Buell M2サイクロン2000年式の黒です。
この独特の風貌。
アメリカンですねぇ~
いわゆるチョッパー的なアメリカンにはあまり触手の伸びない私ですが、これは大好物です。
もう堪りません。
M2サイクロンはボクの記憶が確かなら、あのS1から派生したモデルで、パワーを抑えてシートも長く太くして乗りやすくしたモデルだったような気がします。
よりマイルドにした感じですね。
尖ったところはありませんが、その辺もボクはとても好感が持てて好きでした。
ただ、シートはちょっと太すぎかな・・・・
そんなボクに幸運の風が吹きました。
シートを外してみたら、シートカウルにひび割れを発見!
買ったお店にダメ元で「ここにヒビが入ってるみたいなんですが・・・」と言ったら、
新品を取り寄せます。しばらくお待ちください。だと。
素晴らしい対応です、レッドバロン。
そして、ここぞとばかりにお願いしたのが、97年式のナローシート
これ格好イイんですよね♪
同じく97年式の赤のサイクロン、ナローシート仕様。
ぼてっとした2000年式とは全然違いますね。
しかしこのシートを取り付ける前にビューエルはドナドナされて行きました。。。。
そしてシートはヤフオクへ。
本当に一瞬のオーナーでしかなかったんですが、いまでもビューエルオーナーだったということはボクの自慢なのです。
この唯一無二の世界観。
そしてその独特の乗り味。(それが下りた理由でもあるのですが・・・)
このビューエルという乗り物、エンジンを掛けた瞬間からその世界観が始まります。
エンジンの振動でフレームがゆっさゆっさと揺れます。(この辺はハーレーも一緒なのでしょうが)
ただそこからが違います。
重たいクラッチを繋いでアクセルを開けると、パワーの塊のような車体がすぐに加速を始めます。
もの凄い鼓動と振動を伴いながら。
まるでパワーと個性の塊のようなバイクです。
ただし、暴力的という感じではないです。
ボクの超個人的見解ですが、ベルトドライブが効いてるのかなぁと勝手に考えています。
良い意味でダイレクト感が若干薄い感じでしょうか。
エンジンそのものも、精密機械と言うよりもどこか大味で牧歌的なフィーリングです。
そしてそのフィーリングを更にベルトドライブが柔らかく受け止めてリヤタイヤに伝えてくれる。
ボクにはそんな風に感じます。
さて、そのままアクセルを開け続けると、3000回転を境にさっきまでの振動が嘘の様に消えます。
本当に嘘の様です。
とても乗りやすくてイイ感じですね。
でも、、、、
スピードメーターを見ると、それなりのスピードが出ています。
そりゃそうですよね。1200ccですから。
残念ながらボクにはこの辺が馴染みませんでした。
もっと低いスピードでのんびりと流して走るのが好きなボクには速すぎるバイクでした。
そして3000回転までの振動が激し過ぎます。
いや、飛ばすライダーならば3000回転は単なる通過点です。
そういうライダーならば、3000回転以上を使って快適にツーリングすることも出来ますし、時に低回転を使ってドコドコ楽しむことも出来ます。
コーナリングもベースがハーレーとは思えないほどグリグリ曲がります。
めちゃめちゃ面白いです。
ボクはいつも3000回転以下で走っていましたから、常に下からボクサーにボディーブローを突き上げられているような感じで、本当に気分が悪くなることもあったくらいです。。。。
もう、ボコボコです。
それであっという間に手放してしまったのですが、本当に面白くて格好いい大好きなバイクでした。
ボクは今でこそイタリア製のバイクに乗っていますが、これはお洒落だからとかそんな理由では全くありません。
たまたまフィーリングの合うバイクがイタリア製のモトグッチの750だったというだけです。
本当は小洒落たヨーロピアンなモノよりもアメカジが好きなのです。
将来は髭を生やして一年中トニーラマのウエスタンブーツを履いているようなジジイになりたいと本気で思っているくらいですから(^-^;
そんなボクが今でも憧れているバイクがあります。
これです。
S3サンダーボルト
ああ、今見てもドキドキします。
このやたら下を向いた水牛のようなカウル、格好良すぎ!
このバイクとフィーリングの合う人が羨ましい。
こんな相棒と一緒に暮らせたらどんなに素敵かと思います。
あ、最後にこのバイクを忘れては困ります。
元祖ストリートファイター
S1です。
文句なし!完璧です!
やっぱりバイクって美しい
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