候補からは落ちてるんだと思いました。
 
だいもんさまは、茶会でときどき持ち歌じゃないのを歌わせられると微妙に出落ちしたりして(笑)「えー悔しいっ!も一度やっていいですか?やらせて!」とか言うのが時々あります(笑)(笑)
想像を絶するくらいの歌や科白を入れて、代わりに出しながら、前にまえにと、進むしかないんだな、トップスターさん。
2番手時代より本当にメディア露出も多くなって、ファンとしては嬉しい限りなんだけど、どういう記憶力してるのだ…と不思議だったので、なるほど、と少し思えたのでした。