四半世紀の時を越えて | ワンラン日記

ワンラン日記

愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
さらに、代表・犬童の「ラン日記」の二本立て。
2017年は記録足踏みも2018年こそ目指せサブ3!
BEST:10km…40:01 ハーフ…1:26:45 フル…3:10:55

2年ほど前に突然のLINEがありました。小中学校で同級生だったYさんからです。子どもの勉強や受験についての相談でした。

 

「4年生になったSくんの勉強をもう親として見ることができない。生まれつき数字が大好きで、独特の解き方や考え方をするし、途中の式とか全く書かずにいきなり答えを出してしまうこともある。私に質問をしてくることもあるんだけど『ママは答えを教えているだけで原理じゃないよね。答えは見れば分かるんだから、見ても分からないことを聞いているんだよ!』みたいなやり取りになる。国語はずっと集中して読書をしていて、口で反芻するから相当長い文章も暗唱できるようになる。反面、読み取りには関心が薄くて、自分が共感できない題材の文章題はハナから解かない。。凹凸が激しくて、でもあの子の持っている能力を開花させたいんだよね。そうなると私立中受験も気になって」

 

以来、ワン学習塾に通ってくれています。確かに凹凸が激しいです。滅茶苦茶進む回もあればテコでも動かない日もあります。新しいボードゲームが置いてある日はそればかりが気になります。鬼滅の技を100種くらい一息で叫び続けたときは驚きました。いつも難解な知能クイズのようなものを作成してきて私を悩ませます。そして算数は確かにすごい力を秘めています。

 

当初の面談の時に妹さんのAさんも付いてきて「私も通いたい!」と乗り気だったので、Sくんの半分通塾しています。彼女はしっかり者でお兄さんとは違ったタイプ。よくケンカもしますが、兄弟生では最もコミュニケーションを取ってくれます。

 

 

通い始めてしばらくした頃にさらに詳しい話をYさんがしてくれました。

 

「家庭の関係で青森から私の地元に戻ってきて、1年くらいはこちらの生活が潤滑に進むように色々と手配して、ちょっと落ち着いた時にSの凹凸が気になって、そして私立の方があの子に合っているんじゃないかと思って、どうしたらよいか分からなくなったから、市の教育委員会に行ったの。そしたら担当者が中学で私たちの学年主任や担任をしていたH先生!定年後に教育委員会に入っていたみたい。『おう、お前がこの街で子育てしているのかあ。感慨深いな』みたいな話になって。そしてSの相談をしたら『なるほどな』って、『そりゃ私立中に行くなら塾通いは必須だろうが、人間関係を考えると同じ小学校の子がいない方が良くないか?』ってすぐにこっちの気持ちを分かってくれて」

 

「『そういえばYは犬童と同級生だよな?』って聞かれたから「そうですよ!」と返したら、『あいつが岩倉で塾をやってるって噂を聞いている。というか連日ブログを書いてる。真面目に書いているがよく分からんことも書いている。確かにあいつは中学の時も社会の自由研究でオウム真理教について調べたり、ナリタブライアンについて異常に調べたり、おかしな所もあったwでもどうだ。一回連絡してみたら良いんじゃないか?何か親身になって面倒を見てくれるかもしれないぞ!』

 

「だから、連絡とってみたんだよ。長い時間を越えて人の縁だよね」

 

 

先日、父の介護の為に実家の私の部屋を掃除したことを書きました。写真やアルバム類も引き揚げてきたのですけど、中2の時の学級写真がありました。

 

 

前列右から4人目がYさん。左から2人目が私。そして左から5人目が学年主任のH先生。

何か写真を見た途端、わぁ~と思わず声が出てしまいました。

担任のM先生は若くして亡くなられたんですよね。

キャンプの出し物がセーラームーンで、私はセーラーマーズ役。

スカートは小さかったYさんから借りたものでした。

 

Sくんはいよいよ受験学年。彼の目標を支えていきます!いろいろなバトンがこの指導には関わっているのだから。

 

 

今後しばらく学生時代のエピソードを元にした話題が増えるような。それだけ写真の力は大きいですね。