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らくとの個人的演劇感想

観たものを。ネタバレ防ぐ為、千秋楽後に書くようにしています。
あくまでらくと個人の感想であり、批評などではありません。
誹謗中傷目的のものでもありません。

 自身が住んでいる東広島で活動している劇団となると、やはり一番に出てくるのはこの『侍エレクトリカルパレード』さんかな、と思います。

 劇団☆新感線様の影響を多分に受けており、殺陣とエンターテイメントに富んだ作品を行われております。

 この作品は、元々7月に公演予定でしたが、西日本豪雨の影響で11月まで延期となりました。

 本公演ではなく、番外公演という事で、こちらは代表が本劇団を立ち上げる前の場所で行った作品の再演の様子。

 侍さんの作品は、主に脚本演出出演が代表である森新太郎さんが行う事が多いので、少し珍しい形にはなります。

 さて、感想を。

 

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『皇帝陛下の料理人』☆☆★★★

 

あらすじ

 

 東方の大国・黄竜は20年前、西方の小国・蒼竜を制圧し属国とした。代々、黄家の長男が黄竜の皇帝となるのが通例だが、黄英瞬はその地位を弟・英文に譲り、蒼竜王となった。

 そんな英瞬は、かなりの料理馬鹿であった。夜中にこっそり厨房に入り込み、料理を作っていたが、ある日使用人の周鈴歌に見つかる。

 鈴歌の料理に感動した英瞬は、鈴歌を料理の先生として契約させ、料理を教えてもらおうとするのだが……

 

 という感じのお話になっております。こちらの舞台は、ホールの中央に舞台があり、お客様は360度、東西南北の4方向の席から楽しめる、というものではあったけれど、果たしてこれは+に機能していたか、というと悩ましかった。

 というか、最初に棒が飛んで客席の方に行った時は、本当に驚いたし、以降、少しドキドキしながら見ていた。ああいう怖さもあるよね。

 今回は、殺陣は少し控え目、という感じだったが、もう少し動きと音を合わせて欲しいな、とも。

 その辺りが不足しているので、殺陣はあまりよろしくなかった。

 かつ、360度故に背中、お尻を向けられて行っている行動を隠される事も多く、その辺りはもう少し考える余地があったのでは、と。

 後半の、ヒロインである周鈴歌の正体が分かったり、英瞬が彼女を救う為に黄竜国へ乗り込む辺りも、起承転結で言えば転、結への盛り上がり場面だったように思うが、割と平坦に進んでいった印象だった。

 というのも、やりたい事、やるべき事を詰め込んだ故に、全体的に早口になっている場面ばかりになっていた。

 少しガヤガヤすれば聞こえなくなってしまう音量での声で、早口で話されると聞こえない場面もまた。

 360度舞台の難しさ、殺陣に関しての不足、物語自体に関しての事など、個人的には前回のマジック・モンキーの方が良かった気もする。

 

 ただ、悪い点ばかりでなかった事も述べておく。

 少し滑っている部分もあるが、ギャグの面に関しては暗殺者や郭明遥、郭号朝の人達がとてもよく動いていた。

 暗殺者は、好きな人も多いのではなかろうか。

 辛や甘に関しても喋らないキャラながら、感情豊かによく動いていて、見ていて楽しかった。

 

 だからこそ、皇帝陛下の料理人である黄太海の事、鈴歌の親代わりでもある虎リアン(漢字が出ない)の事や、英瞬と英文の事(過去の料理の事)、掘り下げられる場所はあまり掘り下げないという感じで。

 料理のシーンも、もっと工夫が欲しかったな……最初の料理が踊ってる所は面白かったけど。

 

 色々と勿体なく、もっと物語の盛り上がりや波が欲しかったなぁ、と思いました。