今回の舞台は地中海周辺諸国。
トルコの親日ぶりはご想像の通りです。
本自体は面白くてスイスイ読めるのですが、不感症になったのか、書く内容が…
とりあえず刺さったのは、
"旅は人生に似ているのだ。どちらも何かを失うことなしに前に進むことはできない"
確かに。
現地の人と仲良くなったとして、その人達のもとを離れるときって必ず来るわけで、ずっと一緒にいれば、前に進めませんしね。
一番最後に六巻通して、対談がついてくるんですけど、今回は旅の書き方みたいなことがテーマとして掲げられていて、そこが面白かった。
よくわからなかったけど、面白かった。
旅が、文化人類学とかと絡められ、すごく壮大なテーマとなって、議論されているのを読むのは楽しいですね。よく分かりませんでしたが。
深夜特急のように、現地の人との関わり合いがテーマとなっている場合、相手のことを叙述する場面って必ず出てきますよね。そこに、文化の違う相手のことを、全く違う文化に属する言葉で叙述しなければならない場面が出て来るわけです。
その人がしゃべった内容を日本語にするのも、ニュアンスとかまで含めるなら至難の技となるでしょうに、コミュニケーションで刺さるのってやっぱりノンバーバルな方。
それを書くとなると詩的なものになりがちで、それでもやっぱり難しい。
だからこそ、そういう拙い経験を抽象化させて、その国はどうだとか言うのってすごいズレたものになりがちなんでしょうね。
文化人類学のフィールドワークとかも似たようなものだったりなかったりするそうな…
この対談、面白かったのでもっとじっくり読める時に読み直したいなと思ってます。
いつかトルコ行くときにでも。
28冊目完。