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らくとの個人的演劇感想

観たものを。ネタバレ防ぐ為、千秋楽後に書くようにしています。
あくまでらくと個人の感想であり、批評などではありません。
誹謗中傷目的のものでもありません。

 この前の日曜日に、近くの広島大学で行われた文化祭があった。

 この土日、大学の文化祭が多かったが、そういう決まりがあるんだろうか、と思いつつ。

 その演劇喫茶では、四つの短編演劇が楽しめつつ、喫茶メニューを楽しめるもので、行き始めてから数年、続いている。

 ドリンクメニューもその四つの演目にちなんだものらしい。

 さて、感想をつらつらと。

 

総合的な評価としては、☆☆★★★

 

①『ベランダのある生活』

 

あらすじ

今日もきっと、どこかのマンションのベランダで、

抹茶ラテが紡ぐ、ちょっと不思議な隣人との出会い

 

感想

 

 大学生三人が、ベランダでお話する作品。何かドラマがあるわけではなく、ベランダで衝立があって顔が見えない中、やりとりを行ったり抹茶ラテを飲んだり。そして、そのまま日常の一コマが終わっていく。

 

割と、そんなお話でした。そこから何か微笑ましい事件でも起こるのかな、と思ったら、そういうわけでもなく、という形だったので、良く言えばほのぼの、悪く言えば暇ではあったかな、と。

後半の暗転後は、何かを取りに行く(抹茶ラテやバームクーヘン)時の間や、バームクーヘンを食べている時(ここが、進行止まったのかな?と思うくらい)の間があった。

こういう作品もありかなぁ、と思いつつ、メニューを見て、これだけダイレクトに抹茶オレ(オススメ)なんだなぁ、と思った。

 

 

②『夢は最期のお楽しみ』

 

あらすじ

ごく一般的な安らかな人生と、自分の夢を追い続ける波乱万丈な人生。

あなたの物語の結末は?

人生は、漫画の様には決していかない。

 

感想

 

半田新八という、生前はダンサーを目指していた男が、生き返りたいと面接を受ける。しかし、面接官の女、霧島渚は不合格を言い渡す。

夢を追いかける事を否定しないが、ダンスをやりながら安定した収入を得ていく生活でもいいじゃないか、と。

しかし、新八は首を縦に振らない。そして、渚は自分が死んだ時、何があったかを語りだす。

 

まず一番に思うのが、新八の語りに比べて渚の死が重すぎる。

漫画家の夢を追いかけていた父親は、頑張り続けたが結果が出せず、遂には一家心中を行い、渚も父に殺される。

それに対しての新八の回答は、正直、渚が心動かされるものであるとは正直思えなかった。だからか、渚が最後、猶予を与えた事に強い違和感を感じた。そういう事でそんな風になる問題ではないだろう、と。

あと、ラストに父親が出てくるが、借金取り二名と妻、娘(渚)を殺して自殺した男が、何故に?と、同席してた人がふと「なんか、怖い」と言ってて、確かにな、と感じた。

 

個人的好みではあるが、二人が並び、前を向いて演技していたが、もっと二人が普通に絡んでも良かった様に思う。

最後の父親も、どうしても出したいのなら、回想の姿で出てきた方が分かりやすかっただろうし(新八の人とキャストが同じ)。

色々と、もっと練り込む時間は必要だったかな、と。

 

 

『空き海』『トーマ』は後編で。