絵画BLOG-フランス印象派 知得雑話 -254ページ目

雑話24「印象派の次の世代② 新印象派」

後期印象派と同様に、印象派から発展していったグループに新印象派と呼ばれる人たちがいます。ちなみに、後期印象派という名称は語弊があるとの事から、最近ではPOST印象派と呼ばれるそうです。


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ジョルジュ・スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」

彼らはPOST印象派の画家たちよりも過激で、印象派の絵画を「非現実的な観光絵画」であると、印象派に対して真っ向から挑戦状を叩き付けました。


新印象派の画家の代表的な作家はジョルジュ・スーラとポール・シニャックの2人で、他に一時的ですが印象派の画家であるカミーユ・ピサロも加わっていました。


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ポール・シニャック「赤い浮標」
新印象派のリーダーであるスーラは、印象派の画家たちが感覚的に行っていた2つの補色を並置する手法を、より科学的に発展させて体系化された色彩の分割と並置を実践しました。


その結果、スーラは絵の具を原色のまま使い、点とダッシュを注意深く並置していく点描主義へと発展させました。


点描主義の主な狙いは”絵の具を混ぜると暗くなり、明度を維持できないので、色を混ぜる代わりに小さな点状にした原色を隣同士に置くことによって、眼には混ざったように映るという効果”でした。


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これは、現代のテレビモニターと同じ理屈です。テレビのモニターも小さな原色の点(ドット)が様々な組み合わせで無数の色を表現しているのです。


ただ、この様式を使えば、誰でも同じような絵画を描く事ができてしまい、没個性的な絵になりやすく、また絵のモチーフも凍りついたような印象を与えます。


これは、印象派の意図する移ろいやすい瞬間性とは正反対の効果ですね。