広島で高いクオリティを持つ作品を作っていらっしゃる劇団、グンジョーブタイさんの『散歩する侵略者』を見てきました。
こちらの劇団さんは、前回見に行ったのは『幸せ最高ありがとうマジで』でした。その時は、居候の女の人の役者さんが好きだったなぁ……
、と思い返しつつ、感想。
因みに私、こちらの作品が映像化されてるとか知らず、全くの前情報無しで観に行きました。後で調べて知りました。
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『散歩する侵略者』個人的評価 ☆☆☆★★
あらすじ
日本海に面した港町。そこには同盟国の大規模な基地がある戦略的に重要な土地でもあった。
加瀬真治は三日間の行方不明の後、人格が変わって発見された。
それまでの結婚生活がうまくいってなかった妻・鳴海は、途方に暮れつつも別人のような真治の世話に密かな充実感を得る。
同じ時期、田舎町に似合わない凄惨な事件が起きる。更に同時期、町に奇病が流行りだす。
隣国との軍事的な緊張が高まる中、その時代の空気と相まって、小さな町の空気は静かにかげり始めていた。(フライヤーから引用)
個人的な好みではあるのだけど、真治と鳴海のお話かと思いきや、天野やあきらの、あらすじで言う凄惨な事件とか残り二人の侵略者が入るので、真治と鳴海の事もいまいち不明瞭なまま、ラストの愛の場面へと向かった気がした。例えるなら、散らばった欠片の一部分だけをまとめて回収されずに終わった感じのするお話だなぁ、と。
基本、このお話は侵略者が何かとか、概念を奪う能力がどうとか、奇病が解決する糸口が手に入るかとか、そういうものは一切無いお話なので(まあ、奪う側が奪う事事態が想定外だったから仕方ないけれど)、すっきりとするどころか、モヤモヤとしたまま終わる物語ではある。
しかし、天野とあきらって、結局どうなったんだろう。天野は泣きながら帰ったとして、あきらはやる事あるって言ってどっか行ってそのまま終わりだったし。ガイドにしていたお医者さんに何かしに行ったのかな?ラストシーンいなかったし。
さて、その他について。
グンジョーブタイさんの役者さんは、全体的にレベルが高いと感じている。それはその通りで、良い役者さんが多かった。
お気に入りとしては、車田(医者)と、丸尾と長谷部のコンビだろうか。
車田は、概念を奪われた後のメモを片手にやりとりするシーンが好きで、笑いのシーンがほぼ無いこの作品に、アクセントというか、癒しを貰えたのはとても大きかったな。
丸尾と長谷部の関係性というか、普通なら丸尾を見放してしまいそうなのに、長谷部はそれでも、そのままで一緒にいるという所はとても好きだったな。
港町という事で、木の板を橋にして、クロスさせたりしていたな。
海の所は、水入れてるのかな。長谷部の煙草投げ捨てポイントになってたし。所々、足元が危うかったのか気にしたりしていたけれど。
ラストの愛の概念のシーンが、俺の耳が仕事で少し悪いせいか、一番後ろだったせいか、BGMに台詞が消されている役者が何名か。
そういえば、記者の人、少し前まで侵略者に本気で「地球は俺が守る!」って感じだったけど、その後は何か心変わりしたのかな。
その辺り、曖昧。
チケットは、前売り2500円、当日3000円と個人的には少し割高に感じた。あと500円低くてもいいかな、と思ったり。
こうして、ブログで感想まとめても、気になった所がメインに出るな、やはり。今後、公演があるなら観ていきたい劇団さんではある。