また夢を見た。
美化されていると言えばそれまでだが、どうにも耐え難い。
捏造されたイメージで苦しめ、苦しめられている。
思い出したから書き残すことにした。

夢を見るのは決して近頃だけではない。
誰だって1日に4,5回夢を見ているらしい。
しかし目覚める時には忘れている。

また覚えていた。
目を開くと、悶絶していた光景ではなく、90度傾いた部屋。
いつだってこんな夢見るだろうに。
夏のせいに違いない。

部屋は蒸し暑かった。
胸のやや下が過剰な重力を受けている。
それも夏のせいに違いない。
病院に行かなくてはいけない。

医者の診断は心臓系の病気。
暑い部屋での脱水症状が引き金となったようです。

どうやら僕は転校することになった。
それが最善だとはわかっていた。
反対はしなかった。

あと1年半もすれば現実になるに違いない。
それぞれ就職先に散っていく。

自分は大人になった。
誰かと比べてはそればかり考える。
この人は大人だ。
ここでこうするのが大人だ。
成長したな。

どうすればいいのかはわかっている。
また過ちを繰り返すに違いない。
これは夏のせいではない。
大人になれそうもない。

この季節が嫌いになってしまった。