※注意事項
※昨年のシリーズ『1からのスタート』と同じ世界線のお話です。もしよろしければこちらからお読みください。
①こちらはリアルを元にした妄想です。実在の人物とは一切関係ございません。←これ重要
②本編は嵐活動休止後、2021年のお話です。
今回のお話は嵐が活動休止発表する前から始まります。
③Nさんリアルを元にしているので結婚しています。
④大宮強化担のため、結婚に対する扱いが少々酷いです。
⑤OさんNさんどちらにも女の跡があります。
それでもOKという方のみどうぞ。
それは、これまでの人生で感じたことのない、足の先から脳天まで突き抜けるような怒り。
「嵐が休止するのは大野さんのせいでは」
身体の奥底から湧いてくる、ドロドロとした、でもはっきりとしたもの。
(あぁ…これが怒りという感情か)
煮え立つ怒りの中で自分にもこんな感情があったんだな、と冷静な自分もいた。
わかっていたはずだった、どういうことを言われるか。だから皆でたくさん話し合った。
だけど、ここに居る多くの報道陣は大野さんを悪意の的にしようとしかしていない。…大野さんの苦しさを全く知らない、理解しようともしない奴らが。
何故そんなことが言える?
お前らに何がわかる?
「怒り」はずっと疲れるだけのものだって思っていた。だからイライラすることはほとんどなかったし、その時間は無駄だって思ってた。
だけど、この時「怒り」はどんなものよりも自分を突き動かす原動力となることを知った。
ずっと殺人を犯す人の気持ちが1ミリも理解できなかったが、今ならわかる気がする。
この世界の悪意が彼らに向かわないようにできるのであれば、利用できるものは何でも利用してやる。自分の脳がフル回転してどうすれば良いか色々なパターンが巡ってくる。何が最善?どうすれば護れる?
(やっぱりあれかな)
彼らの現在も、未来も護れるなら。俺はどうなろうと構わないから。
(…嵐の最初の喧嘩になるかもしれないけど)
それでも、もう、俺の大好きな『嵐』が傷つくのは耐えられない。
(ごめんね)
ああぁぁぁ…また暗くなる…過去は暗いの多めやな…いいね、コメントいただけると嬉しいです