昨日の内容にうっすら繋がるブログになります。
最近増やしている過去の写真シリーズ。
私の高校時代のハイキューの集合写真です。レギュラーの平均身長が180㎝に迫る中、160㎝そこそこしかなかった私が主将を務めました。顧問の細川先生からは、
「長年指導してきたけど、お前ほどヘタクソなキャプテンはおらんかった。でもそんなお前がチームを引っ張る意味を考えて見ろ!」と嬉しいようなやっぱり嬉しくないような声を掛けられました。
一つ下の代で主将を務めたSは逆で「俺が教えた中でも最高の素材!」と私に話していました(涙)Sは大学でも活躍して、今は岩倉市内の小学校の人気教師です。まぁ面白い因果。
さてご覧のように最後の大会まで部活を続けたのは、マネージャー1人と部員10人でした。そんな私たちの進路先は以下の通りでした。
名古屋工業大…3人
岐阜大…1人
福井大…1人
名古屋市立大(浪人)…1人
高崎経済大…1人
南山大…1人
中京大…1人
椙山女学園大…1人
中部大…1人
一浪したKが名市大に合格した話を聞いた頃に、副主将だったHと話したことがあります。
「やっぱ国公立に行けるかどうかは内申40が境目だよな!」
全員の中学の内申は知りませんでしたが、結構キレイに分かれたんですよね。写真の賞状でも分かるように30以上の高校がある尾張地区の大会で4回中2回は3位以上になりました。結構真剣に上を目指していた部でした。それでありながら当時の大学合格実績と比べても良い結果を残した仲間たちでした。
平日の練習は短かったんですよね。夏は17時半、冬は16時半!?に練習終了でした。とにかく効率を考えてのメニューでした。ミーティングを弁当食べた後に空き教室でチャッとやっていましたね。土日はそれなりに長い時間の練習。合間には勉強していました。スパイク練習の時も「サイン・コサイン・タンジェントを考えてコースを狙おう!」「サーブの軌道は指数関数で行く?それとも対数?」みたいなバカ話を思い出します。大会に向かう電車の中で私が「時・条件を表す副詞節では未来は現在形で表す」という箇所を勉強していたら、後輩から「受験学年なのに低レベル過ぎませんか!」と叱られたこともありました。
Hとの話に戻ります。この時の会話は何だか鮮明で当時の塾のバイトでも「高校に行って部活頑張って国公立に行きたいのであれば内申40はほしい!」と中学生に話していました。
実はこの9年の卒業生たちも傾向が明確で、40以上の子は部活をしても国公立、35~39の子は部活動を兼ねると南山・名城が群を抜いて多いです。逆の見方をすると私たちは名古屋大学には一人も届きませんでした。部活をしながら旧帝大を目指す場合は43以上が必要かなあ、という感覚です。
良い人がいました。中日ドラゴンズの松田亘哲投手です。彼が教室に来てもらった時に車中で何となく成績について質問したんです。
「内申ってどれくらいでしたか?」「ああ、、まあほとんど5でした…」
あの反応は大抵45。そうではなくても44の反応でした。江南高校の定期テストでも5位を外したことが無いような話を皆の前でしてくれましたよね。究極の文武両道はこの水準が必要になるのだなと。
高校での文武両道は皆が想像するよりも険しい道です。そのためには中学までに勉強面で圧倒的な力を付け、短い時間でもしっかり学べるように訓練しておく必要があります。
逆に考えると、オール4に満たない場合は部活か勉強がどちらかに絞る。もしくは浪人を覚悟する等の戦略が必要になるケースが多くなるでしょう。
最後に、松田選手は今日もウエスタンの広島戦に投げて無失点!昨年は故障で試合に投げられませんでしたが、今年はここまで防御率2点台で頑張っています。さらなるご活躍を祈念しております!
夏期講習特別カリキュラム、英語復習特別講座は以下を参照ください。