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らくとの個人的演劇感想

観たものを。ネタバレ防ぐ為、千秋楽後に書くようにしています。
あくまでらくと個人の感想であり、批評などではありません。
誹謗中傷目的のものでもありません。

 はい、続きまして、残りの二作品を書いていきます。

 

③空き海

 

あらすじ

冷たい海に溺れた彼女は、何故か記憶を失っていた。

過去に苦しむあなたに捧げる後悔と結城、爽やかさの物語。

二度目のサヨナラを告げよう。

 

感想

 

津田碧(あおちゃん)は、女性という認識でええんやろか。

一番に思ったのは、この事。やっているのは女性だが、その前の『夢は最期のお楽しみ』で新八という男を女性がやっていたりしたのと、清水ゆうという女性とのお付き合い的なお話だったので。

多分、女性でいいのかな?

津田碧と清水ゆうは、喧嘩をする。その時、碧はゆうに、「君の事を愛していない」と告げる。海に飛び込み溺れるゆう。ゆうを助けて、船人にゆうを病院に連れて行ってもらうが、ゆうは別れを告げた時の記憶を失くしていた。

で、碧がもう一度、お別れを告げるお話、という事で認識しています。

こちらに関しては、背負っている重さ、二人のこれまでのドラマ、そういう関係である事の経緯、そういうものが脚本で不足していたかな、と。

何故二人がそういう関係になったのか、その指輪を渡した時の事、ゆうが別れを告げられたら海に飛び込んじゃうくらいの依存性。

語らなければいけない事が多いのに、それらが曖昧に濁されており、登場人物を演じる役者の中にはあるのだろうけど、それを伝えてもらえず、別れ話をして終わった感じでした。

積み重ねたものを推測しか出来ないけれど、船人に「お前、空っぽなんだな」って言われる所、この船人もよく分からないのだけど、碧の何を知った上でそう言ったのだろうかなぁ、と。

苦しんで、我慢して、伝えなければと思いつつ伝えられなくて、碧は頑張ってきてたんじゃないかなぁ、と。

それで、もう一度、自殺しちゃう可能性があるゆうに、もう一度別れを告げろよというのは、ゆうを気遣うあまり、碧が精神的にやばくなってしまうんじゃないかなぁ、と感じた作品ではありました。

ラストの、「私じゃあなたを暖めてあげられない」云々は、そういう風に台詞調にしなくても、もっとありのままの感情的な台詞を爆発させても良かった気もしたり。

うーん、一時間くらいの作品にしたら、よりよい作品になりそう。

 

④トーマ

 

あらすじ

トーマは変な奴だった。馬鹿で、のろまで、無神経で……

こんなにも優しくて。

思い出の日は、いつも雨だった。

 

感想

最初、昔やってたドラマの『君はペット』みたいな話なのかな、と思ったら普通にトーマって犬でした。

漫画家の女性が、雨の日にトーマを拾い、一緒に生活していく中でいっぱいいっぱいで、余裕の無かった生活が少しずつ救われていき、最後には良い方に転んでいく、という感じの王道的な動物感動作品、と言えばいいのかな。

その前に、『夢は最期のお楽しみ』で打ち切りしてた漫画家さんがいたので、また漫画家かー、という印象も少し。

ただ、こちらは割と安心して見れたなぁ、と。こちらのトーマと『ベランダのある生活』の脚本を書かれた方は同じ方なんですが、割と考えたりせずに気軽に見れる作品なので、好印象。

ただ、やりとりよりも役者の長台詞で色々と説明する場面が両作品において非常に多い気もするので、その辺りが気になったかな。

個人的に、役者さんとしては二名、いいなぁと思えた方がいて、その片方がこちらの作品でトーマを演じていた方。

とても可愛らしい元気なトーマ役をされてて、好印象でした。

もう一人は、『ベランダのある生活』の小森さんやってた人(メガネの人)だったな。

ただ、王道過ぎるかな、と思うくらいで一番好きな作品かな、これは。

 

そういう感じですね。喫茶店という場所での短編作品なので、もっと思いっきりコメディな作品があったら嬉しかったなぁ、とは思いました。

『トーマ』と『ベランダのある生活』以外が、割と悲しかったりする作品なので。

あと、抹茶ラテ以外の公演に因んだメニューが、割と、因んでるかな?という内容だったりしたけれど。

トーマのドリンクは、普通にオレンジジュースで良かったんじゃないかなぁ、とか空き海はガリガリサイダーかなぁ?と思ったり。

あれ?だとしたら『夢は最期のお楽しみ』は、珈琲になるのか?ぬぬぬ。

 

まあ、また来年あるなら行きたいですね。こういうの、もっと他でも出来たらいいなぁ……