長所の見つけ方から転職を成功に導く専門家 高貝 浩也です。
また、変な勘違いをしてしまいました・・・(;^ω^)
奥さんが国保から、会社の保険に切り替わる事に。
で、さっそく区役所の保険年金課に、どんな手続きが
必要か、電話で聞いたんです。
そしたら、担当者の方が、
「では、がったい手続きが必要となります」
と言ったように、自分には聞こえました。
・・・・合体? (何と何が合体するんですか?)
と思わず聞き返したところ、
「いえ、脱退手続きです(苦笑)」とのご回答。
※( )内は実際には口にしませんでした。ホッ。
さて本日の「長所の見つけ方」事例ですが。
行政書士事務所で働く、29歳男性の方の
ケースを取り上げますね。
近い将来、ご結婚の予定があるものの、
行政書士資格はまだ取れてなく、30歳を前に、
今後のキャリアや人生が心配、とのお悩み。
確かに行政書士資格は難関ですよね。
年に1回しか試験は無いし、合格率は、
2%~13%程度(年によってバラバラ)。
「自分には、違う道もあるかもしれませんよね?
かといって、仕事の経験や能力に自信がある、
とは言えないですが」
と、彼は言いました。
よくあるパターンです。自信は無いが、
新しい道を探したいと。
そうはいっても、まだ話し始めたばかり。
彼のことを何も知らないのに、おいそれと
回答は出来ませんので、ヒアリングしました。
私:「学生時代に頑張ったのは何ですか?」
彼:「吹奏楽部ですね。クラリネットです」
私:「その時、身についたものは何ですか?」
彼:「気遣いと、礼儀です」
私:(それだけじゃないでしょ?と思いつつ)
「大変だった事や、苦労した事はありますか?
吹奏楽部は結構ハードだと聞きますが」
彼:「そうなんですよ~。まず練習時間が長いです。
かつ休みが無い。月1位。先生も上下関係も厳しく
叱られ、しごかれた事も多々あります。
演奏力は勿論、体力もチームワークも必要です」
私:「なるほど~、なんだか体育会みたいですね。
それは、かなり鍛えられたことでしょうね!
逆に、楽しかったことは何ですか?」
彼:「演奏が上手くなったと感じた時。同じパートの
仲間と息が合ったと感じた時。コンクール等で、
全体の演奏がしっかりとまとまった時、とか。
個人でもチームでも上手くなると楽しいです!」
私:「では、その経験・体験から身についてモノは、
なんだと思いますか? 特別なモノではなくて
構いませんよ。」
彼:「そうですね~。そう言われると色々あるかも。
チームワーク、忍耐力、向上心、継続力、協調性、
努力する力、バランス感覚、課題解決力、かな?」
私:「いいですね~沢山出ましたね!それでOKです。
ところでバランス感覚と課題解決力って、具体的に
吹奏楽ではどこで必要なんですか?」
彼;「楽譜上同じフレーズでも、個人が出したい感覚と
全体からみて必要な感覚って、微妙に違うんです。
自分を殺さず全体に貢献するみたいな感じが
必要で、バランス感覚が求められる訳です。
あと個々の課題だけでなく、パートごとの課題、
全体演奏での課題等、常に課題と向き合う日々、
なんですよ。」
私:「何だか仕事の話みたいですね。行政書士試験に
受かる為の勉強、実務的な勉強、一方で事務所から
期待される役割やサポート業務もありますよね?
バランスを取らないと、ですよね。
そして勉強でも業務でも、それぞれ課題もあるはず。
今の仕事でも、課題に向き合う日々なのでは?」
彼:「言われてみれば、確かにそうですね!
そうか、 バランス感覚と課題解決力
って吹奏楽部で磨かれて、今でも
役立っていますね!」
私:「そういうものを、長所とか強みって
言うんですよ。
長所や強みが活かせる仕事をしていて、どんな
感じですか?」
彼:「いや、悪くないですね。もちろん楽ではないけど、
充実感はありますし、行政書士になる為の
勉強にもなっているし。」
私:「なぜ、違う道も考えようと思ったんでしょうね。」
彼:「う~ん。自分でもハッキリと分かっていた訳では、
ないですが。行政書士がダメだった時の安全弁、
とでもいいましょうか。最悪のケースを想定して。」
私:「なるほど。その気持ち分かります。結婚もするし、
心配ですよね。但し、ダメだった時のことを
考えて他の選択肢を考えていくと、
どうなると思います?」
彼:「他の選択肢に引っ張られて行きそうですね(笑)。
そうか、自分は不安に駆られて目標から
外れていく方に向かっていたのかも
しれないですね。」
行政書士志望の彼が、自分で気づいたように。
えてして不安は、目標の妨げになり、違う方向へ
引っ張っていくことが多いもの。
そんな時、自分の長所に目を向けて
欲しいのです。
長所と言わずとも、頑張った事・努力した事でもOK。
それらは、何らかの形で仕事や目標に活かせます。
彼はバランス感覚と課題解決力は勿論、向上心や
忍耐力、チームワークもありますから、仕事しながら
行政書士となれる可能性は十分あると思うんです。
ちなみに、彼曰く。
他の選択肢を考える前に、まずは目の前の業務と、
行政書士試験に全力投球してみます、とのこと。
私も、今はそれが良いと思います、と伝えました。
他の道を探すにしても、ある程度は
目前の目標をやりきってからでないと
うまく行かないから。
気づいた長所を活かすと、
どうなりそうですか?
と聞いたら、彼はこう言いました。
「まだまだ、もっとやれそうだと思います!(^^)!」
こんな風に、長所+今後の進路と向き合った
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