婚前契約と幸せな結婚】

西野カナさんの「トリセツ」を聴くと、「婚前契約」って、元々、歌詞にあるイメージが出発点だと、私は思うのです。

 

 

さて、皆様は、テレビや雑誌で、「婚前契約」について聞かれたことはございますか?

 

 

噂によると、今話題の大谷翔平選手ご夫妻も、なさったとか、なさらなかったとか

 

 

「婚前契約」とは、そもそも、

 

結婚する前に、

ご夫婦の生活の方法

お互いにとって精神的・身体的・時間的・経済的にベストな家事分担のこと

ご夫婦の財産の管理のこと

育児など、お子様のこと

その他心配なこと

など、様々なご家族の将来について、お二人で話し合い、それにつき、お二人で合意することです。

 

 

この効果としては、


①結婚前に、事前に、不安点について確認がとれる

②話し合いの場で、お相手が果たして自分にとって信頼できるパートナーかわかる

③夫婦生活が、婚前に契約したことを前提に進められる

④何か家族間で問題が生じたら、婚前契約の内容から考えればよい(いわば「夫婦の羅針盤」的な効果が期待できる)


などということが挙げられます。

 

 

しかし、仮に話し合ったとしても、口約束のままではいけません。

 

 

二人が合意した証として、また、いざというときに夫婦生活での話し合いのきっかけとして、念のため、「婚前契約書」の形で、きちんと残しておきましょう。

 

 

まだ、婚前契約を交わすお二人は、日本では少ないですが、欧米では普通であり、人々の権利についての意識が、年代によりますます高まってきた日本でも、以後、婚前契約は、普通にまでもなる可能性があります。

 

 

すると、婚前契約書を作ると、将来、離婚問題になる可能性は、だいぶ低くなるでしょう。

 

 

お互いの、性格や、結婚に対する考えを、結婚する前に出し切り、お互いに納得し、二人で歩んでいく

 

 

でないと、問題が発生してしまうごとに、離婚リスクも、生じてしまいます。

 

 

ちなみに、私は、離婚に関する取り決めを、婚前契約でするのは、個人的にはあまりおすすめしません。

 


それは、離婚する際、原則として、その時に作る「離婚協議書」で決めればよいのですから。

 

 

なぜ、これから幸せになるのに、「離婚」を考えるのでしょう。むしろ、どうすれば上手くいくかを、このタイミングで、徹底的に考えていただきたいのです。

 

 

なお、結婚の際に「離婚」を考えるから、お互いに、テンションが下がり、特に男性は重たくなるのではないでしょうか。


 

つまり、大切なのは、お二人のキャラクターで、お二人の「幸せな結婚生活」が、客観的にみてもイメージができるのか

 

 

16年目の「離婚サポート」だから、わかること。

 

 

ちなみに、私は、現在、結婚式場とのコラボを検討中。

 

 

だって、「健やかなるときも」の神父様とのご夫妻の誓いも、ざっくりとはですが、「婚前契約」なのですから。


【夫婦に徳するお話】

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夫婦研究家・離婚行政書士 渡邉康明 (東京都行政書士会所属)

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