Shred の意味は

to cut or tear something into small thin pieces. (Longman Dictionary)

細かく刻む、切るの意味。

(特にヘヴィメタル系で)インストやリードギターを細かいリフを刻んで快速で弾きこなすギタリストを Shredder と呼んでいる。

 

面白いビデオを見つけた。

Star Warsをテーマに作った THE LAST SHREDI だ。

 

 

「shredders guitarists」で検索すると、たくさん名前が出てきた。

Jeff Loomis, Alexi Laiho, Alex Skolnick, Eddie Van Halen, Synyster Gates, Zakk Wylde, Al Di Meola, Chris Impelliterri, Marty Friedman etc.

 

 速弾きの起源は

1978年にリリースされたVan Halen 1stアルバム 2曲目のギターソロ「Eruption」だろう。

 

 

エドワード(Eddie Van Halen)は上記の中でも、リズム感がありダントツで上手い。

ちなみにドラマーのAlexとは兄弟で、最初楽器を始めた時、エドワードがドラム、兄がギターだったがどこかで入れ替わったそうだ。彼のリズム感はドラム経験から来ているのか、天性のものかは分からない。

 

あと有名なシュレッダーといえばイングヴェイ・マルムスティーン (Yngwie     Malmusteen )がいる。

 

 

彼のあと、同じような髪型で同じようにストラトを弾く日本人「和製イングウェイ」がたくさん現れた。どこか日本人のテイストに合ったのだろう。

ちなみに和製エドワード(Eddie Van Halen)が出てこないのは、ブッ飛びすぎていて常人には真似できないからだ。

 

スピードだったら以前紹介したゲイリー・ムーア(Gary Moore)もブルースを始める前は速かった。

 

 

 

もし「シュレッダー」が学校の教科にあったら優等生になるだろう。ポール・ギルバート(Paul Gilbert)はタッチの正確さで彼の右に出る者はいない。

 

 

速弾きをやり過ぎると、ギターフレーズに感情が伴わなくなり何の音楽か分からなくなる。ブームは90年代には下火になり、単調に速弾きを繰り返すギタリストも消えていった。

今では、速弾きのギタリストは海外でsteroid なんて揶揄されている。

代わりにガンズのスラッシュように、フレージング(メロディ)に感情を持たせるギタリストが評価されるようになった。

 

音楽性は別として、カーニバル的な見せ物として今でもShreddingは面白い。

 

最後にJAZZ界の最速王パコ・デ・ルシア(Paco De Lucia)を観て終わりにしよう。

ギターテクもそうだが、醸し出すオーラが只者ではない。

 

 

※ Part2 も書いたので、そちらもどうぞ。

 

 

guzbloom